一発描き!
商品番号 | tk003903 |
商品名 | 狩集さんの一発描き |
価格 | ¥110,000(税込)から 【交通費別途】 |
限定数 | - |
サイズ | 制限なし |
素材 | |
支払方法 | 当日現金払い |
送料 | |
納期 | 相談 |
備考 | アーティストの派遣です。 |
バイヤー | チバ |
酔拳?
出会いは、偶然に。
あれは、一年ほど前の今頃、よく行く飲み屋 渋谷のMeWeに飲みに行ったときのこと。
MeWeでは、ギャラリーっぽく作家さんの作品が店中に展示されていることが良くあって、あの日も壁一面に所狭しと絵が貼られていたんです。
へぇー と思って眺めながら飲んでいたそのとき、カウンターで飲んでいたオジさん(失礼!)が、おもむろに立ち上がって、壁の方へ。そして、ペンを手にとって壁に絵を描き始めるじゃないですか!
それが、今回紹介する狩集広洋(かりしゅうひろみ)さん。
まるで一筆書きのように、線画を描いていく狩集さん。ペンの先からスルスルと、淀みなく流れ出る線の連なりが、見る見るうちに形を帯びてきて、あれよあれよと言う間に絵が完成に向かっていきます。
まるで、何かをなぞっているみたい。
ペンは迷いなく進んで行くのに、壁には下書きの跡は見当たりません。不思議...
まるでゆったりと音楽に身をゆだねて揺れるように、踊るように、ゆらゆらと描いていく狩集さん。
あれです。酔拳みたいな感じです。
ちょっと大げさですが。
一発描き!
狩集さんのこだわりのこのスタイル
それが名付けて「一発描き」。
とにかく見て欲しいです。描いているところ。
じゃないと伝わらないと思うから。
平面的な絵なら、まだ分かる気もするんです。
それでも下書きなしっていうのは、かなりすごいけど。
でも、見ていただいて分かるように、手前に雲があったり、波があったりして、その奥に山があったり、ライオンがいたり。浮世絵的ではあるけれど、奥行きのある世界。そして、構図もちゃんと取ってある。こんな絵が、下書きなしの一発描きでどんどん仕上がっていくんです。しかも必ずしも手前から描いていくわけでもないみたい。奥からも手前からも、グングン描いていく。
そして、もう一つすごいのが、そのスピード。
小さな壁なら、数十分で描きあがってしまうし、ケータイに彫るならなら10分ぐらい。以前、200mのライブペインティングをしたときには、5時間で描いてしまったという。驚愕のスピードです。
ライブで即興的に描くことへのこだわり。それを狩集さんはホームランバッターに例えていました。
ピッチャーの投げた剛速球を、フルスイングで捉えるホームランバッター。
過去~現在~未来という一連の時の流れではなく、その一瞬、その瞬間にバットでボールを捉えるというその力に、人は感動するんだろう。
だとすれば、その瞬間の感動を連続させたい。
それが、狩集さんのライブペインティングです。
※一発描きの様子はこちらでもご覧いただけます。
> 密買日報
漢字のような絵
とにかくすごいスピードで、ありとあらゆる物に描きまくる狩集さん。今までに描いた作品は10万点を超えるかもという、驚異的な数字。
でも膨大な数の即興をこなす一方で、自分が描いてきたものが何なのか、描くと言うことがどういうことか、常に考えている狩集さん。
ご本人によると、狩集さんの絵は漢字のようなもの、なんだそうです。
元々は象形文字、つまり絵であった漢字。
だから、漢字って色々なモチーフの絵が組み合わさることで、一つの意味を作り出しているっていうことなんですね。
狩集さんの絵も、それと同じでいくつかのモチーフがあって、それが組み合わされて世界が作られている。驚いたことに、描くもの、描く場所を見ると、そこに絵の完成イメージが見えるんだそうです。
そして、こんな面白いことも言っていました。
左脳と右脳両方を使って絵を描くのが、日本人の特徴だと。
だから日本人の描く絵には正解がある。
そう言われると、子供の頃から授業とかで絵を描くときにも、正解はあったなと思います。絵のうまい、下手はその正解にいかに近いかで決まっていたような。
考えてみると変なんだけど、それも日本のオリジナリティーじゃないか。いや、逆に西洋絵画の価値観を覆すような力がそこにはあるのかもしれない。日本のマンガが世界で評価されているのもしかり。
それが、狩集さんの考え方。
ご要望承ります
あ、そう言えばまだ説明していませんでした。
今回の商品が何なのか。
今回の商品は、この狩集さんの絵です。
この絵ですと言っても、すでにどこかに描かれた絵ではないんです。狩集さんに来て欲しい。そして絵を描いて欲しい!そんな一発描きのご要望を承ります。
最低料金は100,000円から。
それに交通費を実費でいただきます。
たぶん、呼んでいただければ全国どこにでも来てくれます。そして描いてくれます。
今までは横須賀に住んでいた狩集さんですが、2008年8月からは拠点を故郷の大阪に移して活動します。もちろん、今まで通り、これからも東京でも活動をするし、沖縄など各地で活動をする予定なので、一発描きをご希望の方は、全国どこからでもお問い合わせください。狩集さんのスケジュールをお伝えします。
米粒から壁画まで。ありとあらゆる物に描いてきた狩集さん。生もの以外なら何にでも描いてくれるそうです。
ただし、事前にラフを見せたり、下書きをチェックしてもらったり、そういうことはしていませんので、ご了承を。あと、描き直しもいたしません。
それから、どんなものにも描きますが、その後処理が必要になる場合もありますのでご注意を。例えばガラスや、車のボディーなどは、描いた後にコーティングが必要です。それはご自分でお願いします。あと、服などに描く際には着ているうちに色褪せたり、色落ちしたりします。
さてさて、どこに何を描いてもらいましょう。
人気があるのは、サーフボードや、お店の壁面。
狩集さんのお気に入りは、襖だそうです。
ちなみに、襖は1枚30,000円から、ケータイは一面当たり10,000円というのが料金の目安です。
自分の家や持ち物もいいですが、例えばオフィスのエントランスに。引越しのお祝いに。結婚祝いのプレゼントとして、どこかに描いてもらうなんてどうですかね?
そして、暮らしの中に密着した場所、物に描くとさらに良いかと思うんです。
狩集さんも言っていました。江戸時代の頃には、硯(すずり)に絵柄が彫ってあったり、文机や道具など、ちょっとしたところに絵や柄が入っていて、それを描く絵描きという職業が普通に成り立っていた。アートと生活がとても密接な関係にあった、と。
そんな豊かな世界をもう一度取り戻すべく、狩集さんは今日も描き続けます。是非、みなさんも狩集さんが描くその瞬間を体験してください。
ご要望は、どこに描いて欲しいか、何を描いて欲しいか、そしてご予算をメールでお送りください。
スケジュールなど最新情報はこちらにも随時掲載していきますので、合わせてご確認ください。
> 「密買日報」