つくしちゃんの弁当箱
商品番号 | tk001802 |
商品名 | つくしちゃんの弁当箱 |
価格 | ¥12,600(税込) |
サイズ | 一段目:W140mm×D96 mm×H47mm 二段目:W133mm×D90 mm×H35mm |
素材 | 杉(白木) |
限定数 | 5個 |
支払方法 | 振込(先払い) |
送料 | 一覧表をみる > |
納期 | 9月20日頃の予定 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 写真の色は実物と異なる場合があります。 |
バイヤー | mikayama |
子供と一緒に育てる弁当箱
ピクニックをするにはまだ残暑が厳しくはありますが、秋の行楽シーズンに備えてお弁当箱はどうでしょう?
といっても、ただの弁当箱じゃない。
お父さんが娘のために作ったお弁当箱。
悲しい話じゃないですよ。すごくハッピーな話です。
秋田の大館に柴田慶信商店という曲げわっぱの工房があります。そこの二代目の柴田昌正さん。お父さんです。そして、娘のつくしちゃん。この弁当箱の主人公。
そもそも曲げわっぱとは「曲げ」という工法で作られる「わっぱ」(弁当箱)だそうなのですが。その職人の昌正さんは娘に弁当箱を作ることにしました。
そこでちょっと問題が。子供は成長が早い。当然、成長するにつれてよく食べるようになる。本来は喜ばしいことなのですが、弁当箱を作る際には問題です。その時期にあわせて作ってしまうとすぐ小さくなってしまう。だけど、じゃあ大きいのを作りましょうでは、1年生の制服ではないですがとてもみっともない。でも、当然長く使ってほしい・・・。
そこで昌正さんは、ちょっとした工夫を。
少し小さめの弁当箱を二段重ねに。そして下の段を深ぶたとして、上の段にかぶせられる大きさに。
結果的に、できたのは一段でも二段でも使える弁当箱。
偶然なのか、意図したものか分かりませんが、二段にしたときは重ねている部分が節のように見えてつくしっぽい感じ。
でも、この弁当箱。杉の白木でできています。見た感じもすごく繊細。長く使えるのか、洗っても大丈夫なのか、すごく疑問で聞いてみたところ
「クレンザーとたわしなら洗えますよ。」
と、さらり。
クレンザーとたわし!?とまずびっくりしていたのですが、昌正さんが奥から5年間使った弁当箱を持ってきてくれてまたびっくり。
制作当初は白木が柔らかく、ふわっとした印象なのに、5年間使った弁当箱はその柔らかい部分が削れて、その分木目の部分が浮き出て、すこしたくましい。これはこれでなんかすごくいい感じ。
作られるまでのストーリーも、使われていく風景もなんかあったかい弁当箱です。ちなみに、白木の弁当箱ってお米の無駄な水分を吸ってくれて、冷めてもふっくら。(おひつと一緒)
当然、普通の弁当箱よりは手間がかかりますが、子供と一緒に育てていってもらえるとハッピーかな、って思っています。
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> 有限会社柴田慶信商店





