あの人に！ 2018

フレンチブル、パグ、そして張り子？

ひとつの作り方で、3種類の犬を表現した今回のペーパークラフト。

フレンチブルドッグと、パグ、そしてもうひとつは犬種ではないのですが、伝統工芸の「犬張子」がモチーフです。

そんなところからも分かる通り、今回はいつものポップな雰囲気を残しながら、郷土玩具のテイストを意識したというデザイン。筆のような線や、工芸っぽい曲線が使われています。

そんなテイストが、フレンチブルのブチなど、うまくデザインに生かされているのが面白いところ。

そして毎年書いているので、もう9回目ですが．．．ペーパークラフトにする前の、ハガキの状態でもイラストとして楽しめるのが、この年賀状の大きな特徴でもあります。

届いた瞬間から楽しめて、組み立てる前の期待感もあり、出来上がったものを飾る楽しみも。ひとつで3度楽しめるのがこのペーパークラフトの年賀状です。

まさかのシンプル

そして驚いたのが、シンプルな形。
犬のペーパークラフトはどんな風になるかと想像していたのですが、ついつい横から見た姿ばかり思い浮かべていました。

それがまさかの、前から見た姿を立体にしたペーパークラフト。

組み立ては、まずカードの両側を切って、帯のような状態に、それをひとつの方向に曲げたり折ったりするだけです。

頭の部分を丸めたら、一度のり付け。体の部分を折って、もう一度のり付け。ちょこんと飛び出たシッポもかわいいですが、ここはカッターが必要なので、作っても作らなくてもOKです。組み立てると、2018年の「18」が胸のところに出てきます。

とても簡単な作りなので、立体を想像するのが苦手な人や、子どもでも楽しく作れそう。作り方を説明した特設ホームページも開設されるので、安心です。

シンプルな形をした体の部分は、普通に立たせるだけでなく、伏せのようなポーズもさせることができます。

そして注意事項です

さて、こんな楽しいペーパークラフトの年賀状ですが、ひとつご注意いただきたいことがあります。

それは日本郵便が指定する「年賀はがき」のサイズではないこと。そのため52円切手で送ることができません。82円切手を貼って出していただく必要がありますので、ご注意ください。

年賀郵便として、元旦に届くように指定できますので、「年賀82円郵便切手」を使ったり、「お年玉付年賀82円郵便切手」を使ったりしていただくと良いかと思います。（普通の切手でも送ることができます。）

> 特殊切手「平成30年用年賀郵便切手」の発行 - 日本郵便

今年も一年で一番早い贈り物として、大切な人へ送っていただけたらうれしいです。

　
この年賀状は、毎年ペーパークラフト作家のinjan和田恭侑（やすゆき）さんにお願いをして、作ってもらっています。

これまでの8年分の作品と、和田さんが手がけた年賀状以外のペーパークラフトも、下のリンクからご覧いただけますので、ぜひお楽しみいただければ。

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