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かぶりつきたい!

商品番号tk017903
商品名

SANDWICH TAG

価格

BLT:¥1,320
B:¥880
LT:¥550
エビアボカド:¥1,320
ハムチーズ:¥1,320
※全て税込価格です

限定数

サイズ

BLT:250mm×145mm(10枚×5束)
B:250mm×100mm(10枚×2束)
LT:110mm×110mm(10枚×2束)
エビアボカド:
 250mm×150mm(10枚×7束)
ハムチーズ:
 250mm×150mm(10枚×7束)
※全てパッケージのサイズです

素材

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

無料(メール便でポストへお届けの場合)
宅急便の場合はこちら >

納期

1週間程度

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーチバ

ガブリ、とやりたい

欲しい!と思うより速く、「旨そーっ!」
って思ってしまうプロダクトもなかなか珍しく。

いったい自分が感じているこれは、物欲なのか、食欲なのか?
そんな冷静な判断もできぬまま、文字通り食いついてしまったのが、このSANDWICH TAG。

忘れる前に言っておくと、これ、いわゆる付箋です。

なので、当然はみ出してくる。
ノートから、本から、雑誌から、資料から。
はみ出すのが、付箋の仕事ですから。

でも、はみ出せばはみ出すほど高まる臨場感(?)に、たまらずガブリっ。 と、やりたくなっちゃう、この衝動。

あぁ、神様は何のために、ボクの中にこんな仕組みを作ってしまったのか?全くもって不可思議です。

はぁ、お腹すいた...

なんだ!? この旨そうなノートは!

思わず、かぶりつきたくなる臨場感!

本に挟んでも、もちろん楽しい!

どんどん挟みたくなっちゃいます。

もちろん、こんな風に書き込みも可能です。


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情報摂取

写真のノートはさすがにやりすぎ、挟みすぎ? としても。

気になる! 興味ある! ここ大事!
と、挟めば挟むほど、こんなに美味しそうに変貌していく、本や雑誌やノートなどなど。

情報摂取の欲望は、見る見る食欲にその姿を変え、その重要度までもが具材の色と形で識別可能!目にも鮮やかに分類されます。

もちろん、機能は目印だけに留まらず。
普通の付箋と同様に、書いたり貼ったりすることができるので、メモ書きなどにも使えます。

というか、ベーコンなどは本当にかなりのベーコン感。貼ってあったら見逃す方がちょっと難しい、という感じです。


このSANDWICH TAGが最初に発表されたのは、スパイラルのSICF。第10回、2009年のことでした。

当時「サンドイッチノート」という名前で発表されたこの作品は、来場者の人気投票で1位になり、オーディエンス賞を獲ったそうです。

グランプリとか、審査員賞じゃなくて、オーディエンスの支持っていうのがまた素敵。

作ったのは、多摩美術大学の学生だった2人のユニットYUSEです。YUSEは、その後もう1人加入して、現在は渡辺祐さん、氷室友里さん、村山二朗さんの3人で活動中。

そして、SICFから2年。
とうとう商品化される日がやってきます。


こちらは、もうすっかりお馴染みになったBLT。
(ベーコンのみ、レタストマトのみのパックもあります。)

2012年12月から、新しく8種類の具材が新登場!!
エビアボカド(上)と、ハムチーズ(下)。具材は全部で11種類になりました!

どれも食欲そそります。特にベーコンは、厚さがいい感じ。

全て両面に印刷されてます。


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2年!?

とはいえ、2年。
決して短いとは言えない時間が、費やされました。

実は、この鮮烈なコンセプトと形を、付箋として、商品として、実現させようとするとき、そこには思いもかけない障壁がいくつもあったそうなのです。

まずは、印刷。
それも両面に印刷を施して、それを付箋にする、ということ自体が難しい、という状態からのスタートです。

そして、ノリ。
これも貼れる/剥がせる、という付箋としての機能と、両面に施される鮮やかな印刷をどう両立させるのか、というのが難問に。

さらに、形。
付箋を作るには、重なった状態の紙を型で切り抜く必要がありますが、ここでも何枚重ねられるかという点で、技術的、コスト的なことが問題に...

