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ほしいを、つくる - 2016秋冬 -

商品番号tk029103
商品名

3min.

価格

生地
 壁:¥1,512/m
 街:¥2,160/m
 午前中:¥2,052/m
 バイク:¥1,728/m
 河原の石:¥1,728/m
型紙:¥1,080
キット:¥7,560
※生地は1枚¥1,620のカット代がかかります。(3min.を¥5,400以上のご注文の方は、無料とさせていただきます。)
※全て税込金額

限定数

SOLD OUT

サイズ

■生地の幅
壁、街:108cm
午前中:110cm
バイク:104cm
河原の石:106cm
 
■必要な生地のサイズ
直線仕立てのブラウス:108cm×190cm
直線仕立てのワンピース:108cm×250cm
直線仕立てのスカート:104cm×300cm
※型紙の服は全てフリーサイズ

素材

生地:綿100%

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

型紙のみの注文:¥164(DM便の場合)
型紙以外:全国一律¥500
(但し 北海道:¥1,200、沖縄:¥1,400)
※3min.を¥5,400(税込)以上のご注文の場合、3min.の送料を無料とさせていただきます。

納期

1週間程度

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーチバ

やっと出会えた

こんなのが、あったらいいのに...
そう思って探しても、「これ!」というものに出会えない。そんなことって、たまにあります。

そこにズバッと! いや、それ以上に。想像を超えるものが現れた、この驚きと喜び。そんなワクワクした気分で紹介するのが、この「3min.」(スリーミニッツ)です。

それは、自分で服を作るための型紙と生地のブランド。いろいろ探していましたが、やっとお薦めしたいものに出会えました。

まずなんといってもポイントは、これがファッションブランドspoken words project(スポークン ワーズ プロジェクト)の手によって生み出されたものだということ。

spoken words projectは、かなり前にある人から教えてもらい、それからずっと気になっていたブランド。いつか、なにか、どうにか、このサイトでも紹介できる機会がないかな、と思っていました。

手芸の世界からではなく、ファッションの世界から、こんな商品が出てきたこと、しかも気になっていたあのブランドが! これだけでも、テンション上がってしまいます。

そして、一般の人にも作りやすく、かつ着こなしやすいように考え抜かれたデザイン。さらに、生地だけでも、型紙だけでも買えるんです!

これは、まさに想像以上。ということで、今回はこの3min.を、じっくり紹介したいと思います。

直線仕立てのブラウス
(生地:午前中 A)

直線仕立てのスカート
(生地:バイク A)

直線仕立てのワンピース
(生地:河原の石 A)

直線仕立てのブラウス
(生地:壁 A)

直線仕立てのワンピース
(生地:街 C)


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手作りの、ぜいたく

3min.と聞いてお分かりの通り、ブランド名はあの有名番組「3分クッキング」をイメージしてます。

もちろん、その料理が3分では作れないように、3min.の服も3分で作れるわけではありません。

だけど、誰でも、気軽に、自分のお気に入りの服を、自分で作れる。そして、一度作ったらまた作りたいと思えるように。そんな商品を目指してデザインする気持ちが、そこに込められているのです。

何よりもこの3min.で素敵だと思うのは、「手作りの服が高級品になればいい」という、spoken words projectのデザイナー飛田正浩さんの思い。

ここでいう高級は、単なる値段の話ではもちろんなく、ちゃんと人の手や時間がかかっていて、作り手の思いが詰まっていることが、何より大事で素敵に感じられる、という価値観の話。

例えば、この3min.の服を作って大切な人にプレゼントすることを想像すれば、イメージが伝わりやすいかもしれません。

「着る」ということは、自分自身を表現すること。だから大事にしたいと思うけれど、それは意外と簡単じゃなかったりもします。その手掛かりをこんな形でもらえることも、とても素敵なことだと思うのです。


直線仕立てのスカート
(生地:街 A)
手縫いで作られているサンプル!

