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気になる相似形

商品番号tk030903
商品名

SHIRTS COLLAR
TRENCH COLLAR PONCHO
MA-1 SLEEVE DRESS&SKIRT
SWEAT PARKA HOOD DRESS
ZOOM M-65 JK
ZOOM MOD'S COAT

価格

SHIRTS COLLAR:¥34,560
TRENCH COLLAR PONCHO:¥95,040
MA-1 SLEEVE DRESS&SKIRT:¥48,600
SWEAT PARKA HOOD DRESS:¥70,200
ZOOM M-65 JK:¥70,200
ZOOM MOD'S COAT:¥95,040
※全て税込金額

限定数

購入ページでご確認ください

サイズ

> サイズ表

素材

SHIRTS COLLAR:
 (MAIN)100%COTTON
TRENCH COLLAR PONCHO:
 (MAIN)98%COTTON 2%POLYURETHANE
MA-1 SLEEVE DRESS&SKIRT:
 (MAIN)100%POLYESTER
 (LINING)100%POLYESTER
 (ATTACHED)60%ACRYLIC 40%WOOL
SWEAT PARKA HOOD DRESS:
 (MAIN)100%COTTON
ZOOM M-65 JK:
 (MAIN)100%COTTON
 (LINING)100%CUPRO
ZOOM MOD'S COAT:
 (MAIN)100%COTTON
 (LINING)100%NYLON
 (ATTACHED 1)80%WOOL 10%POLYESTER 5%ACRYLIC 5%NYLON
 (ATTACHED 2)100%ACRYLIC

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

無料

納期

2019年8月頃
※生産の状況により変更になる可能性があります

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーチバ

情報リーク!?

異例の情報公開がされたコレクション。
パリコレで発表された、ANREALAGE(アンリアレイジ)の2019-20 A/Wコレクションでは、なんとショーに出る服が事前にインスタグラムで公開されました。

そこに登場したのは、コートやシャツの襟、パーカーやコートのフード、セーターやブルゾンの袖など。コレクションのテーマ「DETAIL」を表すように、服の部分的なアップの画像たち、だったのですが...

ショーの前にビジュアルが公開されたANREALAGEの2019-20 A/Wコレクション「DETAIL」

SHIRTS COLLAR
一見すると、普通の服に見えますが...

MOD'S COAT HOOD DRESS

TRENCH COLLAR PONCHO

MA-1 SLEEVE


dot_line.gif

正反対のイメージ

初期のコレクションでは、「神は細部に宿る」というテーマのもと、まるで神に捧げる儀式のように、圧倒的な時間と手わざを注ぎ込み、見たこともないような服の数々を世に送り出してきたANREALAGE。

そしてその再来を感じさせる手法を用いながら、テクノロジーによって生み出された素材との組み合わせによって、新たな次元を示した、前回のコレクション「CLEAR」。

そこでは5,000以上もの樹脂のパーツが、手作業で服に縫い付けられていました。

それに続く今回のコレクション。デザイナーの森永邦彦さんと話した時にも、前回のコレクションをとても気に入っていると語っていたのが印象的で。

そんな流れで「DETAIL」というテーマを見れば、否が応でも初期の渾身の手仕事を期待してしまうところですが...

ショーの前にインスタグラムに現れた画像に写っていたのは、そんな想像をあざ笑うかのような、スタンダードな服。

トレンチコート、パーカー、デニムシャツ、セーターと、どれも名前を聞いて素直に思い浮かべるような、“普通”の見た目をした服でした。


巨大な服。それと同じサイズの服を着る、普通サイズの人

TRENCH COAT POCKET
トレンチコートのポケットが魅力的なシルエットに

SHIRTS COLLAR
見慣れたシャツの襟が、幾何学的で面白い形に

MA-1 SLEEVE DRESS&SKIRT


dot_line.gif

リアルのサイズ

さて、すでに画像を見てお気づきだと思います。

今回のコレクションで発表されたのは、もちろん事前にインスタグラムに登場したのと全く同じ服ですが、着た姿はどれもイメージを覆すものでした。

なぜならどれも一般的なサイズの3倍ほどの大きさで作られた服だったから。

つまり服の一部が写っていると思っていた画像は、実は服の全体像。切り取られた大きな服の一部を着るようにデザインされたのが、今回の服なのです。

となれば当然ながら、着方は大きくなる前の服と同じにはなりません。

シャツやコートの襟のように、大きくなっても同じ位置に首を通して着るものもあれば、袖口が肩やウェストの位置に来たり、ウェストやポケットが肩に来たりと、一目見ただけでは元の服がイメージできないような、意外性のある着方をするものも、かなりあります。

逆にどれも同じ倍率で作られているのが、意外なところでもあるのですが。

しかし極言すれば服は“筒”だと語る森永さん。

最初は袖口を3倍するとウェストのサイズになるという気づきから始まったそうですが、同じ倍率がさまざまなパーツに応用できることに気づき、服のイメージを拡大しては体に重ねてみることで、バリエーションを膨らませていったのだとか。

さらに東京で発表したショーでは、メンズのコレクションも登場。こちらは1.5~2倍の拡大によって作られ、レディスとは異なり元のシルエットを意識させるデザインでありながら、独特な世界観を強く感じさせる服たちでした。


SWEAT PARKA HOOD DRESS

TRENCH COLLAR PONCHO

DOWN JACKET HEM COAT


dot_line.gif

さらなる相似

拡大による相似形の服が生み出した、思いがけない形との出会い。

実はDETAILというタイトルが、ANREALAGEの初期のコレクション群を想起させるのと同様に、もう一つこのブランドの歴史を思い起こさせるものがあったのです。

「クラフトの時代」とも呼ばれる、圧倒的な手わざを武器にした初期のコレクション。それに続くのが「造形の時代」と呼ばれる時期でした。

2009 S/Sの「○△□」から始まる一連のコレクションは、服が作られる過程に目を向け、当たり前だと思われていた服の形を疑うことで、鮮烈な造形を次々と生み出した時期であり、ブランドへの注目が一気に高まった時期でもありました。

ANREALAGEの服作りが大きな波のように、その姿を変えた時代。それを思い起こさせる「CLEAR」から「DETAIL」への流れは、果たして相似形を描くように新たな時代の幕開けを告げるものとなるのか。

「パリでは思ったよりもエレガンスが重視されているのを感じた。」

5年前に初めてのパリコレを終えた森永さんは、そんな風に語っていました。

しかしそんな空気に流されることなく、ブランドの個性を貫いた今回のコレクションに、かなりの手応えを感じられたという、パリでの10回目のコレクション。

ますます目が離せなくなりそうなANREALAGEです。

 
これまでに紹介してきたコレクションは、下のリンクからご覧いただけます。ANREALAGEのホームページも含め、その圧倒的な服作りに触れてもらえたらうれしいです。

> 晴れを呼ぶ服
> 扉を開く服
> 折りたたまれた未来
> 暗号化された服
> 映し出す服
> 隠された服
> 影と光
> リペア魂 × ANREALAGE!!
> ボタンでできた服!?
> 肌身を離れず
> サイズのない服
> 日に咲く服
> 残された美しさ
> 時の断片をまとう服
> 自立する服
> 保留される形
> 見えないカタチ
> ちょうど良い服
> ○ △ □ ?
> 凹 凸
> シルエット
> 乱れ咲き
> 昼の花/夜の花

> ANREALAGEのホームページ


ZOOM MOD'S COAT

ZOOM TRENCH COAT

ZOOM JACKET/HERRINGBONE

ZOOM M-65 JK