オデカケマエニ
商品番号 | tk002000 |
商品名 | オデカケマエニ |
価格 | ¥7,980(税込) |
サイズ | φ240mm ボタン穴24mm×30mm ネジ穴間100mm |
限定数 | 赤:4、黄:1 |
素材 | スチール |
支払方法 | 振込(先払い) |
送料 | 一覧表をみる > |
納期 | 1週間程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 写真の色は実物と異なる場合があります。 |
バイヤー | ヤナギサワ |
オデカケマエニ
そう、スイッチプレートなのです。
お出かけ前に、「玄関先にあったらかわいいよね」だけでは終わらない。
メロンのヘタのような、りんごのヘタのような。このスイッチプレートにはまず、引っかけやすいバーがついています。
カギや帽子、サングラスに傘に買物バッグ。日常的に持ち歩く軽量モノは全てここに。
マグネットを使って、メモやカードを貼り付けられるスチール製でもあり。マグネット付のクリップや小物入れがあれば、貼るだけでなく挟んだり突っ込んだり。工夫次第。
ポケットまわり、バッグの中身、なんだかいつも小物でジャラついている人、いますよね?忘れ物って多くありませんか?帰ってくるなり、部屋のほうぼうにいつの間にかバラまいてしまって。朝出かけるときには探し物、探し物。
家に着いた途端忘れてしまいそうな明日の大切なトピックスは、このあたりに集約するクセをつけてみる。我が家の掲示板?大きなキーホルダー?うまくいえないけれど、そんな存在。
ところでこのスイッチプレート、「ちょっと交換」っていうさりげなさは、、全くないですよね。
だって明らかに気付くでしょう?どんなにボンヤリした人でも、玄関のスイッチに触れるとき、こんなにもどでかくカラフルな円盤がある日突然壁付けされていたら。昨日までとは違う!って。
ズバリそれが狙い、です。大げさに言えば、改装や模様替えに匹敵するアピールを目指したものだから。



なぜ?賃貸住宅事情
さてなぜ賃貸住宅事情が題材に?
このスイッチプレートをデザインした南部さん。ご本人は設計を生業としているので、改装ノウハウもそこに向けるエネルギーもたっぷり。だから自分の家も気ままに徹底的にけっこういろいろ手を加えています。
そのジャンクっぷりたるや、昭和世代に響くテイスト。遊びに行くとそこらじゅうが楽しくて工夫に溢れ、やけに居心地もいい。で、聞いてみると賃貸住宅。なぜなら、自分で直せる自信と技術があるから。
とはいうものの、南部さんのまわりのクリエイターもそうかというと、意外やそんなことはない。最後責任をもつのは自分だから面倒にもなる、ビビりもする、いつまでいるかも定かじゃなし、「改装万歳!」なんて言ってられない。自分の色を適度に出しつつ、お行儀よく過ごす人も多いらしく。
確かに、不動産屋的に(不動産屋なワケですが)、つまらぬことを言ってしまえば、それが正しい姿。
だって賃貸なんだもん!腹くくらなきゃ、お金をかけても時間をかけても確かに無駄は多すぎる!
そんなワケで南部さんは考えたのです。自分以外の改装に飢えた人々に、気軽に部屋の雰囲気を変えられるすてきな道具はないものか。ちょっとの手間と工夫でパッと室内が華やぐ。そんな道具。
例えば家具で雰囲気を変えようといっても、大きなものは購入判断が鈍るし、賃貸ゆえ次の引越先に合うものかどうかもわからない。簡単に買っては捨ても気が重い。確かに悩ましい問題。



スマイル、が機能に
賃貸住宅事情をテーマにしようと、思い出しては考え、また寝かせて思い出し、閃いたのはスイッチプレート。
かといって普通のスイッチプレート交換では、創意工夫欲が満たされない、部屋へのインパクトも小さい。
みんなの笑顔を思い浮かべながらだったかどうか定かではありませんが(妄想)、気がつくと南部さん、くるくるとスマイルマークを描いていたそうです。
象徴的な大きな口は、試行錯誤の末、立体的に。引っかけバーとして活躍することになりました。目はそうですね、マグネットで入れてみることもできます。スイッチプレートらしからぬ大きさ、重量感、色、インパクト。
そして何よりこの円の中を、表現の場として遊んでみてほしいのです。使う人によって自分らしさが表れます。
絵画を飾るみたいに、例えば壁紙をかえることよりたやすく部屋の印象を変えられると思うのです。
玄関で最も活躍しそうですが、場所にとらわれずスイッチのあるところはどこでも遊べますよね。会議室の前、家族一人一人の個室、スイッチ+αの表現と機能を与える。そんな可能性を秘めています。



タイミング
今回の合計10点は、南部さんと相談のもと赤と黄で発注!1口タイプのみ。今回かぎりの限定色なので、次回は何色になるかわかりません。それもタイミング、お楽しみに。
写真のように一般標準的なスイッチであれば大丈夫ですが、ボタンのサイズが明らかに違ったり、ネジ穴の間隔にもいくつかタイプがあるので、スイッチカバーを外して事前に確認してみてください。ボタンの右手に空間がないと設置がむずかしいバランスです。
南部さんの家には、グレーの試作品が玄関にバッチリ設置されています。おもちゃ的なマグネットも含め、ワイガヤと同化して、スイッチが見分けにくいあたり面白かったです。部屋の中もいちいち気になる工夫ばかり。徐々に取材を進められればと計画中。お宝が出てきそうなにおいがプンプンしています。
南部さんは、アクリルのシャンデリアでもご紹介した俵藤さんと組んで、建築設計をメインに活動されています。
南部さんの活動はこちらから!
現代手工業乃党 | モノ作りの現場から
Delivery Works デリバリーワークス

