MUSUBU
商品番号 | tk004902 |
商品名 | MUSUBU |
価格 | 0.5m×0.5m=0,25㎡で¥2,625(税込)より、¥10,500(税込)/㎡でサイズのオーダーを承ります。 |
限定数 | 販売終了 b> |
サイズ | |
素材 | 今城メリヤス衣類サンプル端材、山豊漁網ネット端材 |
支払方法 | 先払い |
送料 | |
納期 | |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | mikayama |
僕はロハスという言葉が嫌いです
※本商品は現在、材料入荷の目処が立たないため受注を行っておりません。
お題目ばかりが先に走っている気がするから。
もちろんあるキーワードが先にたってプロジェクトが推進していく現場を見たことがあります。そういうキーワードが一つの意志を作り出すことも知っている。
だけど、その言葉に踊らされ、結局その言葉の本意がなくなるような使い方をされている現実はあまり好きではないんですね。
別に、そういう言葉を使わなくてもただ単純に健康で楽しい生活を志向する、というのは極々当たり前のことだし、ステキなことのような気がします。
と、妙に固い入りではありますが、何が言いたいか。
「気楽にやろうよ。」
そういうことだったりします。
むすんでつくる
今回ご紹介するのはラグマットです。
名前は「MUSUBU」。デザインはレーベルクリエーターズの岩本勝也さん。
今城メリヤスさんが作っている衣類のサンプルと山豊漁網さんが作っている漁網ネット、それぞれの端材を利用して作られています。ちょっと語弊がありますね。作られていません。それぞれの素材がほぼそのままの状態で届きます。つまり、短冊状にカットした端材と注文したサイズのネットが。
そして、その届いた端材を自分でそのネットに結び付けていってもらいます。当然、時間がかかりますし、色の組み合わせのセンスが必要になるのですが。お任せです。
そうすると、この見た目も結構クセがあるラグが出来上がる、というわけです。
実は、この今城メリヤスさんの作る生地。薀蓄あります。
そもそもこの生地、とてもさわり心地がいいのですが、それは「吊り編み機」という日本に数十台しか残っていない編み機を使って作っているから。生産性は悪いのですが、細い糸で余計な力を掛けずにゆっくり編み上げるので、やわらかくて丈夫なメリヤス生地を編むことが出来ます。そしてこの生地の微妙な伸縮具合や厚み、色合いなどに今城メリヤスさんがまあ細かくこだわってモノ作りをするので、そのサンプルが端材として大量に残っていたそうなのです。
そんな生地を使って作るラグなので、本当に触り心地は最高。
このマットの企画をした熊谷さんのお勧めはとりあえず寝転がってみること。
想像してみましょう。
本当に柔らくて気持ちのいいTシャツをいっぱいに敷き詰めて、そこに寝転がる気持ちよさを。なんかそんな感じです。
モノをむすんでいく
さて、このラグマット。
実は情報だけ見たときにいわゆる「ロハス」な商品なのかなと、甘く見た部分がありました。なめてた、というか。ただ、商品を見るとなにかちょっと違うんですよね。そこにハッピーな匂いがする。(←このハッピーな匂い。僕、敏感です。)
よくよく調べていくと、すごくモノとして成立しているんですね。
よくあるパターンとして、買った人に全てが任される系の商品だと結局作るときに精度がだせずに想像していたのとは全然違うモノになってしまうこと、あります。要はコンセプトだけを売ってしまっている状態。あまりステキじゃない。
だけど、このラグマット。使っているのは衣類サンプルと漁網ネットの端材。あとは、全部買った人にお任せ。という状況にも関わらず、精度が出せるんですよ。難しいことがなにもない。ただ「MUSUBU」だけだから。
なんか、こういう力の抜けたデザイン。本当に好きです。
コッテリとした感じではなく、自分の存在を限りなく少なくしてコーディネートするというか。
そんなデザインを行うレーベルクリエーターズ。この商品を含めた「MATE-RE-INNO」(マテリアルリノベーションプロジェクト)。メッセージは「モノ作りをゴミ作りにしたくない」。
すごく共感できます。ゴミが生産され、捨てられていくモノがあふれているので。
まったく「ロハス」なんて言葉でまとめようと思わないのですが、こういう気持ちいいモノ、コトが世の中に生みだされていくと、いいですね。
【最後に前出の熊谷さんからの注意点】
注意点は、特にありません。
数人でつくる場合,色彩感覚においてけんかしないように、というぐらいでしょうか。 単純な作業の繰り返しで、完成時にはものすごい達成感と、かっこいい成果物を手に入れることが出来ます。 感覚としては、手編みマフラーを何人かで共同制作する感じです。
メンテナンスとして、メリヤス生地で、多少繊維くずが出るため週に1回、日干しされることをお勧めします。 また、布短冊は少し多めに届くので、過度に汚れた部分などあれば、ほどいて結び直してください。