石木さんの虫食い皿
石木さんはこのお皿を「虫食い皿」と呼んでいます。
もともと、虫に食われて穴のあいた葉っぱ、そこからチラチラ光る木漏れ日がゆらゆら揺れている姿がとても好きらしく、これを土で表現したいと思ったそうです。
そこで、まずお皿を葉っぱのようにかろやかに軽く薄くしていきました。そうすると、土の中に含まれている小石が出てくるので、それをアイスピックのようなものでポツポツくりぬいていたら、なんとなく虫に食われた葉っぱのようになってきて、「おっ。かわいいな。」と思い、焼いてみたそうです。