Eyoi yoi lamp

その名は、「eyoi yoi」

一目見て、虜になってしまうような、かわいらしいこの照明。オーストラリアのメルボルンに住んでいるアーティストのMarc Pascalさんが作っている作品です。

風が揺らす木の葉や、蝶が舞う様子、太陽が作るまだらな影など身近な自然の情景からインスピレーションを得てこのEyoi yoi は作られたそうです。

蝶々の１つ１つに至るまで、全てMarc Pascalさんが作るこの作品。蝶々の部分は、ポリカーボーネートの板でできていて、独自の方法で染色して色をつけているので、色数は常に増え続けています。そしてマットなものや光沢のある色など、表情も様々です。

そうして作られた蝶々は、まるでフラワーアレンジメントをするように、針金の先に付けられ、中央のゴムのリングに差し込まれていきます。

全てオーダーメイドで作るので、色の配合や、色調などを指定すれば、世界に一つだけのオリジナルな照明を作ることができます。

写真にあるようなカラフルなものや、いっそもっとカラフルに。あるいは色を絞ってあげるとすごくシンプルなイメージになって、面白くまとまりそう。例えば、白と緑系だけとか。

さらに、写真は少ないのですが、ペンダントライトの他に、フロアスタンドとテーブルランプもあります。日本の家庭では天井がそんなに高くないので、フロアスタンドなどが向いているかもしれません。

風が吹いたりすると、蝶々もひらひらと舞って、蝶々の作る影も天井や壁、床をザワザワと揺らします。見た目のかわいさだけでなくて、自然を身近に楽しむことができるのも、この作品の大きな魅力ですね。

※eyoi yoi(φ1,200mm)がこちらの店舗で使われています。
　店名：ファミリア自由が丘店
　電話番号：03-3717-6667
　営業時間：10：00～19：00（不定休）
　住所：目黒区自由が丘1-7-15
　お近くの方は是非ご覧ください。

Marc Pascalさん

Marc Pascalさんはメルボルン郊外に家族４人と暮らす、オーストラリアを代表するアーティストの一人だそうです。特に照明とセラミックを使った作品が有名だとか。

彼の創りだす作品は、大自然からのインスピレーションを受けたものが多くて、どれもが温かみのあるエモーショナルな魅力がある一方で、革新的なデザインと新しい素材を取り入れているのも特徴です。そしてクオリティーの高さでも定評があるそうです。

とは言え、三田くんいわく、パーティー好きのオモロいおっちゃん、というMarc Pascalさん。初めて三田くんと会ったのも、砂漠の真ん中で開かれたパーティーだったそうです。

普段の生活も、すごくオーガニックで、野菜を育てながら築100年以上の家に３人の家族と住んでいるそう。とても温かい人なのは、この作品から伝わってくる通り。そんな素敵な人だそうです。

Marc Pascal
1959年オーストラリア生まれ。
The Victorian College of ArtsでFine Art を学び
1994年Royal Melbourne Institute of Technology（RMIT）でIndustrial designの学位を取得。
２年間、Schiavello にて照明器具のデザインに携わりながら、1994年から2001年までRMITの商業デザイン科及び応用デザイン科で非常勤講師を務める。
2001年自身のデザインレーベル、Ｍ２プロダクツを設立。
シカゴ・ソウル・東京・ミラノなど積極的に海外の展示会にも参加。