移動の可能性
商品番号 | tk016203 |
商品名 | 1950 Spartan Royal Mansion |
価格 | 1950 Spartan Royal Mansion: |
限定数 | 各1台 |
サイズ | 1950 Spartan Royal Mansion: |
素材 | |
支払方法 | 銀行振込 |
送料 | 別途(価格には輸送費用と設置費用を含みません。費用の例については本文を合わせてご確認ください。) |
納期 | 1ヶ月程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | チバ |
衝撃と妄想
目の前に現れた、この未来的造形。
映画や、雑誌、写真集で。
一度は目にした事のある金属の物体。
記憶の底に埋もれていた、この物体が目の前に現れるこの衝撃を、早く皆さんにも味わって欲しい。これは、本当にヤバイです。
この物体は、トレーラーハウス。
しかも、50年代から70年代までの、アンティークとも言うべき品々です。そして、アンティークと言えどもまだまだ現役。居住空間として立派に使うことができるのです。
しかも、内装までもが外観を裏切らないすごい造り。
建築や不動産に関わっているボクは、この物体に出会ったその瞬間、どこまでも膨らむ妄想と、そしてモノとしてのかっこよさと迫力に、クラクラと目眩がしてしまいました。
このかっこいい物体が手に入るのだ、という驚き。
それから、建物や土地と人生との関係を根底から覆すようなその可能性。
今もまだ、ちょっと興奮気味です。
1951 Royal Spartanette
これぞレトロフューチャーというモダンな幾何学形
1951 Royal Spartanette
室内はPLYWOODで作りこまれていて、レトロな雰囲気がたまりません
1951 Royal Spartanette
夢か妄想か?
こんなすごい物体に出会ってしまったら、それはもう事故としか言いようがなくて。
さて、どうしてしまおう?
そんな妄想がグルグルと回りだしたら、もう止まりません。
住んじゃうか!?
真っ先に脳裏をかすめるのは、やはりそれ。
こんなレトロフューチャーな、かっこいい造形物に住むことができるという、映画のような設定にも興奮しますが、土地や建物に人生を縛られたくないという欲求を満たしつつ、住むところは失わないという最低限の安心を得ることができたら、人生にはどんなストーリーが描けるのかと、想像は膨らむばかりです。
安定なきこの時代にも、後押しされる感じはあって。
以前紹介した「エアロハウス」のときにも書きましたが、やはり人生と建物の関係を考えた場合、どのタイミングに合わせて建物のサイズや場所を設定するか、これが一番のポイントです。
いや、いっそエアロハウスとの組み合わせというのも最強か... とも思えてきたり。
母屋はしっかり建てつつ、子供部屋など将来必要なくなる部分をトレーラーハウスで、というのも夢があります。
水やガスが必要なくて、電気だけならケーブル1本。下の方に写真を載せますが、まるで家電でもつなぐ感じで、簡単に接続が可能なのです。
さらに建築として扱われないようにすることで、法規的な自由度が上がったり、固定資産税などでも有利だったりということも。
あるいは、こんなトレーラーハウスを貸して大家さんになる。なんていうのも夢があります。
しかし。
どうやら、このトレーラーハウスの可能性は、住居に限定してしまう必要、全然ないのでは? という思いがフツフツと。
例えば、店舗。
カフェのように現れては消えていく業態は、こんな移動可能でかっこいい物体を利用しない手はないかもしれない、と思うのです。
つまり、店舗の所有と場所との関係が切り離されれば、そこにはかなりの可能性が広がりそうで。しかも見た目のインパクトもあって、看板効果も期待できます。
カフェ以外にも、バーや、物販なんかも全然あり。
それから、宿泊施設にするのも面白そう。
すでにキャンプ場では、トレーラーハウスを使っているところもあるみたいですが、泊まる所のないような山奥の秘境の集落や、海辺の小さな町の外れにこんなかっこいいトレーラーハウスで泊まれたら... まだまだ出会ったことのないような風景や体験が待っているような気がして、旅の可能性まで広がりそう。
あるいは、日々過ごす場所としては、でっかい倉庫や工場跡にこんなトレーラーハウスを放り込んで、作業場やオフィスとして使うのも、めちゃめちゃかっこ良くなりそう。
とか...
