オバケタオル
商品番号 | tk007203 |
商品名 | オバケタオル |
価格 | オバケタオル(L):¥7,875(税込) |
限定数 | なし |
サイズ | オバケタオル(L):720mm×1540mm |
素材 | 綿100% |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | 一覧表をみる |
納期 | オバケタオル:5点まで2週間程度、6点目から2ヶ月程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | チバ |
かわいいオバケ
温かいふとんの中で、トロリとまどろむひと時。
夢とうつつの間を行ったりきたりしているうちに、風に揺れるカーテンがオバケに見えて、「こわいっ」と頭までふとんにもぐり込み、いつの間にかまた夢の世界へ。
そんな小さかった頃の、ふんわりした思い出を呼び起こさせてくれるような、優しい遊び心の詰まったこの商品、その名もオバケタオルです。
クリっと開いた真ん丸の目、ペロリと飛び出たかわいいベロ。
いたずらなちびっこオバケが、部屋中を飛び回ります。
思えば子供の頃、白いシーツを被ってオバケごっこをしたものです。まさか、こんなオバケごっこ用のタオルと出会うなんて、想像もしなかったけど。
Lサイズの大きなタオルは、バスタオルのサイズなので、子供が被るとそのままオバケに大変身。小さい子供は意外とお風呂に入りたがらないものだけれど、こんな楽しみがあれば、お風呂に入るのもきっと楽しんでくれるはず。
小さいSサイズはフェイスタオルの大きさです。こちらは被るのにはちょっと小さいので、普通にタオルとして使う用です。タオル掛けに白いシンプルなタオルが、と思いきや、ペロリと舌を出すかわいいオバケとご対面。ちょっと和んでしまいますね。
タオルもすごい!
とてもかわいいオバケタオル。
でも、見て遊んで楽しむだけじゃないんです。
だってタオルですから。何よりも大事なのは肌触り。
このオバケタオル、実際に触ってもらえないのが本当に残念なぐらい、ふわっふわの触り心地。このふわっふわについてデザイナーさんに聞いてみると、ニヤリ。不敵な笑みを浮かべてます。これは、かなり自信がありそう。
タオルと言えば、やっぱり今治。
ですよね?
そんなタオルの名産地、今治の中でも、ここは!と信頼を寄せるパイルメーカーにこのタオルを作ってもらっているそうです。小さい工場だけど、毎日タオルと一緒に寝るぐらい、こだわりをもって仕事をしている人のところだそうで。
このタオルに出会うために、今治中を探し回り、タオル美術館やら名産品のお店やら、色々見て回った中で、やっと出会ったこのタオル。
何がすごいって、まず材料がすごいらしい。
オバケタオルに使われている綿は、別名シルクコットンとも言われている高級綿花を100%使った綿だそうです。それは、中国の天山山脈からの雪解け水を通した地下水路を利用して栽培されている綿花から作られていて、この水によってできる綿花は、雪の様に真っ白で独特のぬめり感があるのだとか。
そして、この高級綿花を、完熟を待ってからひとつずつ丁寧に手で摘みとる。だから、この肌触りの柔らかさがでるのです。そして、この風合いは何年たっても変わらず、ふわっとして立ち上がりがいいのです。
でも、高級なのは分かったけど、普通の綿と何が違うのか?
実は普通の綿は、まだ熟す前の綿花を手摘みではなくて、機械で摘みます。機械で摘むために、邪魔になる葉っぱを、まずは枯葉剤で枯らせる。だけど、この枯葉剤で綿花は空洞がつぶれてしまうので、今度は薬を使って無理やりに膨らませる。そんな風にして普通の綿は作られているそうです。
だけど、無理やり膨らませても、洗っていくうちに綿はまた元のようにつぶれてしまう。だから使ううちに肌触りが悪くなってしまうんですね。
さらに、この高級綿花を使って作られる糸にもこだわります。
肌触りの良いタオルにするために、使う糸はタオルとしてはかなり細い糸にしていて、しかもほとんど撚(よ)りをかけないで使っています。
さらに、その糸を絶妙なバランスで織り上げた結果、軽さとボリュームが出て、このふわっふわが出来上がるのです。しかも、吸水性がかなり高いので触れただけでも水分を吸い取ります。
洗うほどに風合いが良くなるこのタオル。
かわいいだけでなく、子供に優しいオバケなのです。
writtenafterwards
こんなかわいいプロダクトを作ってしまった人たち。それは、writtenafterwardsという人たちで、実はファッションのブランドです。
このオバケタオルも、2008年春の「collection #02」の中で発表された作品の一つ。
“homesick -ホームシック- ”をテーマにしたこのコレクションでは、家のあたたかみを感じさせる象徴【ふとん】と、寒い冬の日に、ふとんから出たくなくなる、あのまどろみの幸せを、タオル地のパジャマなど、柔らかな着こごちや手触りの世界で表現していました。
その名も、パジャマポルテ。
writtenafterwardsの作り出す世界は、情緒豊かで、ストーリーのある、そしてちょっとかわいらしい世界。
ファッションの世界のこと、全然知識ないですが、どうもwrittenafterwardsが作ろうとしているのは、普通のファッションのように、毎年毎年、季節ごとに新しく生み出される流行や、それによって作られ消費されていく商品の世界とは、全く違う方向を向いているようです。
もちろんファッションのブランドとして、季節ごとに新しい作品を発表していきながらも、でも服だけでなく、今回のオバケタオルのようなプロダクトを作ったり、服であっても定番として長く残っていくようなものを作ることなど、ただ流れていくファッションの世界とは違った、もう少し豊かな世界を夢見て活動をしているような気がします。
地球儀レース
もう一つ、writtenafterwardsの作品の中で、すごい!とビックリした作品を。
それが、この地球儀レース。
2007年に発表された「collection #01」のコンセプト自体でもあるような、この作品。「_before running away from home」と題されたコレクションは小さな女の子が家出を決心するところからはじまる物語を元に作られました。
家出した女の子が手にしたのがこの地図。昔の言い伝えである、世界を支える3匹の象がいて、その下で象を亀が支え、亀はとぐろを巻く蛇の上に乗っているという話。その続きが描かれているのがこの地図です。
実はその蛇の下にも、まだまだ動物が続いていて...
その動物たちは大きな本の上で支えあっています。
そんな壮大にして、かわいらしいストーリがレースで表現されていますが、このレースを作るのも、また壮絶な苦労があったようです。
普通、レースを作るときには、ある程度のパターンを決めてその繰り返しを使って作っていくそうです。そして、レースの模様を記録するのには、なんと今でもパンチカードが使われているそうです。
紙にパンチ穴を開けて記録をしていくので、一つのパターンを記録するだけでも、ものすごい長さになってしまうそうですが、この地図、良く見ると繰り返しがほとんどありません...
模様を記録するのにも、そして機械で編んでいくのにも、膨大な時間を要して、このレースは作られています。
大人になる前の、世界が夢と冒険にあふれていた、あの頃の気持ちが地図という結晶になったような、繊細で美しいレース。
暮らしの中でそっと使われていたら、何気ない日常も少し変わる気がしますね。