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イカ・トートバッグ

商品番号tk010207
商品名

Ika-tote-bag/イカ・トートバッグ

価格

¥6,510(税込)

限定数

SOLD OUT

サイズ

トートバッグ:W295mm×H355mm
付属ペンケース:W185mm×H85mm
水性顔料マーカー「アクアテック・ツイン」12色セット(プラスチックケース入り):W133mm×H151mm×D44mm

素材

9号帆布 綿100%

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

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納期

1週間程度

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤースギウラ

なぜ「イカ」なのか?

まずはイカの生態から説明しますね。
イカの表皮ってじっくり見たことありますか?
それも新鮮な、可能ならば生きているイカで。
よく見ると小さな点々が表皮全体にあるんです。
そしてこの点々の中に存在する色素細胞の働きがすごいのです。

「イカの色素細胞は収縮したり弛緩したりしながら、体表の色や柄を変えて、擬態したり、シグナルを発信する機能をもっています。」
つまり、イカの表皮はコミュニケーション手段!
求愛行動も威嚇行動も体の色で示すそうです。
となると、よくイラストで描かれている白いイカは、イカが命絶えたあと色素細胞がゆるんで白くなっている姿で、まったくもってフレッシュじゃなかったという訳ですね...。

このトートバッグの作家の瀬戸さんは、ある日海辺で地引き網にかかってうちあげられたばかりのイカを見かけたそうです。
その時に点々が大きくなったり小さくなったり、とキラキラと変化していくのを見て、強い興味を抱いたとのこと。
キラキラ?
と聞くとなんか想像がつかないのですが、思っている以上にイカの色素細胞の収縮は速く、また色も鮮やかで、まさにキラキラという言葉がぴったりだったそう。(左のイカ表皮画像から想像してみてください!)

そこで瀬戸さんは、イカからインスピレーションを得て「自分だけのシグナル」を表現するテキスタイルを作ろうと思い立ちました。
試作を重ね、マーカーで白いドットを塗りつぶすというコンセプトに沿ったテキスタイルを考案し、そこからトートバッグが完成!

長くなってしまいましたが、ようやく答えにたどり着きました。そう、それが「イカ」トートバッグたる所以です。
イカから学んだ、まさにコミュニケーションするバッグの登場です。

A4サイズのノートならすっぽり収まります。付属のペンケースも実用的。

お届けするのはこのセット。12色のマーカーが付属します。

イカ表皮を接写。こんなにキレイだったとは!


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塗ってみました

本当はこのまま塗らなくても素敵なんですよね。
だから最初、塗るのにはちょっと勇気がいりました。
最初の点はおずおずと、だるまの目を入れるかのように。
二つ目からの点はもう後戻りができない、次第に自由になっていく自分が分かります。
途中思い切り良く塗りすぎて、「あっしまった」と後悔。
でもはみだしてもそこはがっしり受け止めて、無かったことにしてくれるドッド周りの黒地部分。
思っていたよりも大胆に塗れることが判明し、そこからはどんどん気楽に進行!楽しい!!

思えばこれって液晶ディスプレイの表示原理と同じなので、アナログな手法ながらもデジタルな表現をしているんだなーと。
例えば、具象物とか文字を描きたい場合は、他人から見て認識できる距離や解像度のことを自然と考えてしまう訳です。
こんなふうに手を動かし楽しみながらも、ちゃっかり脳みそも使ってしまうとは!
子供と遊びながら塗っても良いですね。そう、塗っていると自然にいろんな疑問や閃きがむくむくと湧いてくるのだから、美術教育の教材にも向いているのでは。

このドッド地のテキスタイルデザインは、配列やサイズに至るまで試行錯誤を繰り返し、現在の規則的に配列された直径3mmのドッドに落ち着いたそうです。
布の感触は、染色部分のしみこみ具合のせいか、平織のさらっとした感じというよりも、まるで起毛しているかのようなしっとりとした柔らかい風合い。
9号帆布はトラックの幌に使われるほど丈夫なので、厚みも充分です。さんざん塗った後に不安になってはっと見返したところ、まったく裏うつりしていませんでした。ほっ。


最初の点を入れる前。おずおず。

もう後戻りできない。

すっかり調子が乗ってきました。これ、楽しい!


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生き物から学ぶ

「生き物の形態には理由があり、それは生きていくために進化してきたものです。
わたしたちは、生き物はどうしてその形態なのかを考え、その意味をプロダクトに置き換えています。
そうしてできたプロダクトの形態は、かわいらしく、時にとぼけていても、きちんと意味があり、機能的であることを目指しています。」

これは瀬戸さんのデザインレーベル「seto」のHPにある言葉。
setoの作品にはすべてこの「生き物から学ぶ」信念が貫かれています。

setoは、瀬戸けいたさん、なおよさんのご夫婦ユニット。
設立から10年、最初は「九印」ブランドとして活動を開始、昨年名字である「seto」へ変更しました。
けいたさんが小さい頃から生物学に興味があったこと、なおよさんが裁縫が好きだったことから、自然と今のものづくりへと流れてきたそう。
生き物から学んだことを、ぐっと本質を捉えながら大胆な解釈をして、真摯なメッセージを込めて伝えてくれること。
setoの作品には、はっとさせられてしまう瞬間がたびたびあります。
気になった方はぜひHPをごらんください。
setoの揺るぎない目線から捉えた、ユーモラスで機知に富んだ世界が広がっています。

> seto


丈夫で質感のある9号帆布。塗った後でもまったく裏うつりしていません。

ドット地サンプル。白黒だけでもこんなにヴァリエーション豊富!

鎌倉にある週末オープンの直営店です。seto作品にたくさん出会えます。


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「?」マークの寺西化学工業

このトートバッグは「?」マークのマジックインキでおなじみの寺西化学工業との共同で進められたコラボレーションプロジェクトです。
ちょうど今から一年ほど前、瀬戸さんはこのアイデアと試作を持って大阪の寺西化学工業を訪れました。
そこで当時、新発売の水性顔料マーカー「アクアテック・ツイン」と出会います。

水性顔料マーカーと聞いて、油性マーカーじゃなくて大丈夫なの?って思っちゃいますよね。
なのでいろんなモノに試してみました。

結果、恐るべし、今のマーカー事情はこんなに進化しているんですね。
今まで水性なるものへ抱いていた思い込みがすっかり覆されました。
プラスチックや金属にまでも書けます!つるつるした表面の物質の場合は乾くまでは触ると剥げちゃいますが、数分後にはきちんと乾き剥げなくなります。
発色は油性マーカーより良いです。それにまったく裏うつりしない。あと臭いもない。
ちなみにこの12色マーカーは別で購入すると1890円する商品なので、セットだとお得です。
バッグ以外にもいろんなモノに使えそうです。

そして今回、このトートバッグは限定数での販売となります。
と言うのも、今年秋に寺西化学工業から商品化される企画があるからです。
密買東京からもまた販売のご案内ができると思いますが、デザインも布地も変更される予定です。
この「seto」ブランドタグが付くトートバッグは今回の販売のみ。お早めに!


2008年秋に開催された展示会にて。イラストレーターShu-Thang Grafixの作品。どこかでみたことある顔!

裏返すと起きているバージョン。さすが芸が細かいです。

こちらはザリガニワークスの作品、同じ布地とは思えない!