ほら。ちょっとした自由を手に入れるだけで、可能性はどこまでも広がっていきます。
もしくは、場所はなんとかするから、トレーラーハウスだけレンタルで借りたい! なんて人がいたら、ご一報を。
もう本当に惚れ込んじゃっているので、1台自分で持って貸し出してもいいかな? なんて、本気で思ったりしてますので...
1950 Spartan Royal Mansion
航空機メーカーだからこそできた、3次曲面のフォルムが最大の特徴
1950 Spartan Royal Mansion
室内も緩やかな曲面のPLYWOODに包まれるような感覚で良い雰囲気
1950 Spartan Royal Mansion
レアものずらり
さて、それでは今回紹介する4台を見ていきましょう。
まず、流線型を感じさせるゆったりした3次曲面が魅力的な「1950 Spartan Royal Mansion」。
魅力的なのは外だけではなく、内装も。
室内はレトロな雰囲気が好きな人にはたまらない、PLYWOOD(合板)の作り出す曲面で全て統一されています。
全体のフォルムに沿ってカーブしたPLYWOODの壁。さらに間仕切りや、備え付け家具のひとつひとつに至るまでが、滑らかなカーブで作られているのです。
まるで部屋全体が、ミッドセンチュリーの家具でできているかのような、こんな空間で過ごせるのが、この年代のトレーラーハウスの醍醐味かもしれません。
そして、古いトレーラーハウスの中でもオリジナルの状態がここまで残っているのは、レアなんだとか。
次に紹介するのが、上のSpartanの弟分にあたる、「1951 Royal Spartanette」。
こちらは、3次曲面で作られたSpartanとは対照的に、2次曲面のフォルムが特徴的ですが、よりモダンな印象で個人的にかなり好みです。
こちらも室内はSpartan同様に、PLYWOODで内装されたミッドセンチュリー仕様。使い込まれた感じはありますが、これが1951年から大切に使われてきたのかと思うと、本当に驚くばかり。そして、やはり雰囲気の良さはさすがです。
薪ストーブも付いていて、こちらもレトロな雰囲気の好きな方には、本当にたまらないと思います。
実は、上の2台を作ったのは、SpartanAircraft社というアメリカにあった航空機メーカー。航空機を作る技術を活かして作られたトレーラーハウスならではのこの近未来的な曲面のデザインは、同じトレーラーハウスの中でもかなり特徴的で、そしてかなり魅力的です。
さらに他のトレーラーハウスがアルミのボディーなのに対して、ジュラルミンで作られているのも、航空機メーカーのSpartanならでは。
さて、次は「1972 Streamline trailaer」です。
これは、今回紹介する中では唯一レストア用のトレーラー。
とは言え、内装はまだ残っていて、仕上げレベルで手を入れれば間仕切りなどはそのまま使える状態です。この状態をベースにして簡単に仕上げを整えてあげても良し、あるいは思い切ってスケルトンから内装をしても良いかもしれません。
せっかくレストア用なので、店舗などに改装してみるのもありですね。カフェなどは、かなり雰囲気が合いそうです。
最後は、「1973 Silver Streak Continental Rocket」。
このトレーラーの最大の特徴は、内装が真新しい状態になっていること。
元の所有者であるアメリカ人の青年がフルリニューアルした内装は、黒とシルバーで統一され、超アメリカンなテイストです。さすが本場。
オーディオなどにもこだわった作りで、設備も最新のものがずらり。アメリカンなテイストを好む方には、こちらを是非。
各トレーラーには、以下の装備が付いています。
【1950 Spartan Royal Mansion】
ソファーベッド(国産新品)、ダイニングテーブル(付属品)、ガスオーブンコンロ(オリジナル)、シャワールーム、簡易水栓用トイレ(未接続)
【1951 Royal Spartanette】
ソファーベッド(国産中古)、折りたたみダイニングテーブル(オリジナル)、ガスオーブンコンロ(オリジナル)、シャワールーム、洗面化粧台、簡易水栓トイレ、ダブルベッド、薪ストーブ
【1972 Streamline trailaer(レストア用)】
ガスオーブンコンロ(オリジナル)、シャワールーム、洗面化粧台、簡易水栓用トイレ、シングルベッド×2
【1973 Silver Streak Continental Rocket】
ソファー2脚(米国製)、脱着式ダイニングテーブル、ガスオーブンコンロ(未使用)、電子レンジ(未使用)、冷凍冷蔵庫、エスプレッソマシン(新品)、シャワールーム、洗面化粧台、簡易水栓トイレ、シングルベッド×2、ルーフクーラー、電気暖房機×2、CDプレーヤー、スピーカー×10
1973 Silver Streak Continental Rocket
71年のものとは思えない美しいボディの中には...
