モクセイダーズ 現る
商品番号 | tk020603 |
商品名 | MOKUSEIDERZ |
価格 | RIP、NULL:¥2,200(税込) |
限定数 | - |
サイズ | W65mm×D18mm×H110mm |
素材 | 木、バネ、接着剤 |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | ¥550(沖縄・離島は¥1,620) |
納期 | 1週間程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | チバ |
小さな戦士たち
そうだったのか!
そんな驚きが重なって、この戦士たちにすっかりハマってしまった、というわけです。
木製のヒーロー「MOKUSEIDERZ(モクセイダーズ)」。
しかし、隠さずに言ってしまえば、最初に写真を見てから、実物を見るまで、このモクセイダーズにここまでハマるとは思っていなかったのです。
実物のモクセイダーズに出会った瞬間、まず驚いたのは、その大きさ。というか小ささ。
写真で見て想像したのは、昔懐かしい「超合金」的なサイズ感。しかし、実物はその1/5か1/3ぐらいの手のひらサイズだったのです。
この小ささと、そこに込められた加工の精巧さは、衝撃的。
ドイツのおもちゃショーに出品して、海外の人たちにかなり驚かれたというのも納得の、入魂の細工が施されています。
そして、このモクセイダーズ。
実は、音楽に関係した、あるものを再利用して作られているのです。
それが、驚きその3でした。
精巧なる木製の戦士たち。
精密なので、写真だと大きさを間違えますが、実物は手のひらサイズ。この小ささは衝撃でした。
2015年にモデルチェンジ。3体になりました。
3体のサイズの違いはこんな感じ。それぞれにタイプも全く違います。
決まる快感
何よりも。
このモクセイダーズにハマった一番の理由、そして一番の驚きは、この関節です。
決まる、決まる!
どんなポーズもピタッと決まるこの感覚は、まさに快感。
木で作られた、この小さな戦士たちの関節は、わずか5、6ミリ程度です。
その関節が、自由自在に変形し、思ったようにポーズを付けられるだけでも、目を見張るものがありますが、付けたそのポーズでピタリと止まる、この気持ち良さは、自分で触れて確かめてもらうほかありません。
そして、一度動かし始めると、無表情だったモクセイダーズが、急に活き活きと、表情豊かに見えてきて、あれこれポーズを変えてみたり、できたポーズの凛々しさに思わず悦に入ってしまったり。
子供の頃に遊んだあの気分で、いつしかすっかり夢中です。
ピタリ、ピタリと決まるので、コマ撮りムービーでも撮ってみようかと、思わず意気込んでしまったり。
おもちゃには全然詳しくないですが、どうなんでしょう?
これって他でもあるのでしょうか?
ちょっとした発明に触れたような気分です。
RIP
3体の中で一番ポーズも付けやすくて楽しめるので、お薦めです。
自作を推奨
この小さな戦士たち、モクセイダーズの生みの親は、北海道に拠点を構える「RINKUL」の鈴木鵬生氏。
かつてはNC工作機械を使って、タンクローリーや金型などの製作に関わっていたという鈴木氏は、その技術を木工に転用。工作機械まで自作して、木を加工しています。
鈴木氏は、幼い頃から市販のおもちゃを切り刻んで関節を「フル可動」にしたり、紙でフル可動ロボットなどを製作していたといいます。
そして、その遊びの現時点での結晶が、この小さくて精巧な戦士たち、モクセイダーズなのだそうです。
機械によって削りだされる、モクセイダーズのパーツ。
その機械の操作は、障害者の人たちの手で行なわれています。
以前は組み立てキットの販売と、完成品の販売をしていましたが、障害者の人たちが組み立てていたこともあり、数が作れないため、今では組み立てキットのみを販売しています。
でも実は、組み立てキットは完成品よりお薦め。それにはふたつの理由があります。
まずは精緻な加工を施されたパーツをめでながら、組み上がる喜びと、カスタマイズする楽しみを味わえるということ。
全て木で作られているモクセイダーズは、削ったままの素地の状態。塗装するなどカスタマイズして、自分だけのモクセイダーズを作ることが可能です。
そしてふたつめ。モクセイダーズは繊細な木のパーツで作られているので、遊ぶうちにいつか壊れる日がやってくるかもしれません。
でもそんなときは、接着剤や木材を使って修理することができる、あるいはそれを機にパーツをカスタマイズするのも楽しいかもしれない。その日のために、この小さな体がどんな構造になっているのか、自分の手と目で確かめておくのは、きっと重要なことだと思うのです。
NULL
ガッシリ、ドッシリ、重厚なデザイン。
JOHN
小粒なモデル。組み立て部分の少ないので、組み立ての練習用に最適です。
音楽と仲間たち
忘れていました。
このモクセイダーズが何でできているのか伝えるのを。
実は、この木はドラムのスティック。
正確には、折れたスティックを再利用しています。
なんでも、激しい系の音楽だと1回のライブだけでもスティックが折れてしまうこともあるそうで、想像しているよりも大量のスティックが使えなくなって廃棄されていくそうです。
中には折れたスティックを供養するという人もいるのだとか。
しかし、なぜドラムのスティックを...
実は、このモクセイダーズの販売元である株式会社ナイスカンパニーは、音響設備のプロデュースなどもしていて、代表の佐山元章さんも元々音楽関係の仕事が経歴の原点。
そこで、取引先でもある音楽スタジオで折れたスティックの回収をしてもらい、このモクセイダーズの材料にしているのだそうです。
回収をしているのは、都内で多数の音楽スタジオなどがある「サウンドスタジオノア」。
回収についての情報は、ナイスカンパニーがやっているエコミュージックのサイトで確認できます。
ちなみに、モクセイダーズの体の中で、白木の色の部分がスティックの再利用、そして濃い色の部分はスティックではなく、ウォールナットの新しい木が使われています。
そして、このモクセイダーズには仲間たちがいて、MIIDORI(ミイドリ)という名前で、木を使い国産のプロダクトが展開されています。
例えば、木でできたペンや、USBメモリーなど。
どれも、モクセイダーズと同じ、機械による削りだしで作られていて可動部分の精緻な作りなどは、納得のクオリティー。
触り心地も、使い心地も良くて、どれも素敵なプロダクトなので、是非合わせてチェックしてみてください。
NULLのパーツ。モクセイダーズの醍醐味は、組み立てにあります。焦らずじっくり組み立てましょう。といっても1時間ちょっとかな?
ピタリと決まる間接の秘密は、このバネにあります。
こんなパッケージでお届けします。