戦略的0円の話
商品番号 | tk016403 |
商品名 | フリーペーパーセット |
価格 | ¥0(税込) |
限定数 | - |
サイズ | |
素材 | |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | ¥370(税込) |
納期 | 1週間程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | チバ |
専門店あらわる
「Only Free Paper」
そんな名前のお店がオープンしたのが、2ヶ月ほど前のこと。
フリーペーパー専門店。
思わず目を疑う、その画期的な業態の店舗は、本当に存在します。しかも、原宿のキャットストリートに面した1階の路面に。
フリーペーパー好きが高じて開いてしまったというこのお店。
ここには毎日全国から大量のフリーペーパーが届き、早いものは1日で、たいていは数日もあればその姿を消すといいます。
名前の通り、ここで扱われているのはフリーペーパーだけ。色もサイズも紙質も、とりどりな大量の紙面に共通して踊る「take free」の文字。
フリーペーパーなので、もちろん0円。
つまりどんなに回転しようと、その売り上げも...?
そのセンセーショナルな存在をメディアが放っておくはずもなく、オープン以来取材の依頼が絶えず舞い込み、ウワサがウワサを呼んで、店を訪れる人はあとを絶ちません。
しかし、その謎めいた存在の秘密はさておき、これだけの量とバラエティーのフリーペーパーが集まったこの場の存在は、ボクらフリーペーパー大好き人間にとっては、まるで夢のよう。
今回は、この「Only Free Paper」を立ち上げた石崎孝多さんにご協力いただいて、密買東京のお客さんにもフリーペーパーをお届けします。
もちろん、フリーペーパーなので密買東京でも、0円。
ということで、まだご存じなかった方は、まずOnly Free Paperのホームページからご確認を。
気の効いたセレクトショップのような店内
レジっぽいカウンターがありますが、0円です
ベンチもあって、ゆっくり読むこともできます
今日も人が集まり始めます
毎月お届けします
こんなすごいスペースを作られてしまった負け惜しみじゃないんです。ないんですが、実は前から密買東京でも商品に同封して、色んなフリーペーパーを配れたらいいのにな、と思っていたんです。
書いてみて、やっぱり負け惜しみにしか見えないですが。
だから、今回石崎さんに協力をしてもらえて、本当に嬉しいです。なんと言っても、Only Free Paperに全国から集まった大量のフリーペーパーの中から、密買東京のお客さん向けに、と選んでくれた楽しいフリーペーパーをお届けできるこの幸せ。
今回は3冊を1セットにしてのお届けです。
内容は、届くまでお楽しみ。
それから、1点お願いが。
半分悪ノリ気味で0円にしてますが、やっぱ冷静に考えると売上は0円。なので、必ず他の商品とセットでのご注文をお願いしますね。
くれぐれも単品でのご注文はご遠慮を。
それにしても、フリーペーパーってやっぱり楽しい。
すでに何回もOnly Free Paperに足を運んでいますが、行くたび見たことのないフリーペーパーとの出会いがあります。それは新しい表現との出会いでもあって。
商業的な雑誌とは違った、表現に対するこの貪欲な感じ、荒削りな感じはフリーペーパーならでは。と思えば有名なクリエイターが手がけているものがあったりもして。
ちなみにボクは最近本を読む気があまりしなくて、定期購読してる雑誌もないけど、毎号楽しみにしてるフリーペーパーはいくつかあります。
店の奥には、持ち出し不可のライブラリーも
石崎さんが集めた貴重なフリーペーパーの数々
お、ボクも持ってるやつがあります
0円のヒミツ、0円のチカラ
走り出したOnly Free Paper。
いきなりかなりの猛ダッシュで疾走中。
ではいったいどんな仕組みで成り立っているのか?
気になります。
どこかの企業のPR?とか、印刷関係の会社がやってるの?とか、どっかのやんちゃなデザイン会社が実験的に?とか。
裏に何があるんだろう? と色々想像してみたけど、どれもこれも違うみたい。
というか、裏はまだありません。
少なくともこれを書いている2ヶ月目の今の時点では。
0円というのは、広告なんです。
と石崎さんは言います。
0円で配ったその先に、何倍にもなって返ってくるものを作り出すことができるんだと。だからフリーペーパーは成り立つんだと。
そんな0円のチカラ。
それはすでに実証済みで、Only Free Paperはすごい数の新しい人の流れをあっという間に作り出してしまいました。
あとは、それをどうお金に換えて、仕事にするか。
そんなやり方は、インターネット的とも言えるのかもしれません。もちろん、簡単ではないはずですが、まだ見ぬ鉱脈が眠っているかも。
だから、新しいプロモーションの形を探している方、探して欲しい方、Only Free Paperに相談に行ってみると良いかもしれません。
すでに、大きな会社からも声が掛かって、企画やコンサルを、なんて話も出始めているようです。
それから、Only Free Paperに頼んで色々なフリーペーパーへの広告掲載を相談してみるのも良いかもしれません。フリーペーパーに戦略的な広告を打ってみる。なんかマス向けではできない、面白いプロモーションが考えられそうな気がします。
そして、Only Free Paperの店舗自体もレンタルスペースとしての運営を始めています。なにしろ、場所と雰囲気の良さは折り紙つき。
ボクも近所なので、ちょいちょい顔を出して、これからも観察を続けたいと思います。
みなさんも、是非足を運んでみてください。
密買セットのセレクトが始まりました
「これとか密買東京っぽいですよねー」
できたみたいです
レンタルスペースとしてもご利用ください