SLEEVE BAG
商品番号 | tk005300 |
商品名 | SLEEVE BAG |
価格 | ¥2,940(税込) |
限定数 | 購入ページでご確認ください |
サイズ | たて45cm×よこ33cm |
素材 | 綿100% |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | メール便でポストへお届けの場合 1点につき80円 |
納期 | 1週間程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | ヤナギサワ |
SLEEVEの所以
かつて、着物が日常着だったころ
袖の下で揺れる袂(たもと)は簡単なバッグがわりでした。
ひょいっと近所に出かけるとき、手ぶらに見えてもそこには、お財布や手ぬぐいや日常的な小物がコロンと潜んでいたわけです。
思い返してみれば、経験のある人も多いはず。
でもそんなこと誰かにきっちりと教わりました?
わたしには教わった覚えがなくて、袂に潜むたっぷりとした空間、あの不思議な闇に、当たり前にそう仕向けられていた気がします。
「あ、こんなところに、ちょうどいい場所があった!」って。
そんな、いつでも袖の下にあった身近で便利な着物の袂=SLEEVEになぞらえて、このバッグは生まれました。
「そば・かたわら」という意味ももつ袂は、いつでもどこでもパッと広げて使える携帯バッグという、この商品のコンセプトにもしっくりときます。構造までもが、そうだ、袂によく似ていますよ。
全てに無駄なし!
まず1枚の手ぬぐいが必要です。
半分に折って、縫い合わせて、持ち手部分をつくりあげる。
登場するのは手ぬぐいと糸のみ。
手ぬぐいのどこも切らずに捨てずに、ゴミになったときに環境に有害な化学繊維を使うこともなく、まるまる気持ちよく綿100%!
制作の課程から、バッグとしてクタクタになるまで使われ、たとえば雑巾になり、そのまま可燃物として処理されるに至るまで、全てに無駄がなくゴミを生まないバッグ。
これこそ正真正銘のエコバッグってやつかもしれません。
その考え方はすばらしい、でも「エコ」という言葉に飛びつくのはどうも抵抗があるという人も(わたしもそう!)、素直に単純にこのバッグを気に入ってしまったのなら、それで十分。けっこう意味ある心がけをもっているバッグなんだって思えば、愛しさも増すような気がするのです。エコを意識させずにエコさせてしまう、そんなことができるアイテムだったらなんてハッピーなことか。
持ち歩くのにも、かさばらないから無駄がない!
折りたたんでみると、当然に手ぬぐいと同じコンパクトさ。いつでもカバンに潜ませておける。ポケットにだって入ってしまう。
なんてったって手ぬぐいだから、ハンカチを忘れたときにも迷わず使えます。持ち手部分を中に折り込んでたためば、バッグで汗を拭ってるふうには見えませんのでご安心を。
突然の雨にわたしは、とっさに頭巾のようにかぶって家まで走りましたが、カバンに入っていてほんとうに助かりました。ちょうど頭がすっぽり入るので、人目を憚らないあなたにはぜひ試してほしいところです。つまり。手ぬぐいは万能選手なんだな、と。携帯していたら思いがけぬ場面で必ず活躍してくれます。
機能的にも思想的にも立派すぎて、大事なことを忘れてしまいそうだけれど、もともとが持ち歩きたい粋な手ぬぐいでなければ、お勧めはできないし広まっていかないはず。
シンプルで抑え目の服装にだって、まるでアクセサリーのように映えるデザインが、やっぱりなんだかすごく楽しい!
これからの季節、綿100%な感じのパリっとした服装のアクセントになってくれそうな期待がいっぱい。涼やかさもひときわアップ。
価格を見ても、手ぬぐいと同じ感覚で、ファッションに合わせていくつか持っていられますよね。収納バッグにとどまらず、いつでも広げっぱなしのメインバッグにしてもいいくらい。
これだけたくさんのデザインがあったら、自分に、あの人に、ぴったりの色柄を発見できそうです。
どれくらい入るの?
これが意外と意外と。
初めて使ってみたときは、この薄さ、やわらかさ、ふわっと軽い物しか入れられないのでは?なんて頼りなさすら感じていたのですが。
さすがは手ぬぐい、薄手なくせにやたらと丈夫で感心感心。
だからといって、想像を絶するヘビー級をいきなり放り込まれても「大丈夫」という機能保証はできませんが、
初めて触れて広げてみて感じる「いける」と思える強さよりは、使ってみるともっとずっと丈夫にできていることがわかります。使い込むほどに不思議と綿の強さが増しているような感覚もあります。
雑誌もA4の書類もちょうどよく入る。
無理なく詰め込める量の買い物だったら十分耐えられる。
大きなペットボトルを2本入れてみても結構大丈夫。
徐々に徐々に慣らして試してみてください。
縫い目が割けてしまったら久々の手縫いを楽しんでみたり。
万一手ぬぐいが破れてしまったら小さな布巾にしてみますか。
長い時間をかけて変化しながら、くたくたになるまで使い倒せますよ。
大事に大事にではなく、日常的にどんどん使ってほしいです。
汚れたらジャブジャブ洗ってしまえばすぐに乾きます。お湯や洗剤はできれば避けて、初期は特に色移りするので単独洗いを心がけてみてください。
手ぬぐい紹介のときにも記したように、染めの仕事ゆえにムラやにじみなどもたまにあります。
でもそこは人の手仕事のあと、ほほえましく思えるもの。
買い物に出る母親に持たせてみたくなったり
お世話になっている人への御礼にもちょうどいい
着物好きの友達に贈ったら粋に使いこなしてくれるかもしれない!
そんなふうにして街にたくさんの鮮やかな色柄が広がっていったら‥日本がまた日本らしい粋な光景を取り戻すような気がして、ちょっとワクワクしてきます。
手ぬぐいをはじめ、密買東京で紹介しているヒロコレッジの商品はこちら。
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