再考・組替
商品番号 | tk013802 |
商品名 | OOURIDASHIリュック |
価格 | OOURIDASHIリュック: ¥25,920(税込) |
限定数 | - |
サイズ | OOURIDASHIリュック: |
素材 | OOURIDASHIリュック:ポリエステル |
支払方法 | 先払い |
送料 | |
納期 | OOURIDASHIリュック: 2個までは納期1週間、その後制作のため2ヶ月お時間をいただきます。 |
備考 | 本商品は濡れると色落ちする可能性があります。 |
バイヤー | mikayama |
答え!
答えは大売出しののぼりの生地です!
「大売出し!」って行書っぽい書体で書かれているアレです。
あれ?
まだ分からない??
左の写真見れば分かりますかね。
そう!これです。笑
分かります??
答えは下の・・・
大売出し!!
具体的な回答
ある日、密買東京でお馴染みの山田遊さんに誘われてファッションショーに行くことになりました。「tiny dinosaur(タイニーダイナソー)」です。
東京ミッドタウンで行われたショーなのですが、とても格好よくて。
でも、変な話。
なんで密買東京の僕を呼んだのか、よく分からなかったんですね。ご存知の通り、密買東京ってちょっと変でしょ。なのに単純にかっこいいファッションショーだったんです。。
普通のセレクトショップの人とか百貨店の人を呼ぶのだったら分かるのですが、僕を呼ぶこと無いじゃないかと思い、なんかピンとこない顔をしていたら。
上記の山田さんがニヤッと笑いながら言ったんです。
「tiny dinosaurはジワジワくるから。」
「ジワジワくるから」って言われて、ジワジワ来ないと負けた気になりません?
僕はなります。笑
後日、tiny dinosaurの工藤さんにショー後の展示会がありますから来ませんか?と誘ってもらったので行ってみました。
この工藤さんがとてもいい人で。
たくさんのお客さんがいらっしゃっていたのに、脇についてくれたんですね。でも、僕はファッションの業界の人じゃないから、正直何を聞いていいのか分からない。。周りでは、形とか数量とかロットとか専門的なことを聞いていたりするのですが、何とも分からないんです。
なので、あるニットを手にとって「この柄、何の柄ですか?」って聞いたんです。
なんとも間の抜けた話ですが。。
そしたら、前出の工藤さんから「松の枝を顕微鏡で拡大していくと、こういう模様が見えるんです。」との回答が。
??
何を言っているんだろう?この人は。
自分の中のファッションデザイナーの人って、こういうのイメージしてとか、こういうメッセージを込めてとか、何らか抽象的な回答を返す人たちのイメージだったのですが。
すごい具体的なんですね。回答が。
そうなるといろいろと聞いてみたくなるじゃないですか。
これは何ですか??
この柄何ですか??
全部、答えがあるんです。すごく具体的な。
その中で、以前のコレクションなんですけど多分好きじゃないかな、と言いながら持ってきてくれたのがこのリュックなどの「大売出し」シリーズだったんです。
OOURIDASHIドレス: ¥23,100(税込)
すごく立体的な作り方がされています
裏側でシルクのベルトでしばります
The Worthy Dust
この「大売出し」シリーズは実は07/08の秋冬。tiny dinosaurの初めてのコレクションでした。そのときのテーマが「The Worthy Dust(価値あるゴミ)」。
コレクションのコンセプトが下記。
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「大売り出し」の旗を素材に形成されたドレスは、多くの人々が普段から目にする様子から少し姿を変え人間の欲求の変化を「自分自身」を含め、楽しむ意味合いも込められています。
街角に立てられた大売り出しの旗を所有したいと思われる方はそう多くはないと思いますがアナグラムのように入れ替えられた文字は、大売り出しの「旗」としての印象をそのままにまったく異なる価値を持ち、消費者のもとへと届けられました。
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ほぼ3年前にも関わらず新しい。
そのためか、このコレクションは今なおtiny dinosaurの代表するコレクションとして世界を巡回していて、秋にはロンドンのミュージアムに収蔵されることも決定しています。
もちろんこのコレクションは代表作なのですが、tiny dinosaurの作品のモチーフは身の回りにあるものの再考や組替ということがすごく多いです。実際にコレクション前になるとデザイナーの山本尚美さんはなんか実験みたいなことを始めます。
クーピー(昔あったクレヨンみたいなやつ)の削りかすを集めてみたり、タバコの空き箱をビリビリと破り始めてみたり、ストローで色がついた水をブクブクやり始めたり。実は今、例にあげたもの全てで、表れたいろいろな模様を加工して新たなパターンとして蘇らせています。
例えばクーピーの削りかすを集めたものを写真に撮影して、それをデジタル加工して生地の模様として使ったり。という具合です。
もちろんファッションって、ある種のメッセージを発するものだし、そのメッセージは夢に似た儚くも確固としたものであるべきだと思うのですが。
なんかこうやって身の回りのものからスタートしてもらえると、すごく近寄りやすいというか。個人的には気分がいいんですよね。なんか楽しい。
ただ、どうしても一つ一つの作品のストーリーはなかなか説明しづらいし、ファッションってそもそもは見た感じなど直感で判断されるべきもののような気がするので。3年前に生み出されたものなんだけど、このタイミングで紹介させていただきます。
もちろん出会ってしまったからというのもあるんだけどね。
OOURIDASHIベスト: ¥14,700(税込)
すごくシンプルなかたち
裏側は「大」の字!
大売出し!
上記にもありますが、このコレクション「大売出し」のシリーズはドレスも作られています。というより、こちらがメインです。
ただ、僕がドレスは着れないし。よく分からないので。写真を見て判断してください。(完全にお店の人失格です。笑)
で、リュック!
こちらは大売出しの記事を使ってBULLETというアウトドアブランドで制作してもらっているものです。なので、裁縫とか構造はバッチリ!
ただね。何とも致し方ない部分ではあるのですが。。。。
当然、防水ではありません。というか、雨に弱いです。色落ちする可能性があるし、すぐにへたるし。雨に本当に弱いです。(使い込まれた「大売出し」ののぼりを想像してください。)
いや、このアンバランスな感じがすごい受けてしまい、扱うことになったりもしたので。正直に告白しておきます。
あ。そうだ!
実は上記に紹介した柄物以外にもtiny dinosaurの作品は面白い小物がいっぱいです。
興味ある方いらっしゃいましたら、ぜひ下記のwebチェックしてみてください。帽子とかベルトとかリングとか。なんか独特のクセがあって良いですよ。
> tiny dinosaur
あと、最近新宿のタカシマヤにもお店ができたのでそちらにも機会あったらぜひ!リュックの実物は売れてなければ触れますので。あ、買うのは密買東京で!
どうぞ宜しくお願いいたします。
しょってみるととても普通?
前から見ると単なる赤いリュック
当たり前ですがすごくしっかりしたリュックです