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心までも泳ぐ

商品番号tk005000
商品名

TARO200(ミュージアム限定商品)
TARO200NS

価格

TARO200:¥52,500(税込)
TARO200NS:¥44,100(税込)

限定数

販売終了

サイズ

<TARO200・TARO200NS共通>
鯉(白):長さ約1700mm 鯉(赤):長さ約1100mm
伸縮ポール:長さ約2300mm(最長)

素材

サテン(布地)

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

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納期

約1週間 
時期によりお待ちいただく可能性があります

備考

この商品は返品不可とさせていただきます
写真の色は実物と異なる場合があります
洗濯機・クリーニング等の使用は避けてください
マルチポールホルダーは一部取付けできないベランダもあります

バイヤーヤナギサワ

いつでも空に

鯉のぼりとくれば、こどもの日。
遠ざけては考えにくいこの連想ゲーム。

でも、そんなことは関係なしに年中空にはためかせてみたい!
本気でそう思わせてくれたのが岡本太郎さんの鯉のぼりでした。

この鯉のぼりが発売されたのは1981年。
太郎さんが70歳のとき。
こんなメッセージが残されています。

 自分勝手に鯉のぼりの絵を描いた。
 これがよく泳ぐのだ。
 さすが、タロー鯉だ、勢いがいいと驚かれた。
 "鯉のぼり"を五月の節句とだけ
 限ってしまってはつまらない。
 男の子も女の子も、
 お誕生日などには祝ってあげたらいいし、
 また、運動会やお祭りにも、
 万国旗などよりはるかに楽しい彩りになると思う。
 大人も、年寄りも、みんな
 自分自身が空中に飛翔しているような思いで、
 鯉のぼりをあげるといい。
 鯉のぼりが悠々と、
 華やかな彩りで天空にひるがえっているなんて、
 世界に広めたい夢だ。
 私もこの原色の鯉のぼりが空に舞っているのを見ると、
 自分が大空を飛んでいるかのように嬉しくなってしまう。

 岡本太郎

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岡本太郎さんのメッセージカードが付いてきます


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心がいっしょに泳いでしまう

まさに。
単純だけど、太郎さんのメッセージそのままの気分。
十二分すぎて、これ以上伝えたいことなし!

だってほんとうに、こどもの日だけじゃもったいない。
世代問わず、すべての人のものであってほしい。
世界中どこだって、自由な大空さえあれば泳がせてみたい。

ちょっと気分が高揚してきて、まさに自分自身が泳いでいるかのような、ふわっとうねりたくなる感覚。全てから解放されて自由を手に入れたような気持ちに、自分がなってしまう。太郎さんの鯉のぼりを眺めていると、無意識に長い時間が流れていってしまいます。

鯉が泳ぐ背景もまた魅力的。風はいつだって吹いていて、そうだ、雲だってけっこうビュンビュン流れていて、空があたりまえに高く明るくて、自然の色はなにもかもがまぶしくて。わたしたちが気を止めない瞬間にも、自然は動き時間は流れているんだなあ。

そんなことが意識できる、そして感謝したくなってしまう。
いつになく詩的な自分に、恥ずかしさもないくらい
心がもう泳いでいってしまって。

それにね、鯉のぼりって多くの人には思い入れにくいモノでは?
季節を美しく彩ってくれる美しい「風景」ではたしかにあるはず。都会にいれば余計に、ごくたまに見かけるベランダからの小さな鯉のぼりですら目撃できた幸運を思うし、やっぱり日本人である自分の魂みたいなものを再確認できるほどに、グっときてしまう感覚はある。

さあ、でも、鯉のぼりってモノに焦点を合わせて、この鯉でこそ!ってところまでの感動は、正直体験したことがなかったんです。その初めてがわたしにとっては太郎さんの鯉のぼり。
目の前にしなくとも明確に思い返せる鮮烈さ!思い返しているうちにまた会いたくなって、引っ張り出してきてはまた空に泳がせてしまう。そんな繰り返しが起こりそうで。

情熱の原色が力を抜いて風まかせ、なのにどうしてか力強い。

正直なところ、いろいろごちゃごちゃ考えなきゃならない世の中で、なんだか自分の理想に近い姿なのかもしれないな、と。そういうことを考えてぽわーんとしてしまうのもまた事実。

鯉のぼりも、わたしたちの心も、5月に限って泳がせる必要はないはず!もう、季節のものって概念はいらなくなってしまうでしょ?


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ぷっくりとした胴体がやけに愛らしい

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おなかにはTAROのサイン

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パワーをもらえそうな熱いパッケージ!

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雨の日は室内にどうでしょう?


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気負いなきベランダサイズ

ずいぶんと壮大なスケールで話をしてしまったので、じゃあどんなに立派なサイズなの?と思われるかもしれません。

実は大きすぎず小さすぎず、庭をもたずともギリギリ泳がせられるベランダサイズ。セッティングに覚悟を決めなくても、収納場所に困惑しなくても、気負いなくもっていられます。
大きいほうの白鯉で170cmほどと人間的な大きさです。泳いでこその楽しさはありますが、雨の日など室内に飾るのにもちょうどいい。

ぷっくりとしたおなか、こまかいウロコもなく、大胆かつ鮮やか。太郎さんの表現する鯉はやけに愛らしく元気が出てくる姿形です。

たとえば山奥で、あたりには何もなく迷いやすい場所にある知人の家を訪ねるとき、遠くからもしこの鯉のぼりが見えてきたら‥。
あそこだー!!ぷかぷかと泳ぐ目印、これぞ我が家のマーク。幸福の黄色いハンカチみたいにハッピーな光景です。

しかし、今回痛感したのは、風があってこその鯉のぼり!
風の弱い日は、ほんと、風に恋焦がれます。


・TARO200(ミュージアム限定商品)
 吹流・白鯉・赤鯉・ポール・回転球
 マルチポールホルダー付
 (鉄柵・コンクリートフェンス兼用)
 ※付属のホルダーは一部取付けできないベランダもあります

・TARO200NS
 吹流・白鯉・赤鯉・ポール・回転球
 ネオビルダースタンド付(ベランダ専用)

・鯉のぼりだけを必要とされる方もご相談ください


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風に恵まれず‥下で一生懸命走ってます

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一般的にいう「ベランダサイズ」よりは大きいですね

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TARO200には鉄柵・コンクリートフェンス兼用のホルダーが付属

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TARO200NSにはベランダ専用のスタンドが付属