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まさかの巻きもの

商品番号tk018500
商品名

ジッパーブレスレット

価格

¥18,700(税込)

限定数

サイズ

XXS : 23コマ(178mm前後)
XS : 24コマ(184mm前後)
S : 25コマ(190mm前後)
M : 26コマ(196mm前後)
L : 27コマ(202mm前後)
XL : 28コマ(208mm前後)
XXL : 29コマ(214mm前後)

素材

合金(ジッパー)・真鍮(留め具)

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

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納期

1ヶ月程度(受注制作)

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーヤナギサワ

ジッパーを、巻く?

ごつごつと無骨なジッパーは、くるり
カガリさんの腕に巻かれていました。

「なにそれ!かっこいい!!」

目の端に映った気になる物体を見たくて
「?」の顔を尻目に、一直線に食いつきます。

手にとってみると、どこかで見覚えのあるジッパー。
カガリユウスケ最新コレクション「100年の壁」で
新たな試みとして、カバンに使用されたアイツです。

まさか、ブレスレットの展開があったとは!

聞けば、同時に発表されていたというのだから
完全に見落としていた自分を、恨みました。

いまごろー?!ってな突っ込みや笑いにくじけず
出遅れて紹介のお許しをもらった、新宿の夜‥。
でも、恥ずかしさ以上のそそる収穫に、にんまり。


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古きをたずね新しきを

ゴツゴツ、ブラブラ、カチャカチャ、ジジジ

感触を確かめるようにあちこちいじり回していると
こんな音が聞こえてくるブレスレット。

アクセサリーとしての魅力も感じつつ
目が離せなかったのは、剥き出しの構造美!
ボルトやナットだってそう、静かで力強い佇まいと
構造=外観の無駄なく潔い形には、どうもやられっぱなしで。

とりわけこのクラシックジッパーは、無骨さ極まりない!
「鷹の爪が食い込む如く噛み合う」という表現そのまま
爪を始めとするエレメントの1つ1つががっしりと大きくて
噛み合うことに一生懸命な形をとり、迫力を感じさせます。

無骨なその理由は、クラシックジッパーという名の通り
現在のジッパーの原型となったモデルの復刻版として
1905年当時の製法や形状が忠実に再現されたものだからこそ。

ガツンゴツンと男らしく、荒削りで不器用な様は
今日まで進化を遂げ洗練される前の無骨さそのもの。
見ることのなかった100年前の現実を目の前にして
スマートで抜け目ない現代のジッパーと比べると
その歴史に、ひととき思いを馳せてしまうほどです。

最新のコレクション「100年の壁」で
カガリさんは、同じく100年の時間を感じられる
クラシックジッパーの使用を心に決めました。

その構造的な面白さを、カバンの部品だけではなく
どうにかして装飾品に落とし込めないだろうか?
考えた末に生まれたのが、このブレスレットです。

> 長い旅 - 100年の壁 -

何かに取り付けられたそれでは気付けなかった
単体で完結するカタチ、直接身にまとうという発想。
より一層原形に近付いたのに、新鮮でうれしい違和感!

まさか、ジッパーを腕に巻くことになるとは‥
そんなこと考えてもみなかった数秒前の感覚には
もうどうやっても戻りようがありません。



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ここにも、経年変化

ジッパーをブレスレットに落とし込むには
円形につなぎ止めるフックと受けが必要。
いままで存在しなかったものともなれば
こればっかりはオリジナルをつくるしかありません。

クラシックな雰囲気を台無しにもしかねない部分だけに
デザインにこだわり、素材に真鍮を選んだカガリさん。
鋳型の原形を作った彫金師の友人はかなり苦労されたそうで
完成品はさすが、後付け感のないぴったりの組み合わせ。

ジッパーとオリジナルパーツを揃えたところで
コツコツと手作業に入るのも、カガリさん本人。
注文に応じてひとつひとつ作っていくので
サイズも融通がきき、幅広い希望に合わせられます。

そして、忘れてはならない伝言がひとつ!
初期モデルを忠実に再現しているため
クラシックジッパーは開閉の動きにすごくクセがあります。

現代のジッパーに慣れきってしまっているので
軽快に動かないと焦りますが、そこは完全に慣れとコツの世界。
不器用さに愛着を持ちながら、気長に付き合ってもらえれば。

早速クセに慣れようと、開け閉めの特訓をしていると
だいぶコツがわかってきて、同時に、気付いたことが2つ。
ジッパー全開にして2連のラインもかっこいいぞ、ってことと
いじり回していると金属特有のあのにおいがするぞ、ってこと。

においのワケを探ってみると、さらに新しい発見が!
このジッパー、カガリさんが一貫してテーマに掲げる
「経年変化」を楽しめるようなんです。

実は、エレメントにあえてメッキを施さず
縫い付けられたデニムや皮と一緒に経年変化を起こさせて
徐々にヴィンテージ感を生み出すという、他にはない狙い。
金属剥き出しとくれば、コインのような独特のにおいにも納得
そのかわりに、使い込みの楽しさが提供されるってわけです。

装着時は、受けの折り返しが深めにとられているため
フックは首を大きめに曲げて引っ掛けることになり
両端を一旦ぐぐっと引き寄せ、重ね合わせる余裕が必要です。
(ジッパーを1コマ分開けておくとフックが曲げやすいです)
ご注文の際は、少し余裕をみたサイズをおすすめします。


※サイズについて

記載した寸法は、ブレスレットの円周目安です。
手首囲の目安寸法ではありませんので、ご注意ください。
一概には言えませんが、目安としては
XXS-Sが女性サイズ、S-Lが男性サイズ
XL-XXLが大きめの男性サイズ、のイメージです。


密買東京で紹介しているカガリさんの作品は、こちらから。

> 都市型迷彩2017
> 発光する壁
> 壁をまとう
> 導かれた立体
> リペア魂 × Dr. カガリ
> 外壁を携えて
> このバック繊細かつ獰猛につき
> 視覚交換作戦
> 外壁を携えて - 100年の壁 -


WALDES Classic Zipper ジッパーの歴史を感じます

オリジナルでつくった金具、受けにはカガリマークが

ジッパーとの相性もバッチリ

いい感じの存在感