ずっと使える紙皿
商品番号 | tk003502 |
商品名 | 石木さんの紙皿 |
価格 | 石木さんの紙皿:¥2,160(税込) |
限定数 | 石木さんの紙皿:2枚 |
サイズ | 石木さんの紙皿:φ約85mm×H約7mm |
素材 | 磁器 |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | |
納期 | 1週間程度 |
備考 | この商品は商品ごとにサイズが若干異なります |
バイヤー | mikayama |
石木さんってね
こんなことを言うと石木さんに本当に怒られそうですが・・・。
石木さんは天然です。
だけど、ちょっとした毒を持っています。
うーん。
こう書いてみると、なんだかすごい悪女のようなイメージですが、そういうことではないのです。めちゃくちゃ雰囲気のいい人なのですが、なにかこういう人となりが作品に宿っている気がするんです。
そう。今回ご紹介する「紙皿」にも前回ご紹介した「虫食い皿」にも。
誰がなんと言おうと、石木さん自身が否定しようと、僕はそう思っています。
いい感じにへたった紙皿
裏もしっかり紙皿
かなり小振りです
ピーナッツは立ちます
「際」を切り取る
そもそも、僕がなんでこんなに石木さんの作品が好きか?
多分、それは儚さを感じられるような「際」の一瞬を切り取っているからだと思うんですね。
どういうことか?
例えば、前回ご紹介した「虫食い皿」。
生き生きした葉っぱからもれる木漏れ日がきれいだと思えること。
分かります。
そこに毛虫が取り付いている姿がかわいい。
分かります。
だけど、虫に食べられてしまった葉っぱからもれるきらきらした光がきれい。
これは、実は聞き方によってはこわいことだと思うのです。
生態系とかっていう言葉を抜きにして考えると、葉っぱが葉っぱの役目をまっとうすることなく食料となってしまう「際」の姿を切り取り、そこからきらきらともれる光をきれいだと言っているわけですから。
ただ、そこに美しさは絶対にあるとも思っています。
昔、テレビで見た動物番組。
肉食動物に追いかけられる草食動物。
その走る姿の美しさ。
似ていると思うんです。
(2016.3.28追記)
「フランスの紙皿」入荷しました!
文字通りフランスで買ってきた紙皿を時期に映しこんだものです。微妙にデザイン違います。笑
こちらは大きい紙皿
裏側には「紙」の刻印が入っています
大きいのと小さいの
フランスの紙皿も入荷しました!
紙皿が美しい瞬間
今回ご紹介する「紙皿」も似た性格をもっています。
キーワードはへたっていること。
石木さんはこのお皿を作る際、実際の同じサイズの紙皿を使用します。
まず板状の土を用意して、そこに実際の紙皿で型押ししてこの模様を出しているんです。もちろん、その板状の土はまだ焼く前なので少し湿っています。そのため、紙皿も水分を少し吸ってへたり、結果としてそこに型押しされる模様もちょっとへたった紙皿っぽくなります。
と、そこまでは見ていただけば分かるのですがその紙皿の一生という視点で考えてみると。
例えばバーベキューで使うとき、焼肉のたれを入れたりするじゃないですか。そして、当たり前なのですが素材が紙なのでへたる。そしてへたった結果、紙皿が皿としての機能を失ったとき、その一生が終わるわけです。
焼肉のたれを使って、滲みだらけになってへたった紙皿が美しいかはさておき、その姿というのは役目をまっとうして一生を終える「際」なわけです。
そして、生来の感覚として「際」の姿をきれいだと思うはずなのです。
と、妙に複雑に考えてしまったりしましたが、多分石木さんはこんなに理屈っぽくなく、本当にかわいいから、きれいだから、自然にその姿を切り取っているんだと思うんですね。ただ、石木さんの琴線というのが考えようによっては意外に毒を感じられるところで振れる、ということだと思うのです。
そして、その全く邪気のない毒が僕は好きだったりするのです。
ちょっと天然、石木さん
明日の予定はしっかりメモ
紙皿にのっかったさくらんぼ
おいしかったなぁ。。