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本物のねぷた

商品番号tk023503
商品名

弘前ねぷたぽち袋

価格

大(お札) 2点セット:¥660(税込)
中(三つ折) 2点セット:¥550(税込)
小(小銭) 3点セット:¥462(税込)
大・中サイズの商品一覧はこちら。 
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限定数

各柄1点

サイズ

大(お札):W90mm×H170mm
中(三つ折):W70mm×H115mm
小(小銭):W40mm×H60mm
(閉じたときのサイズ)

素材

和紙

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

167円(メール便でポストへお届けの場合)
宅急便の場合はこちら >

納期

1週間程度

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーチバ

旅がはじまる

まさか。
そう思わずにはいられなかった、その出合い。

青森県の「弘前ねぷたまつり」。
そのねぷたから作られた小さなプロダクトが、このぽち袋です。

一目見て驚き、そして惹かれてしまったのは、鮮烈なその色彩と、躍動感あふれる模様。それは、祭りの「晴れ」の部分が見事に切り取られたような、鮮やかなプロダクトです。

映像や写真でしか見たことがなかった、ねぷたの姿。
夜の闇にぼんやりと光るその光景から想像していたのは、水彩画や水墨画のような風合いの、落ち着いた色の絵柄でした。

でも人の背丈の何倍もあるねぷたから、小さく切り出されたその欠片は、単に郷愁を誘う民芸のような和の絵柄ではなく、今を暮らすボクらの目にも新鮮に映る存在です。

「いつか行ってみたい...」かねての思いが、「今」に変わってしまったのはこの小さなプロダクトのせい。

この小さなぽち袋を手にしたボクが、ねぷたを訪ねたいという思いを抑えきれなかったように、この小さな袋を贈るとき、受け取る人もまた、まだ見ぬ土地での体験に思いを馳せることになるのでしょう。

そんな想像をめぐらせるのもまた楽しい。
小さいけれど、素敵な時間をくれるプロダクトです。

ポップでカラフルなぽち袋。
実は「弘前ねぷたまつり」のねぷたから作られているのです。
大きさは3種類。こちらは大サイズ。
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大と中のサイズはこんな感じ

こちらは中(三つ折)サイズ。その名の通り、お札を三つ折にして入れるサイズです

こちらも中(三つ折)サイズ

目の部分はねぷたでもかなり貴重です


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絵の手触り

手に取ってみると、和紙は想像していたよりも厚手で、しっとりとした質感をしています。

そして驚かされたのは、色彩の意外な鮮やかさだけでなく、切れ味鋭い輪郭で描かれたこの模様です。

色付いていない部分の和紙は、白いだけでなく半透明に光を通し、まるでそこだけ素材までもが違うよう。

実は、この部分は蝋を使って最初に描かれるそうです。
すると、ろうけつ染めの要領で、蝋がのった部分には色が染まらず残り、それがクリアな模様として現れます。

しっとりとした手触りも、この蝋によるもの。

反対に、色付けられた部分の和紙は、鮮烈なその色彩とは裏腹に繊細で水に弱く、祭りのときも雨などが当たらないよう大事に扱われるそうです。

染め上げた色は濡れると滲んでしまうので、ぽち袋を作るときには全体に防水加工を施しています。

それでも完全ではないそうなので、ご使用の際はちょっと注意してあげてください。


大サイズ、ずらり。
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こちらは、中サイズ

そしてミニミニサイズの小です

こちらは、小銭サイズになってます(中袋はなしです)


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眠るねぷた

さて、ムクムクと湧き出した興味が向かう先。
それはいったいどうやって、ねぷたの絵がこの素敵なプロダクトになったのか、というところ。

弘前ねぷたまつりに参加する団体は、80ほどもあるのだとか。
その絵は、絵師が描くものもあって、個展なども開かれているそうです。

ただしそうして保存されるのは全てではなく、残りの一部は灯篭流しのように河原で燃やされ、あとの多くが各家庭に配られるのだといいます。

そんなねぷたの絵は利用されることもなく、家の押入れの奥深くで眠っていることも少なくないそうで...

そこに目をつけて、ぽち袋として再び活かそうと考えたのが、「CASAICO(カサイコ)」。地元のクラフトやプロダクトを中心に、全国の作家の商品なども取り扱う、弘前のセレクトショップです。


色で染まっていない部分が、半透明なのが分かるでしょうか?

蝋がのっている部分は、手触りも違います

意外としっかり厚みのある和紙です

中は透けないように二重になっています


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筋金入り

祭りが行なわれる弘前にお店を構えるCASAICOは、葛西彩子さん・葛西将人さんご夫婦が運営をしています。

セレクトショップと、ギャラリー、そして漆の作家でもある彩子さんの工房が併設されている建物は、築30年の倉庫をご自身と仲間でリノベーションした空間。

そして、何を隠そう店長でもあるご主人の将人さんは、弘前の出身で、奥さんの彩子さんいわく「ねぷたまつりバカ」、なのだそうです。

将人さんは、ねぷたの団体で副代表を務め、毎年7月は仕事そっちのけでねぷたまつりの準備に励むというから、筋金入り。

とはいえ、県知事賞という栄誉ある賞も受賞したことがあるという、かなりの実力者でもあるようです。

そしてもちろん、このぽち袋に使われているねぷたの絵は、将人さんが所属する団体のねぷたから提供されているものが中心です。

通常のねぷたは、鉛筆で下書きをしてから描かれるのが一般的なのですが、将人さんの団体のねぷたは、下書きをせず直に蝋で描いていくものが多いのが特徴なのだということ。

下書きが残る絵の臨場感も、得がたいものがあるけれど、まるでテキスタイルのように鮮やかな、この絵の魅力は、一度手にしてもらう価値があると思います。

青森のねぶたと並び称される、弘前のねぷた。
実は青森のねぶたは、戦から帰った凱旋のお祭りで、賑やかな歓喜の表現なのに対して、弘前のねぷたは出陣のお祭りだという説もあるそうです。

だからどこか厳かで静かな、情緒あるお祭りなのだとか。

知れば知るほど心ひかれる、弘前ねぷたまつり。8月初旬の弘前へ、心がすでに旅立ってしまった方も多いのではないでしょうか。

贈る相手の心も、きっとそんな風にそわそわさせてしまうに違いない、この小さなぽち袋。きっと皆さんに喜んでもらえることと信じています。

 
そして、葛西さんのお店、CASAICOのホームページはこちら。弘前ねぷたまつりへ行かれる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

> CASAICO カサイコ ウェブサイト


弘前ねぷたまつりは、厳かで静かな、情緒あるお祭りです

ねぷたの絵が剥がされているところ

こんな風に切り取られて、ぽち袋が作られます

築30年の倉庫をリノベーションしたCASAICO。弘前に行かれた際は、ぜひお立ち寄りください