1973 Silver Streak Continental Rocket
完全に新しくレストアされた、アメリカンな空間があります
1973 Silver Streak Continental Rocket
いざ、購入!?
さて、すっかりトレーラーハウスの魅力にとりつかれてしまいましたが、では実際にこのかっこいい物体を手に入れたとして、どうすれば使えるのか?
当然、どこかに設置して使うことになります。
とにかくこのデザインが好きだから、普通に建物として使うという場合は、それもあり。
でも、上で少し触れましたが、トレーラーハウスは建物と車両との中間的な存在なので、土地に固定して使う場合には建物として法規に従って設置をする必要があります。
逆に、可動の状態で使う場合には、固定資産税などの点でメリットが得られたりするわけですが、それには「随時かつ任意に移動ができる」という要件を満たす必要があります。
なんだか難しそうですが、つまり建物じゃなくて車両なのだから、動かそうと思えばいつでも動かせるようにしておく必要がある、ということ。
でも、水道やガス、電気をつなぐのに、そんなことが可能なの?と思うところですよね。しかも、工具を使わずに着脱ができることが条件になるそうなのですが...
実は今回見せてもらって初めて知ったのですが、そのための器具が用意されているのです。なので、その器具さえ手に入れればあとは普通の工務店で設置ができます。
では、買った後の改装やメンテナンスなどはどうするのか?
これも気になるところですよね?
実は、この点についてはとてもシンプル。
トレーラーハウスとは言っても、ほぼ建築物と同じです。
自動車のように駆動部分がついている訳ではないので、タイヤ周りを除けば通常の建築と同じなのです。
むしろ、建物よりも隠れている部分が少ないので簡単。
だから普通の工務店や設備屋さんに頼めば、いつでもメンテナンスが可能なのです。
実際、今回のトレーラーを輸入しているのも、建築の設計と施工をしている会社で、7~8年前にボクらがとある建物を改装してカフェにするためにデザインをしたのが縁で知り合った方。
今回販売するトレーラーは全て神奈川県内で保管されていて、実物を見ることができるので、見ていただく際に分からない点などを説明してもらうことも可能です。ご安心を。
さて、実物を見て購入していただくと、今度は運搬と設置が必要になります。
費用は価格に含みませんが、目安としては運搬が100Km以内で15万円ぐらい。設置は目安が15万円ぐらいですが、路盤を改良する必要がある場合などはその分の費用が別途かかります。
運搬と設置に関しては、手配をお願いすることも可能なので、必要な場合にはご相談ください。
それから、設備に関しては寒冷地仕様になっていませんので、寒冷地で使う場合には別途対応が必要です。
ご購入は、いつものように購入ページからどうぞ!
とは言っても、クリックひとつで購入というわけではありませんので、実物を見ていただいてからご購入いただくことになります。
この価格のものをショッピングカートにというのは、ちょっと抵抗が...という方は、こちらからご連絡ください。(ご購入希望のトレーラーの名前をご記入ください。)
ご質問なども、こちらから。
今回紹介しているトレーラーは、アメリカで個人の方が所有していたものを輸入したものです。
実際、アメリカではかなりの数のトレーラーが売買されているそうですが、こういう状態の良いものは、やはりなかなか出てこないのだとか。
でも、逆に「店舗に使うので、内装がなくてもいいから、こんなのが欲しい!」などリクエストがあれば、良いものが出たときにお知らせもできると思います。上のお問い合わせフォームからご連絡いただければ。
もちろん気合の入った方であれば、自分で輸入することも可能だと思いますが、その場合には実物を見ずに、知らない人に数百万円を支払うことになるので、やはりかなりハードルが高いかもしれません。
さて、ボクらに色々な可能性をもたらしてくれそうなトレーラーハウス。素敵に活用されて、生き方や働き方がどんどん面白くなっていったら嬉しいです。
妄想をパンパンに膨らませて、これだ!と思ったらご連絡ください。
1972 Streamline trailaer
こちらはレストア用ですが、外装は大きな傷みもなくてまだまだ現役
1972 Streamline trailaer
室内は仕上げだけ変えても使えるぐらいの状態です
各タイプの見取り図
電源なら差し込むだけでOK