プロトタイプ
商品番号 | tk026102 |
商品名 | ASH-GLASS |
価格 | ASH-GLASS:24,840円 |
限定数 | - |
サイズ | ASH-GLASS:φ100 x 148mm |
素材 | ASH-GLASS:耐熱ガラス、ステンレス |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | |
納期 | 1ヶ月程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | mikayama |
目から鱗
最近、3Dプリンタとかいろいろな場所で見かけるようになりました。コンセプトは「みんながクリエイター」。僕はCADとか使えないし、どうやって作るのかイメージもわかないのですが。それでもそこで想像されている世界はいいもののような気がしています。
でも、自分はモノづくりの人ではないのでその技術の習得、例えばCAD勉強するのが億劫だなとか思って近寄っていないのですが、、
なんというか。
今回の作品群を作っているphyleの神田慶太さんと前原康平さんに出会って、割と目から鱗というか、そうだよね。できるよね。みたいなことを思ったんです。
元々はこの作品群は前原さんのデザインしたプロダクトなのですが、本当に100円ショップとか道具屋さんとか、ホームセンターとか。いろいろな場所を回って、いろいろなモノを集めてきて、それを家でぐりぐりいじって。これらのプロダクトのプロトタイプができたりしています。
あ。神田さんにしても前原さんにしても元々は住宅や店舗の内装デザインや実際に施行をやったりできる人で、そういうバックボーンもあって実際に手が動く人でもあったのですが。それでも専門外のモノづくりは初めてだし、それでもやりたくてしょうがなかった。で、やり始めてしまったんですね。
なんかこういうのいいなあ、と思っていて。どうしてもモノづくりって技術が先に立つんでしょ。みたいな固定観念はやっぱりあって。こんな仕事していると技術すごい人にたくさん出会ったりするし。こんなこと流石に自分はできないよ、とか思っちゃったりするのですが、、そういうの軽々と越えてく人に出会うとすごいなあ、って。
砂時計みたいな灰皿
灰が外側にたまっていきます
吸殻は真ん中の穴に落とすと・・
一番下に収まります(一箱分ぐらい吸殻入ります)
砂時計みたいな灰皿とちょっと不完全なハンガー
今回ご紹介するのは灰皿とたためるハンガー、それと空いた袋を止めておくジップみたいなものです。それぞれに共通するステンレスのパイプや輪留め、ワッシャー、工業用のゴムなんかが使われていて、同じシルバーステンレスの質感の商品群になっています。
まずは灰皿。タバコの灰と吸殻がうまい事分かれて収納されます。元々は料理とかに使われる小さいボールみたいな(なんていうんだろう?)をお互い底面合わせて上下にしてみたら砂時計みたいだな。そんな感じで何か作れないかな?みたいな発想でガラス買ってきて、筒で繋げてみて、モノづくりが成されています。ちなみに元々は、というか今でもphyleの2人はデザイン畑の人でもあるので手づくりだからこんな感じでいいでしょ。みたいな甘さはモノのデザインとしては存在していなくて。例えばこの上のステンレスボールとガラスの接合部とかはガラスの中にボールが落ちないように輪っかが改めて溶接されているんですけど、その溶接とかが自分たちでやると汚くなっちゃうからって、偏屈な技術力めちゃ高いおじさんにお願いしてこの部分だけやってもらったりしています。
あ。これ全て解体できるように作ってあります。ステンレスとガラスなので錆びたりしないし水洗い可能です。灰皿汚いとなんか気分下がるよね?という、喫煙者なりのエチケットです。
次はハンガー。ちょっと不完全なところがありまして、、これは折り畳みのできるハンガーです。メインの骨組みは北京ダッグとか吊るすものです。これも広げたりしていたら、なんかハンガーぽいよね。みたいなところから折り畳みハンガーとしてのデザインがスタートしています。ただ、これ実際に使ってみると微妙な部分があって、、1つはハンガーとしてなんかちょっと傾いているんですね。真下にストンとハンガーが来ない。ただ、これは立体的なよくあるハンガーだと思えば使う上で不便はない。一応。
もう1つは組み立て・収納にコツがいる。そこまでプロじゃなきゃ、というわけでもないのですが、当たり前ですけど元々そういう道具でないものを割と無理にこの形にしているところがあるので、どうしてもちょっとしたところに変な部分が出てきてしまう。
でもね。実際にいろいろ他の折り畳みハンガー見てみると、そもそもあんまりかっこいいの出てこないし。このハンガーは三角形の底辺にあたる棒がある珍しい折り畳みハンガーなのですが(普通の折り畳みハンガーは三角形の底辺部分が無いんです。)、この棒部分に何か引っかけたりとかいろいろいつも使っていること考えると良い部分もあるんです。
まあ、この辺は自分で使いながら慣れてもらうということで。構造は単純なので壊れたり、とかはないと思いますし、コツさえ覚えちゃえば違和感なく使えると思っています。
あとはジッパー。ハンガーにも使っている工業用ゴムが肝で。これ一時期前原さんが住んでいたオーストラリアで見つけたゴムです。日本ではどこにも売っていない。多分想像するにトラックの荷台とか縛るためのオシャレゴムロープらしいのですが、、確かに日本でそういうの必要な人そんなに見かけないからしょうがないのかもしれませんが、、
いわゆる日本のジップではないから空気がどれだけ入らないとか、そういう話ではないのですが、キーホルダー的に使える輪っかが付いているので引っかけたりしながら収納できるし。まあどれも共通するのですが男っぽくてかっこいいんです。実際ここにつきる。なんか良いんですよ。
次は折り畳みハンガー
出来上がりが斜めになりますが吊るのは全く問題ないです
まずは組み立て方
吊って組み立てるとやりやすいです
次に折りたたみ方
ここで棒を前にずらすのがポイントです
あとは上部の輪っかで棒部分を挟み込んで連結部分のゴムで全てをまとめればオッケーです
大事なこと
僕ね。割とモノづくりの大事なこと、この商品群は言っている気がしていて。なんというかかわいかったり、かっこよかったりしなきゃいけないんですよ。モノって。主張的だ、とかそういうことを言っているわけではなくて、主観的で良くて。それが自分以外の人に分からないポイントで良くて。
あとは、結果的になのか分からないけどダメな部分があって良いんです。なんか日本の製品てちゃんとしてるでしょ。あれすごく正しいのだけど、別にそこまでしなくても売ってくれてよくて。気使われすぎると気持ち悪いというか。もっと間が抜けていていいんです。ただ自分がそれを作るときに大事にした部分がしっかりと表れていればそれでいい。
なんか濃いすね。すいません。。
まあ、そんなことを思ったりしながら密買東京的には珍しくパリッとした感じの商品扱ってみることにした次第です。
phyleに関して詳しくは下記をご覧ください。
> phyle
ここで紹介されている商品群はBP.というブランドなのですが(上で書き忘れた!)、これについてはブランド特設のURLがあるのでそれも紹介しておきます。
> BP.
まだ駆け出しなのでオリジナル商品とかを作る余裕もあるみたいです。なにかあったら相談してみてください。
いろいろなものをジップできます
歯磨き粉なんかを絞り出す役割も可能
吊るして収納できたりします
全てに使われているワッシャー部分に刻印入ってます