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まかないシリーズ!デスク編

商品番号tk009600
商品名

ワークマンライン・デスク

価格

1台購入 : ¥101,520(税込)/台
2台購入 : ¥95,040(税込)/台
3台購入 : ¥88,560(税込)/台
4台購入 : ¥82,080(税込)/台
5-9台購入 : ¥73,440(税込)/台
10-19台購入 : ¥65,880(税込)/台
20台以上購入 : ¥58,320(税込)/台

限定数

サイズ

W1200mm×L2400mm×H710mm
※アジャスターにより高さの微調整は可能です

素材

鉄・ラワン合板・メラミン化粧版

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

お届け先ごとに見積もりいたします

納期

1ヶ月前後
(時期や台数により前後する場合があります)

備考

部材の状態でお届けするため、組立はお客さま自身で行っていただく必要があります。
この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーヤナギサワ

まかないメシのうまみ

そこには、いつも発見があります。

一発で心を奪われた「FLAT PACKING CHAIR」に出会ったのも、建築家の芦沢さんのオフィスでした。スタッフ全員で盛り上がった末に早速1台を注文。実際につくる楽しさを体感して、「密買東京」のスタートと同時に紹介した作品です。

> 鉄のプラモデル

オフィスに通わせてもらっているうちに、段々と気付かされたこと。
実は視線の先のあちらこちらに、お宝がゴロゴロしている。
それは決して世に言う「逸品」みたいなモノとは違うし、芦沢さんがプロダクトとして手掛けているモノとも違う。

どんなオフィスにも当たり前に必要なデスクや本棚や照明が、ひとつの無駄もないシンプルさで、だからといって既製品とは明らかに違うちょっと気の利いた姿で、ローコストに徹底して(ここ重要)オリジナルでつくられていました。

ほんとうにほしいシンプルってなんだろうか?どこにも過不足がなくて、そこにきちんと美しさも保たれている。デザインの話のようでいて、たとえば材料やお金のかけ方、サイズや機能の判断も。

一見シンプルに見えてしまうモノは世の中にたくさんあるけれど、売ることを目的につくられるモノの多くは、おかしなことにどこかしら過剰や不足が見えて、「これさえなければ」って気分を誰でも一度は味わったことがあるはず。

そう思って見回してみると、究極にシンプルで美しくハズしていないモノは、プロが自分の必要のために生み出したごはん、いわゆるまかないめメシに象徴される気がしてなりません。
プロの技術とプライドを土台に、毎日のこと、しかも対象者は自分となると、手を抜くところ・かけるところの勘所が冴えわたって、コストも時間も味も勝手も見栄えもベストバランスで生まれてくるんだもの。

まかないメシのうまみ。

その道のプロでないわたしたちが切実に飢えていて
なかなか手に入れられないもの。
だからこそ、「どこが特別なの?既製品でも探せばあるでしょ?」なんて声を恐れずに、取り扱ってみたいと決意しました。

もちろん、なにもかもがまかないメシでは、味気ない毎日になってしまうこともよくわかっているつもりです。無駄や欠如、遊びや笑い、重宝しすぎて使えないとっておきだってすごく大事。

ただ、毎日使う実用アイテムは、ときどきまかないメシのおすそわけに預かろうと。そういう魂胆!

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事実、苦戦したことがあり

実は、リアルに経験しています。オフィスの引越にともなって、同じ構想・同じサイズのデスクをつくったことが‥。

ノートパソコンが1人1台、キャビネットも2人で1台共有、思い立ったらすぐに席替えできるようなフリーアドレスのデスクを望んでいたので、4×8(しはち)サイズの天板と脚以外に何もないタイプのデスクは、わたしたちにとってすごく都合がいい。既製品でバッチリなものが見つからず、自分たちでつくろうということになったものの。

鉄の脚をつくってくれるところ・天板をお願いするところを探すのはもちろん、見積りをとって悩んだり、スマートな脚にならぬものかと試行錯誤したり、業者さんにニュアンスが伝わっているのか不安になったり、うまく仕上がってくるのかそわそわしたり、と。
もう、その手間や時間や実際のコストを考えてしまうと、なぜ世の中にはシンプルなデスクがないのか?と憤りを感じる始末。

そんな経験があったからこそ、芦沢さんのオフィスで見つけてしまったデスクは、「これこれ!単純だけど、すっきりと美しいデスクがつくりたかったの!」と思わずにはいられませんでした。

プロにしてみたら
「こんな普通のデスクでいいの?」って思うでしょう。きっと。
でも世の中には
「こんな普通のデスク」がなかなかないんですよ。実際!

