各種袋
商品番号 | tk007000 |
商品名 | ビニール袋・紙袋・クッション |
価格 | ビニール袋: 大 ¥5,040(税込) 中 ¥3,675(税込) |
限定数 | 販売終了 |
サイズ | 各種(大):W520mm×H350mm(マチ150mm) |
素材 | ビニール袋:ポリプロピレン・ポリエステル・ナイロン(ラミネーション加工) |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | 各種(大): 一覧表をみる > |
納期 | 約1週間 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます |
バイヤー | ヤナギサワ |
振り回されてみる
さわやかにまっとうに基本形トートバッグ。
「この形には実は秘密があってね‥」とは始めません。
だって、王道とは基本形とはきっと、
みんなが使いやすいからこそ定着したデザイン。
名前がやけに潔いのです。
「ビニール袋」に「紙袋」って!
これじゃあ全く違う袋をイメージされちゃいそうですが
あなどれないほどに誠実さあふれるネーミング。
名前が象徴するように素材ありきの各種袋は
同じ形を介して別々の素材に向き合い、知る感じ。
使い始めから素材のもつ個性を意識させられっぱなし。
もっとも汎用性の高いツールを使って
もっともシンプルな形を選び提案する。
だからこそ素材が引き立つ。
ひとつのパターンで複数の素材を扱う。
だからこそ個性の違いがよくわかる。
抑える・控えるの効果。簡単なようでいて意外とむつかしいことであろう現実を、いろいろなモノを見ては感じる場面が多いので、余計にこのシンプルさがうれしい。わかっていてもついつい色気を出したくなるのが、よくも悪くもデザインサイドの性かもしれないから。
物持ちも、肌なじみも、お手入れも、使う場面も、
何もかも素材に振り回されてしまえ!そんなバッグ。
ビニール袋
ビニール袋って、コンビニ袋?
スーパーでロール状に回る半透明袋?
商品パッケージに使われるキラリとした透明袋?
考えてみれば多種多様で、何と何が含まれていれば「ビニール」と言えるのか定かではないけれど。ビニール袋とひとくくりに言い切ってしまうには、このバッグもかなり個性的な面々。
青と白のビニール素材はとても近い質感。
どちらもずいぶんとハリが強い。一般的なビニールをイメージしているともしかしたら痛い目(?)に合うかもしれません。
形状維持と耐久性をモットーに「自分、中の荷物を守るのが仕事ですから」と言い出しそうな不器用さ。そのツヤ感から想像するに雨も汚れもサッと一拭き、弱さを決して見せない頼りがいのある存在感は、くらっときてもおかしくはない!凹凸として現れる目の細かさには違いがあって、ブルーが粗めホワイトが細かめ。ブルーはこう見えて袋の中が真っ白です。
ナチュラル。これは土手に積まれている土のうのビニール袋をイメージしてもらうとわかりやすい。ピンとした形状を維持しながら、青・白に比べればいくらかやわらかさがあります。感触はザラザラ、シャリシャリ、そして若干のケバ立ち。ピクニックシートを厚く厚く丈夫にしたような質感。ステッチのアクセントも効いています。
グレーは、手肌に馴染む湿度感がどこかしらゴムっぽく、気持ちいい。なかを空っぽにして置いてみると、ひょっとしたら倒れそうな、手提げ部分がじんわり垂れてきそうな、軽さとやわらかさがあります。ツヤ消しマットな質感に、臨機応変な形状変化は、控えめながら人見知りをしない社交家タイプのよう。
性格のいろいろはビニールも人も同じ?
第一印象も違えば、時間をかけても変化があったりなかったり。柔軟だったり頑なだったり。そんな発見が出てくると、ガサゴソした肌なじみの違和感すら楽しめるよううな気がします。
素材は全て工業廃材。工事現場や土木現場、自衛隊の演習など、ハードな場面に登場しては活躍めざましいツワモノ揃い。
どこかで見覚えのあるような印象は、なるほどそういうことか。
地べたに、砂浜に、芝生の上に、どんな場所でも丈夫で元気よく活躍する姿が目に浮かぶのと同時に、世の中で使われない素材になったとき、必然的にお目見えしなくなるはかない存在でもあります。
(中)は毎日決まったモノを持ち歩くのにちょうどよさそうな女性的サイズ、(大)は突然荷物が増えても対処できそうな万能サイズです。
紙袋、そして布袋、あるいはクッション
そして続く、紙と布。
一般的な紙袋はそれこそ1回、よくても2~3回使われて捨てられちゃったりする運命にある。この紙袋がいいなって思ったのは、バッグとしての一生懸命さと現実的に耐久性がある点。とてもじゃないけど簡単には捨てられない、ゆえにへこたれるまで使い回したくなる!
素材は未晒紙(みざらし)というそうで、聞き慣れているのはクラフト紙。防水性や防汚性をもたせるために蝋(ロウ)引き加工を施しているから、普通の紙袋よりはいくぶん長持ちするし、ロウ独特のツヤも、傷や折り目が白い足跡となる特徴も、風合いの魅力アップに一役買っています。市場の魚屋さんなどで魚をゴソっと入れてくれるあの袋!あれがまさに同じ素材です。
パーティーで渡すおみやげ、プレゼントの包装、採れたて野菜のおすそわけ、ぴったりな出番はそれこそいくつも思い当たる。この手づくり感とあたたかみは何より気が利いているし、受け取った相手が再び使ってくれそうな期待、これがやっぱりうれしい。
現状、紙袋だけに与えられた(小)サイズは、キャンディーが一袋分くらい入りそうなコロンとしたサイズ。その小さな世界に、(中)と同じつくりで折りや重ねが入っているものだから、紙ぎっしり愛たっぷり密度の濃さはピカイチです。
締めは、アイデアに笑顔がほころんだ布袋。
だって!クッションカバーがバッグでもあるってどおですか?
クッション本体を抜き取れば、ふんわりバッグが登場しちゃう。
枕が変わると眠れないという人が、このクッションを枕として気に入ってくれたらそれこそもう‥旅の道連れバッグ確定なわけで。
くしゃくしゃっとした布は、洋服づくりに欠かせない仮縫い用のシーチング生地。ザブザブ洗いたくなるような、お日様のにおいがしてきそうな、寝具に劣らないほっこりな空気感。
車に載せておいても重宝。公園でのお昼寝やピクニックにも連れて歩きたいくらい。どこでもすぐ寝ちゃう人には小ぶりな(中)サイズの日常携帯をおすすめします。
シンプルだからこそ素材にとことん向き合えるバッグシリーズ。
ビニール、紙、布にとどまらず、今後も思いがけぬ素材が飛び出てくることを期待しています。