まかないシリーズ!本棚編
商品番号 | tk009900 |
商品名 | ワークマンライン・本棚 |
価格 | <酸洗・塗装なし> |
限定数 | - |
サイズ | W1210mm×D400mm×H1800mm |
素材 | 鉄 |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | お届け先ごとに見積もりいたします |
納期 | 1ヶ月前後 |
備考 | 部材の状態でお届けするため、組立はお客さま自身で行っていただく必要があります。 |
バイヤー | ヤナギサワ |
静かなる感動
理想的なかっこよさだね。
オフィスや自分の家の壁も一面埋め尽くしてしまいたい!
芦沢さんのオフィスにて発見してしまった鉄の本棚。
全員一致で静かにウンウンうなってしまったある日から
前回のデスク同様、本棚も虎視眈々と狙っていました。
実はこれポイントかもしれません。
わーっ!きゃーっ!!うぉーっ!!!ってノリじゃない。
静かにうなって、心の底から納得してしまう感覚。
まかない、ちょーだい!
毎度、心のどこかでおなかを空かせながら赴いてしまう芦沢さんのオフィスは、つくりかた・使い方・見せ方・お金のかけ方、全てが気持ちよく整理整頓されたすてきなまかない品に囲まれていて。まるで、芦沢さんの頭の中をのぞかせてもらっているようです。
いつも発見がある芦沢さんのオフィス。
塗装の跡も味わいになってます。
鉄にはマグネット!デスクから見える場所には娘さんの絵が。
ワクワクの風景
薄くてシャープ
使命以外の小細工なし
極限にシンプルなくせのないカタチ
素材そのものを楽しむことができ
本棚って言葉そのままにストンと落ちてきたような
それ以外に何も主張のない潔いカタチ。
そうして、この潔いカタチが
鉄のもっている存在感や表情みたいなものと
憎いくらいにお互い引き立て合っていて。
鉄の重さ硬さ強さ薄さ切れのよさを曲解することなく
しごくまっとうに利用して保たれる素直なかっこよさ。
過剰なまでの反応は、どこを探してみても納得できる既製品に出会えない現実に尽きる!単純なことを単純に見せ、そして売ることは、何か問題があるのかな?単純なものも複雑化して見せていかなければ、売れないのかな?買わないのかな?
そんな疑問から実際に売ってみたい気持ちもありました。
本棚単体のかっこよさはさることながら、本を詰め込んだ瞬間に、棚はするりと裏方に回って、そこに置かれたモノの楽しい世界がくっきり浮き上がって見えてくるのも、この棚のすてきなところ。
人の本棚を観察するのが大好きで、そのときに感じるワクワク感をさらにあおり立てるような本棚の風景が、まさにこの感じ。棚!って感じの家具の圧迫感より、本盛り沢山!って中味が楽しげに主張してくる印象のほうが強くないですか?詰め込まれたものはにぎやかに遊び、ポツンと置いたものはキリリと引き立ち、そこにはもう棚としてのヤボな主張はありません。
写真の芦沢さんの本棚は、使用期間4年半ほど。
ご本人曰く、いい加減に塗ったという塗料のあとが、ご覧の通りムラになってかえっていい風合い。時間をかけてサビ色が出てきたりと、鉄の表情の変化がザックリとした雰囲気に拍車をかけます。
いろいろな木材や、模型や試作品に文房具、実は本以外のモノもたくさん詰め込まれ。デスクから見える側面にはこっそりと娘さんの描いた絵がマグネットで留められていて。使う人が見えてくるいちばん愉快な家具は、やっぱり本棚だなあ。
でも、だからといって、本に固執せずとも使えることをお忘れなく!
服をたたんで積み重ねたり、照明や植物やオブジェを置いてみたり、店舗什器や家での使用も簡単にイメージできるし、きっとかっこいいにきまってる。ざっくりと荒っぽい使用だってへっちゃらそうなので、仕事の道具をぽんぽんと放りこむにも気が引けない。
求めていた質感や風景は、つまりこういうことでした。
大好きな、本棚のある風景。のぞきたい願望がうずく。
中味が主張してくるワクワク感!無骨な鉄がかっこよき裏方に。
サビが出てきたり。鉄の表情の変化ってすてきだ。
粗っぽく塗るもよし。テープを張るもよし。ざっくりでいこう!