直線仕立てのブラウス
(生地:午前中 C)
こちらも手縫いで。しかも色々アレンジも加わってます。

直線仕立てのワンピース
(生地:壁 B)
余った生地でアレンジをするのも楽しそう。

こちらは、巾着バッグ
作り方は下のリンクで公開されているので、生地だけ買えば作れます。練習用としてもお薦め。
> 巾着バッグの作り方(PDF)


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原点は母の服

そんなブランド3min.の原点ともなるイメージは、子どもの頃に母親が作ってくれた服だったと語る、飛田さん。

服飾の勉強をしていたというお母さんは、いつも色々な服を作ってくれたそうで、針と糸が身近にある暮らしだった、と振り返ります。

特に印象に残っているのは、お出かけに着るよそ行きの服が、必ず手作りだったこと。まさに3min.への思いと重なります。

でも一方で、“誰にでも作れる”ものにしたいという点では、悩むことも多かったという飛田さん。

例えば、自分たちは大きな作業台を使っているけれど、家庭のテーブルで同じ作業ができるのか、とか、曲線はうまく切ることができるだろうか、とか。

作業の環境とレベルをイメージしながら、全ての人が楽しんで作れるように考えるのは、なかなか大変だったそうです。

だから、今回のパターンは全て名前に「直線仕立て」と付いていて、曲線を目立たない脇の部分だけに絞り、他は全て直線にしたデザインになっています。

ワンピースやブラウスから受ける、着物やゆかたにも通じる印象は、そんなところからきているのです。

そしてそれはシンプルな服の形にもつながっています。だから、飽きずに着られて、コーディネートもしやすい。それが今回のデザインの特徴です。


キット
直線仕立てのブラウス(生地:壁 A)を作るための、型紙と生地と縫い方の手引き(レシピ)が入ったボックスキット。箱は本のように飾っておきたくなる感じ。

パッケージも手芸らしからぬ、凛としたイメージ。気分が高まります。アートディレクションは長嶋りかこさん。

生地:河原の石
美しい河原をイメージしたデザイン。水彩絵の具で描かれた河原の石が、川面や水の音、揺れる日差しを表現しています。
起毛生地は、程よい厚みと張りがあり、洋服からバッグまで幅広く使えます。(画像クリックで拡大表示)

生地:バイク
バンダナをしたバイカーをイメージしたデザイン。揺らぎのある図形がかわいらしい雰囲気です。
「河原の石」と同じ起毛生地。(画像クリックで拡大表示)


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そしてテキスタイル!

そして、spoken words projectといえば、忘れてはいけないのが魅力的なテキスタイル。

その秘密は、デザインが生み出される現場にあります。

ブランドが拠点を構えているのは、大きな倉庫の建物。そこはオフィスというより、アトリエと呼ぶのがふさわしい空間です。

ここでは生地の試作から、ときには製品用の生地作りまでが行われるそうで。

それをできることが、自分たちの何よりの強みだと語る飛田さん。

実際に染めたり刷ったりしながら生まれるデザインは、画像や紙の上でデザインするのとは違い、質感を確認しながら作り出されます。その違いは大きいと力説する飛田さんの言葉も、このアトリエで聞くと説得力があります。

全て手作業で作り出されるデザインは、ときに失敗や偶然も味方に付けて、ここでしか生まれないものになるのだとか。

そんな生地の中からお気に入りを選んで、服を作れることが、この3min.の一番の魅力。生地は5種類×3色=15点から選べます。

型紙が3タイプで、合計45の組み合わせ! 自由に選んで楽しんでください。

縫う部分も極力少なくなるようにデザインされているので、ミシンがなければゆっくり手縫いで作ってもいいかもしれません。あるいは、ミシンのレンタルというのもあるようなので、それを利用するという手も。

テキスタイルのデザインと同じように、多少の失敗やアクシデントも、いい味付けになるはず。自分なりにアレンジをしてみたり、余った生地も使って楽しんでもらえたらうれしいです。

他のシーズンの3min.はこちら。
> ほしいを、つくる - 2017秋冬 -
> ほしいを、つくる - 2017春夏 -


生地:壁
味わい深く変色した壁の美しさを様々な質感で表現したデザイン。
薄手の起毛生地で、肌触りやわらか。軽やかなトップスやスカートに最適で、ギャザーを寄せたデザインとの相性も良い。(画像クリックで拡大表示)

生地:午前中
朝起きて、その外気を感じた時に見えているはずの風景をイメージしたデザイン。洗いざらしたような質感も毎日の生活=朝を表現しています。
薄手のコールテン生地は、しなやかさと、落ち感があり様々な形の洋服に馴染みます。(画像クリックで拡大表示)

生地:街
整然と区画整理された都会の喧噪を俯瞰したイメージのデザイン。
起毛生地で、しっかりとした厚みと張りがあり、ボトムス、コート、バッグに最適。(画像クリックで拡大表示)

渋い倉庫を利用しているspoken words projectのアトリエ。染めたり刷ったり、ここで生地が生み出されています。1階はアーティストがシェアをして使っていました。