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記憶にない記録

商品番号tk016300
商品名

Hands and Feet

価格

¥1,575(税込)

限定数

販売終了

サイズ

W150mm×D100mm×H90mm (パッケージ)

素材

石膏粉・3Dジェルパウダー・塗料

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

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納期
備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーヤナギサワ

自分だった形

赤ちゃんの手足の形を残すキット

親目線でおすすめしたいというより‥
子にとって、一言説明で片付けるのが惜しまれる
過去からのたまらないプレゼント!

といっても、30年オーバーで間に合わなかった夢は
これからぐんぐん大きくなっていく子どもたちに
いつか届けてあげたい宝物です。

またしても、赤ちゃん業界に明るくない密買チームですが
生誕の記念になるモノやサービスの充実ぶりは
ちょっと調べてみただけでも、近頃すごいんだなあと感心。

けれども、何も知らぬままに出会ったこのキットは
一瞬で想像力に火がついて、断然ピンときたモノ。

写真、映像、音声、手形判・足形判、ファーストシューズ‥
親目線では語れないかわりに、大きくなった子ども代表として
いまだからこそ、ビビビっと。感情が揺さぶられました。

自分でありながら、自分では記憶にない、自分だった形

小さな爪、甲のえくぼ、お肉いっぱいムチムチの手首
赤ちゃん独特の、いやでも笑みがこぼれる形
どこかにいまの自分を感じられる要素はある?

思い出の美化でもなんでもなくて
過去の自分に直面し、ぎゅっと触れられる形の記録は
たくさんの驚きや発見に満ち溢れた世界。
こればっかりは、自分で懐かしいと思うことがないんです。

記念プレートやレリーフみたいに立派なものじゃなくて
もっとぶっきらぼうで図工的な感じも気に入りました。
家族が悪戦苦闘しながらつくってくれた時間を想像すると
なんだか微笑ましいし、そこからいまを見つめ直してみたり。

親目線では、常に飾って愛しみたいものである一方
思春期、人生に思い悩むとき、子どもが生まれたとき
大人になって初めて見る自分の形は、感動も一入
家族にしかできない、特別なプレゼントでもあります。

ゴロン。 無造作に置かれてしまうと
多少なりとも生々しい印象は否めないかわいいヤツ。
わたしだったら、あえていつものデスクに載せたまま
飾るでもしまうでもなく、ぼんやり眺め続けていきたいです。

まだ間に合う未来ある子どもたちに、予期せぬプレゼントを。
何十年がかりのサプライズは、いまからこっそり楽しみに!

おそらく正攻法の飾り方、ツルピカの完成度高し

こちらは親しみをおぼえる出来映え

小さな爪、甲のえくぼ、ムチムチの手首、親にとっては懐かしい記録

個人的にはむしろ、無造作にいつものデスクに


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出来映え、自分次第

大人になった自分へのプレゼントは
赤ちゃん時代の自分の協力の下、つくられます。
形同様、協力もきっと記憶に残らないので
サプライズが見事に成立するというわけです。

キットには、型取りから塗装までの道具一式が入り
パッケージが型取り用の箱に転用される仕組み。
キット1つで、この箱に入る片手か片足が1つつくれます。

イメージしやすいサイズは、洗剤の容器。
最長辺が15cmなので、1歳前後までの赤ちゃんが
適切なのでしょうか?判断は子育て中のプロにお任せ。
好奇心旺盛な大人の方は、残念ながら諦めてください。

さて、型取り実行。

説明書には「型取りは赤ちゃんが寝ている間に行って下さい」
と書いてありますが、今回は睡眠中の実行をあえなく断念。
案の定、赤ちゃんを思いっきり泣かせてしまいましたが
勉強になったことがいくつかあるので、紹介しておきます。

最重要課題は、赤ちゃんの協力!これ一本。
つまり、赤ちゃんだった自分のご機嫌次第ということ。

年齢や性質にもよると思うのですが
よくわからない物体の中に手足を入れられるのは
それはそれは、恐ろしい体験なんだと思います。

で、少しでもご機嫌よく楽しんでもらうため
冬場は特に、粉に入れる水を体温くらいに温めて
(お湯までいくと硬化に影響がありそうなので)
足湯のようにつかってもらうのがよさそうです。

粉に水をいれた瞬間から、時間は止められません!
赤ちゃんの楽な体勢や、お気に入りのおもちゃ
ふきとり用のタオルなど、必要と思えるものは全て揃えて
ご機嫌のよい瞬間にスタートさせてください。

しばらく、ゆるゆるで固まらないなーと思っていると
ある瞬間、フルーチェからババロア状態へと
一気に固まり始めるので、油断は禁物。
所要時間、10分はかからなかったと思います。

ババロアからプルプルと手足を抜いてしまえば一安心
ここからは大人だけの事情で、作業が進められます。
石膏を流し込んで、固まったら取り出して
必要あればバリを削って、乾燥させて塗装してハイ完成!
好きな色を買ってきて、塗るのもいいかもしれませんね。

一度体験してみると、コツが掴めるのですが
1回目は要領を得なかったり、赤ちゃんのご機嫌もあるので
失敗することもあると思います。実際、わたしも失敗しました。
ただ、コツを得たせいで、完成形へのイメージはばっちり
すぐにもリベンジしたくて、ムズムズしてくるものです。

そんな経験上、1回は失敗を見込んで(不吉?)
キットが2つ以上手元にあると、リラックスして臨めます。
つたない経験談を参考に、最初からめでたく成功すれば
両手・手足などセットをつくれるので、無駄はないはずです。
一発勝負のプレッシャーに弱い人、図工好きな人はぜひ!

「娘がぐれたときに、見せてあげよう」
今回協力してくれたお父さんがしきりにそう言ってくれました。

物心ついて、初めて見せられたとき
彼女のなかにどんな思いが巡るのか
心模様をちょっとだけのぞかせてほしいです。


型取りから塗装までのセット、パッケージの箱に手か足を入れます

粉に水を入れた瞬間から試合スタート、準備万端で臨みましょう

赤ちゃんの協力が最重要課題!

多少の不出来、泣かれちゃった思い出、それもまたよし!