ずっしりと、鉄
とびっきりの重量感!
だって、全ての部材が鉄。
逃れられない素材の現実。
だから、どんなものなのかって実際につくってみました!
といっても、すでに設置場所の見つからない状況にある我々のオフィス‥。新たに借り増しした限られたスペースならば、アクセント的に設置することはできるかも??
そんなわけで、かなり変則的な特注サイズ、しかも「酸洗」ではなく「黒皮」という黒い酸化皮膜のある仕上げで1台オーダー。作業レポート的には支障がないとの判断でいざ決行。
※お届けするのは、あくまで左のスケッチバージョンです。
しかしこの本棚、すばらしいのはたった2種類の部材でできていること。鉄板状の縦板4枚と、折り曲げられた棚板が18枚。あとは金具とブレースを使って組み立てます。
■お届けからスタート
配送の方のお手伝いをして運び入れましたが、鉄って薄くても重い!開梱後に大きな部材を移動するときは手を傷つけないよう軍手があるといいかも。
■塗装 (塗装済購入の場合は必要なし)
作業スペースに敷物をして、ウレタンのクリア塗料を刷毛やローラーを使って塗っていきます。スプレータイプだとさらにお手軽のよう。しっかりと乾かすのがポイントです。一気に塗り上げる場合は広いスペースを確保してから始めてください。ウレタンはサビ止めのために塗りますが、ウレタンと鉄の間からサビが生まれることもあるので、完璧ということではありません。サビも何も気にしない!という場合、塗装なしの判断はお任せします。DIY好きで時間やスペースが確保できる人には醍醐味の塗装ですが、「無理かも」という人は時間と体力の節約に塗装済タイプの購入がおすすめ。自分で塗るよりきれいな可能性は当然高いです。
■組立
ドライバー1本で施工可能!相方にペンチがあると完璧です。1人だとまず無理なので、できれば3人以上で取りかかってください。ついつい感覚だけで組み立てちゃう我々も、途中でうっかりということがありました。棚板+縦板+棚板のサンドイッチを一気に金具で固定するので、抜けのないようご注意を。全てを結合してからだと、人数によってはその重さに立ち上げられないこともありうるので、組立は設置場所の近くで!重さの様子を伺いながら立ち上げタイミングを見計らってください。
むずかしめのパズルにチャレンジするのが楽しいように、組立てにちょこっと手こずる感じが意外とうれしくて、ずっしりとくる鉄の重さにも泣いたり笑ったり。でも、それだけに、組み上がると立派な存在感のある自慢の本棚。
組み立てる=解体できる
引越した次の空間にもバラしてもっていけるし、出番がなければ板状に収納できる。さほど場所を選ばないよいサイズだと思います。
ちなみに、芦沢さんのオフィスにある本棚は、写真の通り天井高に合わせた背高幅広仕様(上のほうのオフィス写真参照)。今回提案する定番サイズは、その本棚の縦5段・横3列をイメージしてください(スケッチ参照)。構造的に、縦板の重なりなく横に連結していくことも可能です。
デスクのときと同様、購入台数に応じてコストパフォーマンスを上げました。一気に壁を埋め尽くしたい人、知り合いとまとめて注文できる人はぜひご活用を。家具屋さんで頼むオーダーの本棚を思えば、1台購入でも十分なメリットがあるはずです。
サイズや仕上げのアレンジができたら‥
と本気で思う方がいれば、まずはご相談を!
できるかぎり対応できるよう検討してみます!
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芦沢さんの「鉄のプラモデル」はこちら。
> 鉄のプラモデル
スケッチ : 今回ご紹介するのはこの規格。サイズや段数の確認を!
写真 : こんなふうに部材で届きます。部材状態でもそこそこの重量。
(写真は特注品のためサイズ・部材の量・仕上げの色が異なります)
棚板の部材 (写真は特注品のため仕上げの色が異なります)
クリアウレタンを刷毛やローラーで塗装してよく乾かします。
(写真は特注品のためサイズ・仕上げの色が異なります)
組み立ては数人で。どの段階で立ち上げるか、重さと相談。
(写真は特注品のためサイズ・仕上げの色が異なります)