なぜなら、このSANDWICH TAGの場合には重なったときの厚みが、重要なポイントだから。

手に取っていただくと分かると思います。
特にベーコン。最初SICFで発表したときはもっと厚かったそうですが、今でも充分に存在感ありのこの厚みが、なんともベーコンらしくて美味しそう。薄くなったら魅力半減間違いなしです。

レタスは葉物なので、まだ良いとして、ベーコンやトマトのこの厚みは、やっぱりこの商品には欠かせません。

とは言え、トマトのように滑らかな輪郭であればまだしも、ベーコンやレタスのように、ギザギザとした輪郭は、一般的な打抜きの機械では、重ねた状態では抜くことができないらしく...

しかし、こんな難題を一つ一つ解決してくれる会社との出会いによって、このSANDWICH TAGは世に出ることができたのです。


BLT:¥1,260(税込) 10枚×5束入り
こんな真空パックのパッケージでお届け。ラベルもまるで食品のようで楽しい。

B:¥840(税込) 10枚×2束入り
そして何と言ってもベーコンがいい感じ&旨そうです。思わず軽く炙りたくなります。

LT:¥525(税込) 10枚×2束入り
彼らもなかなかいい仕事してくれますよ!

エビアボカド:¥1,260(税込) 10枚×7束入り
シャキッと長いアスパラは目印として活躍しそうですね。


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プロも食いつく

その会社の名前は、東京紙器株式会社。
SICFでの受賞から1年後に、その出会いはやってきます。

紙を型で抜く、「打抜加工」を専門にしている東京紙器の代表 山田俊也さんが、展示されているSANDWICH TAGをたまたま見かけたのが、商品化へ大きく動き始めるきっかけでした。

実は、プロの山田さんから見て、当時まだ試作品だったSANDWICH TAGは、かなり驚きの存在だったそうです。

特に驚いたのは、やはりベーコン。
今よりも、かなり厚みのあったベーコンは、プロから見てもどうやって作ったのか、想像できなかったそうで...

とは言っても、実は試作品のSANDWICH TAGは、プロには思いもつかない、ある地道な方法によって作られていたのです。

しかし、その方法はあまりにも地道すぎて、数が作れないので商品にすることはできません...(やり方を聞いたけど、確かに...)

そこから1年。試行錯誤の日々が続きました。
そして、さっき書いたような問題点を、1つずつクリアして、SANDWICH TAGは晴れて商品化の日を迎えます。

でも、東京紙器とSANDWICH TAGの出会いは完全な偶然とも言い切れないのです。

実は、東京紙器では、デザイナーやクリエイターからの要望を積極的に受け入れて加工の注文を受ける体制を作っています。そしてそれだけではなく、クリエイターとの共同開発で新しい商品を作り、販売することも積極的に行っているのです。

普段の本業は、出版物など大量に流通する印刷物に、打抜加工をすること。でも今回のSANDWICH TAGのように、初め無理だと思われた加工に挑戦することによって、さらに技術力が磨かれ、課題への解決力が付いていく。それが成長するためのきっかけになるのだと、代表の山田さんは語ります。

そんな気概あるフロンティアスピリットで培われた技術力によって作られた商品の数々は、実際に驚いてしまうようなものが沢山あって、また折を見てこのサイトでも紹介できたらと思っていますが、気になる方は、東京紙器のホームページでチェックしてみてください。

> 東京紙器

そして、このSANDWICH TAGの生みの親、YUSEの活動などは、こちらから。

> YUSE DESIGN


ハムチーズ:¥1,260(税込) 10枚×7束入り
チーズは穴あけ加工がされてます。沢山メモしたいときはハムが良さそう。

これは、2009年に第10回SICFに出品されたときの写真。

こちらは、本業の打抜加工の機械。抜いては確認、調整という工程を繰り返しながら、精密な仕事を大量にこなしています。

型の作り方を熱く教えてくれる山田社長。そして大量に保管されている型(これはごく一部)。どこまでも続く型にYUSEの氷室さん(左)も驚いてます。