キミは誰だ？

彼らはやってきた

表情豊かすぎのキャラクタたち。
（文字もいますが．．．それもcharacterってことで！）
彼らは、みんな姉川さんのこれまでの作品から抜き出されて、ワッペンになった面々です。

刺繍を中心に、イラストから立体まで、色んな方法で表現されてきた作品。

ワッペンとして抜き出されたのはほんの一部で、こんなに濃いキャラクタたちがギューギューに詰め込まれたり、集められたりして、姉川さんの世界は表現されてます。

中でもひときわヴィヴィッドで蛍光色や原色が満載のキャラたちは、2010年の個展「理想論（砂糖多めにしておきました）」の作品から。

イラスト的に描かれた作品から抜き出された彼らは、イラストらしいパキッとした感じと、刺繍ならではの糸のゆらめき、そして姉川作品の特徴でもあるピロピロと飛び出す糸が組み合わさって、なんとも気になる存在です。

刺繍の作品から出てきたのは、家みたいな形（というか、家？）の2つと、人っぽい3人、それからホントに誰？という感じの不思議な存在感を放つ2体。個人的には、この2体かなり気になってます。

そして、いちばんワッペンらしい雰囲気なのが、数字とアルファベットのシリーズ。これは、デザインの仕事もしている姉川さんが以前手がけた文字や数字をモチーフにした仕事から。

このシリーズは他のより糸の盛り上がりもモコモコ多めで刺繍らしい感じ。手触り系の魅力も楽しめるシリーズです。

自分でお願いします

ちなみにこの商品、「WAPPEN」という名前がついているけど、アイロンで接着するような、いわゆるワッペンのタイプにはなっていません。

なにしろ、すごいモコモコになるまで、気合で刺繍された部分がたくさんあって、普通のアイロン接着のやつだけでは固定しきれない。中には、「X home」のように下地のフェルトが歪むぐらいまで刺繍されたのもあるほどです。

なので、ちょっと手間なんですが、周りを軽く縫って、留めてあげてもらえると嬉しいです。

形によっては、ピンを付けてちょっと大きいブローチみたいにするのもいいのかも？

ひと手間かかりますが、後からまた違うものに付け替えたりもできると思えば、縫う手間も損じゃないかもしれませんよ。

実は戦略？

姉川さんに登場してもらうのは、これで4回目。
あのすごい刺繍の人か！って思った人も多いかも。

これまで紹介したページには、商品だけじゃなくて姉川さんの作品も載せているので、是非見てみてください。

最初に作ってもらったTシャツは、ゾワーっと吹き出すような糸の表現も盛り込んでもらって、作品に独特の突き抜けた感じを出してもらいました。

その荒々しいほどの自由さに、身を任せるような感じ。
それが姉川さんの作品に触れる醍醐味かなと思っていたのですが．．．

今回、久しぶりに会って話を聞いて、ちょっと驚きました。
あの突き抜けた感じも、その時の世の中に対するアプローチとして最適と思われる表現を選んだ結果なのだと言うのです。

単なる暴走じゃなくて、戦略的突き抜け感？
そんな冷静さを裏に秘めた、プロの仕事だったとは．．．
さすがです！姉川プロ。

と、そんな姉川さんが最近考えてることとか、これからとか。
ちょっと話を聞いてみたんだけど．．．

でも長くなるから、また今度にしようかな？

今回のワッペンは固いこと抜きに、直感とノリで自由に楽しんでもらうのが面白いかなと思うのです。

それから、もっと「作品」的な大きくてすっごいワッペンもあるので、これまでの商品も合わせて見てもらえたら嬉しいです。

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