白くて小さな部屋の中。
すっと時が止まってしまったように、動かなくなった水。
こぼれ、揺らめき、垂れようとしたその瞬間の水たちの間を、止まった時間を確かめるように、ゆっくりと歩いていた時でした。
ふと目にとまった壁の作品に吸い寄せられて...
その作品と向かい合ったときに、ふっ...と。 ボクの中で少し世界が歪んだ気がしたのです。