金魚が泳ぐ
「人間の改良により、生きた彫刻として生まれる金魚。」
金魚という生物の是非、を問うことは一切したくありません。
もしかしたら、エゴの産物であり
もしかしたら、そのエゴさえも飲み込む貪欲の塊であり
もしかしたら、唯一の純粋にきれいななにかである
そんな金魚のことを僕は大好きな訳ですが。
冒頭の文章は、そんな金魚を愛している、愛してやまず金魚養画場主という肩書きももつ深堀隆介さんの言葉です。
「養画」??
そう。
深堀さんは金魚をあらゆるものに描く絵師さん。
そして金魚養画場主とは「金魚に養われている画場の主」という意味なのです。