ひとりと、いっさつ
世の中には、まだまだ知らない世界があるものです。
そして、知らない仕事も。
今回出会ったのは、「空想製本屋」という名前で仕事をしている本間あずささん。
「製本屋」。
それは、たまに目にする職業ですが、本間さんのやっている仕事は、ちょっと様子が違うようです。
誰かが読み、その人にとってかけがえのない一冊になった本。
その人の思いがたくさん詰まった、大切な一冊を「仕立て直す」。
それが「空想製本屋」の仕事。
それは、本と、その本を愛する人の間に生まれた物語を、新しい本として形にする仕事です。