たくさんの素材を知っていてその特性や強度などにも詳しいプロは、つくりたいもののイメージさえ浮かべば、あれとあれとあれを使って、あそこに発注をかけて、こんなふうに組み立てて、強度はこうすれば保てるぞ、なんて。わたしたちの知りえない情報を見事に駆使して、スルスルと作り出すことができてしまう。

鉄にも馴染みのある芦沢さんだから、わたしたちがつくったデスクと比べてみると、見た目はかなりシャープで分解もできる脚を実現しています。オフィスを移転するときにも、万一使わなくなった場合にも、各部材が30mm以下の板状に解体でき移動や保管に適しています。サイズは最長2400mmとかなり大きいですけどね。

つまり、お届けは部材の状態。
ドライバー1本で組み立て可能。重さや大きさがあるので、2人以上で作業することをおすすめします。

2人で対角に使えば、余裕たっぷり。
ご覧の通り芦沢さんは1人で使ってますが、向かいやとなりにイスを持っていけば、その場ですぐに打合せが始められます。

4人使いは小規模オフィスの基本形。わたしたちも、まさに。
それぞれに物が多い場合は手狭な可能性もあるけれど、パソコンと簡単に移動できる量の荷物であれば十分機能します。1人1台のキャビネットをデスク下に設置する場合は、イスの置場が幅800mmもないので、それが手狭にあたるかどうかはぜひシュミレーションを。

ひとつの無駄もないテーブル状のデスクは、フリーアドレスのオフィスに最適!物を置かずに設置すれば、デスクにもミーティングテーブルにも、必要に応じてうまいこと使い分けられます。

それから。
まかないメシのおすそわけを預かるには、それが「まかないメシ」であることを理解してもらう必要もあります。

脚に使われている鉄は、塗装されていません。
屋外で使うわけではないので許容範囲に思えますが、全く錆びないわけではないし、傷もついたり、色も変化したり、加工のあともそのままでやってきます。あくまでざっくりと使う実用デスクなので、気になってしまう人は断念してください。

写真は全て、芦沢さんが5年使っているデスク。
素材感のチェックなど参考にしてみてください。
脚の中央部にななめに入る角材が見当たりませんが、今回は下のスケッチのように補強して販売します。


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加工の跡もそのまま。サビやキズも気にせずにざっくりと使い込む。

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キャビネットのあり・なしで足元の余裕も変わります。


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ここはひとつ戦略的に!

あたりまえの原理として
まとめてつくればコストパフォーマンスは高まる。

そんなこともざっくばらんありのままに反映させるのがいいね、と話し合いました。だから、細かく見積りをとって価格設定しています。想定以上の台数の場合はさらに見積もりします。

まかないメシだからこそ身内に食べてもらうような気分で、できるだけうまい手法をとってお得に近づけるよう対応したい!
海外工場で大量生産という形の価格サービスはできないし、飛ぶように注文が入る、という想定ではない受注生産でスタートする分、極力負担が出ない戦略的なやり方をいっしょに考えてみませんか?

急ぎで1台という場合は‥すいません。
1台分の価格そのままで。それでも4人分のデスクを整えるよりは、お得になるかもしれません。

まとめて発注できるよ!という場合は
台数が多くなるほど1台あたりの単価が落とせます。

自分は1台だけほしいけど
知り合いにも声をかけてみたらほしい人が何人か集まった。
そんな場合はぜひまとめて注文してください。送料だけは、お届け先の数によってそれぞれ負担してもらう必要がありますが、まとめてもらった台数によってデスク自体の単価は落とせます!

もしお急ぎでなければ、予約も受け付けてみようと思います。予約を希望する方が何人か集まれば、集まった台数分の単価でまとめてつくることができますよね。タイミングが読めない点だけOKであれば、気軽に問合せてください。

補足として、黒い天板をご希望の場合には、1台につき+12,600円で制作可能です。こちらもお問合せください。


このまかないシリーズは、みんながよりおいしいごはんにありつけるように、たくさんの方のお知恵を借りてどんどんバージョンアップしていきたいと思っています。

「コストをかなり抑えられるよ」
そんなアイデアや技術をお持ちの方、そんな情報に精通した方がいれば、ぜひ声をかけてください!よりおいしいまかないメシを仕込むためには、みなさんの協力が不可欠です。

このデスクから始める、不定期のまかないシリーズを
これからもどうぞよろしくお願いします!

 
> まかないシリーズ!本棚編


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部材状態から上のように組み立ててもらいます。

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1人で組み立てはじめる芦沢さん。

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大きなデスクは4台並べてみると壮観!