カラフルA3バッグ
商品番号 | tk001500 |
商品名 | カラフルA3バッグ |
価格 | エナメルタイプ: ¥18,900(税込) レザーマットタイプ : ¥18,900(税込) レザーエンボスタイプ : ¥21,000(税込) |
サイズ | W490mm×H400mm |
素材 | 皮革 |
限定数 | 【エナメルタイプ】 ウグイス:4 チョコ:1 アカ:6 アクアブルー:SOLD OUT ピンク:SOLD OUT カラシ:2 グレー:SOLD OUT 【レザーマットタイプ】 クロ:SOLD OUT チョコ:1 【レザーエンボスタイプ】 クロ:5 チョコ:5 アカ:5 |
支払方法 | 振込(先払い) |
送料 | 一覧表をみる > |
納期 | 1週間程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 写真の色は実物と異なる場合があります。 皮革製品のため若干のキズ・シワはご容赦ください。 |
バイヤー | ヤナギサワ |
カラフルA3バッグ
本題はまず、図面の持ち運びだったんです。
半分「用が足せれば」という感覚で、当たり前のように定番の筒型ケースや角型ケースで持ち歩いていたりしませんか?そのなかで多少シンプルなモノを選択するくらいにとどまる感じ。少なくともわたしは、そうでした。
とはいえこんな話をあえて語ることもないまま、このバッグを見るまでは「図面ケースに疑問をもっても仕方がない」と無意識に最初からあきらめていたのかも、と思うのです。
でも、見つけてしまったからには、もう自分の気持ちをごまかせないというか。仲良くさせてもらっている方の手にこのバッグを見たある日、とにかく目がいってしまって。切り出してみたんです。「でしょー?」と言わんばかりに、こういうとき同じアイテムを必要とする者同士、わかち合える感じってありますよね。ありそうで、実はなかなかなくて、かっこよくって、無駄がなくて、いいよねって。
大人になったいま、身につけたり持ち歩いたりするモノひとつひとつが、自分なりにこだわりのあるモノ、納得できているモノに包まれている感じって、しみじみと気分がいいと思うんです。あきらめをひとつひとつクリアしていきたい、そんな期待に応えてくれるモノに出会えた偶然は、素直に喜ばしい。
それじゃあ紹介するよ、とデザインを手がけたスタジオ・ファンデーションズさんのところに伺ったのは数日後。ほかにも色があるらしい、とはなんとなく聞いていたものの、次々と出てきた予期せぬたくさんのカラフルな色たちに、心は小躍りで帰ってきたのでした。




エナメル?ピンク?
小躍りの理由、それは、たくさんの色と質感から選べるうれしさがプラスされていたこと。これが肝。
使い勝手のよさとデザインの好みが重なっただけで、かなりめでたしだったりするのですが、ベーシックなカラー2~3色におさまってしまうということが大いにありうるわけで。
いちばんにショックを受けたのはピンクでした。エナメルって?どピンクって?図面ケースとは無縁の世界に心沸き立ってしまって。
少し鮮烈な色で個性を炸裂させたい人にも、定番の黒や茶で落ち着きたい人にも、選択肢がたくさんあることがうれしすぎるのです。エナメル、マット、エンボス、と質感の違いからも選ぶこともできます。
発色のよいエナメルは鮮やかな色が美しく、確実に目を引くキュートさ。図面ケースでこんな色揃えってまずないと思います。甘すぎないピンクや超さわやかアクアブルーなど、どれもかなりおすすめ。
マットタイプは、使い込んでいった先の風合いの変化を楽しんだり、ビジネスシーンでの日常使いを想定すると、どうしても外せない定番。
エンボスタイプはキメ細やかな型押しが施され、ツルっとした触り心地と、大人の高級感があり、汚れや傷もいちばん目立ちにくそう。
誰しもひとつは、ハマリのいい自分色を見つけられそうじゃないですか?



図面のことはあえて忘れてみる
プレゼン資料、設計図面、デザイン画、大判の写真やアートブック、原稿用紙、契約書類‥‥。折りたたみたくない、丁寧に持ち運びたいA3までの様々なモノに、堅さをもった丈夫な革が両側から守ってくれるバッグ。まずこの機能が果たせてこそ。
外付けでない持ち手、切れ味のよい薄さ、アクセントにもなっているステッチ。このバッグから取り出されると、なんだかとっても大切なものに見えてきてしまう、そんな印象もあったのです。
色とりどりのバッグを見てからはもっとずっといろんなことを考えられるようになりました。
たとえそれがA4の書類であっても、「書類が入る」前提でバッグを探すと、(女性の場合はとくに!)くにゃっとしたやわらかバッグやお気に入りのバッグが選べないこと、ありますよね。ちょっと大ぶりだけど、書類はこのバッグを使うって決めてしまえば、自由気ままなダブルバッグ使いだってできてしまう。
はたまた思考を変えると、大きなバッグの中味が携帯とスケジュール帳のみ、というのもウラハラですてき。半分折りの新聞を持ち歩くためだけの専用バッグ、ぜいたくでいいなあ。毎日使うわけじゃなければ、外部プレゼン時の社内共用にひとつ、ってのもアリだな。あれやこれや、思いつきのまま。
出番をたくさん考えたくなる=普通にかっこいいバッグ、だからなんですね。手持ちのバッグと十分に並列に考えられる!
そうやって思いを巡らせてみると、この際、図面ケースってことは忘れていいのかもしれません。



ほどよく力のぬけたおふたり
いちばん必要なことは、もしかしたら、いちばん簡単なこと。潔くシンプルに。何もいらない。
こんな工夫、あんな親切、デザイン過多な実用品は、いつの間にか本質からかけ離れていくこともある。
リアルに使う人に求められるカタチ、それは実はごくごくシンプルなものだったりする。
反面、遊びの部分は人の心をくすぐるもので、今回で言えば色が質感が好みに応じて選べるように用意されている。しかも思い切った色まで!
そのバランス感覚の妙が、このバッグの最大の魅力。そんなふうに感じています。
制作されたスタジオ・ファンデーションズさんは、齊藤光さんと番場真司さんのおふたりが中心となり、設計デザインを仕事にされながら同時にプロダクト提案も続けられてきています。バッグのきっかけは、自分たちが日常的に使うもの。だからこそ、このカタチ。
メインに据えられている本業があって、その傍らでこそ生み出されるプロダクトは、肩に力入りすぎず、なんだかおふたりの風通しよい思考と余裕を反映しているように思えるのです(絶対忙しいはずなんですけど!)。
スタジオ・ファンデーションズさんのサイトはこちら
FOUNDATIONS
ステッチの色が部分的に異なる控えめなデザインがいいなあ、と静かに思い続けていたのですが、実はこれ、ファンデーションズさんの「F」をかたどっているんだとは。あとで聞いた話。
品のよい刻印とともに、唯一のチャーミングなアピールだったわけです。
手に入れたらきっと、持ち歩きたくなってしまう。ぶんぶん振り回しながら、気分よく闊歩してほしい!
街で見かけたらわたし、声をかけてしまいますけど。
※注意!写真では台形に写りこんでいますが、バッグは長方形です。


