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浮かぶ風景

商品番号tk023703
商品名

Floating Vase / RIPPLE

価格

¥1,210(税込)

限定数

サイズ

Φ52mm×H20mm

素材

ポリカーボネート

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

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納期

1週間程度

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。
草花の推奨サイズは直径40mm程度まで、高さ100mm程度まで、茎の太さ2.5mmぐらいです。

バイヤーチバ

風景が立ち上がる

水の上に立ち上がる花。
まるで落ちた瞬間に静止してしまったかのような光景。

写真ではそう見えるのですが、水に一輪浮かべてみると、ゆらゆらと静かに揺れながら、ふわふわ風に押されて、そこに流れているのはなんともゆったりした時間。

今回紹介するのは、花でもなく、水を入れた器でもありません。茎の下の波紋のような透明の部分。ここが商品なのです。

水に浮かべる一輪挿し。

素敵な花器がなくたって、いつものグラスやボールなど、水を張って浮かべるだけで、小粋な一輪挿しに早変わり。

とても簡単。でも、ふだん目にすることがない光景が新鮮です。

静かな水面に立ち上がる花。

ちょっと目にしたことがない光景。

身近な器を花器に変えてくれるプロダクトです。


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小さな風景の奥行き

デザインをしたのは、oodesignの大村卓さん。
男性が?と意外に思うかもしれません。

きっかけは、花束をもらったときに飾る器がなかったこと。
帰って洗面器に浸したものの、はて...となった体験からでした。

確かに、男子の場合は花束をもらうとそうなっちゃいます。

だからでしょうか?
実際に、このプロダクトを手にしてみて思ったのです。これは花をいつも飾っている人だけじゃなくて、これまで花とは無縁だった人にも楽しんでもらえるんじゃないか、と。

そこで、そんな人間の代表として、自分でもちょっと使ってみることにしました。

まずは、手元にあった小ぶりなガラスの器に水を張り、花を一輪浮かべてみます。

ポチョン、とかわいい音を立てて、スッと姿勢良く浮かぶ花。

大げさだけど、この感覚は今まで味わったことがない感じ。
何が一番違うのかと言えば、やっぱり平らな水に花が立ち上がるところです。花器と花という関係ではなくて、透明な面の上に花が立つので、その周りに小さな風景のようなものを感じて、奥行きのある世界が楽しめます。

しかもポチョンと置くだけでできてしまうのが何だか楽しい。

写真にあるグラスのように、口の狭いものでもいいのですが、できるだけ広い器に浮かべるのがお薦めかも。

ガラスでも白い器でも、広くてシンプルなものだと、できあがる風景がより静かに感じられて、良さそうです。


こんなグラスも一輪挿しに。

で、自分でもやってみたくなって、道端の花を。
茎と葉っぱは、もっとあった方が良かったですね...

これは、大村さんが練習用に送ってくれた造花ですが...
花がない草木も素敵です。


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名もない草花

普段の生活のすぐそばに、花がそっと浮かんでいる風景。
その楽しさに気付いてしまうと、さて次はどんな花を浮かべてみようか、なんて急に考えてみたりして。

そこで考えるのは、売っている花じゃなくて、道端に咲いているような、名前も知らない花を浮かべるのも素敵なんじゃないか、なんてこと。

男性にとっては、花屋ってめちゃめちゃ敷居が高いというか、まぁ独りでは立ち入れない場所だし。

それに、花のない植物だって、小さな木が生えた島のようでかわいらしい風景になる予感。

そこでまず手始めに、一番近くに生えていた、小さくて花のないこんもりした草を浮かべてみます。いわゆる雑草ってやつです。名前は...なんでしょう?初めて見る草。

すると...
やっぱり花がなくても絵になるじゃないですか。
なかなかかわいらしいです。

では、改めて花にも挑戦、と思ってブラブラ探してみる。
そう都合よく咲いてないかー、なんて思ったけど春でもないのに意外と咲いているのに、まず驚きました。

中でも驚いたのは、原宿駅の改札から15mぐらいのところにも花を見つけたこと。こんな場所にも?という発見はいつも見慣れた風景に、新しい視点をもらったようで、新鮮な楽しさ。

でも、そうやってブラブラきょろきょろ歩き回って帰ると、摘んだ草花は残念なことにたいがい萎れています。そうか、売っている花って、きれいなだけじゃなくて強い種類なのだと、気付かされたりもして。

逆に、ふだん庭やベランダで草花を育てている人なら、その中から一輪、一枝を、室内に持ってきて浮かべてみるもの、また素敵かもしれません。

サイズの目安は、備考の欄にも書きましたが小さめのものが倒れにくくて安定します。それから、全体のサイズよりも茎の太さがポイントになる気がしますが、細すぎるときには葉を巻いて太くしたり、太すぎるときは削ぐようにしてやると良いみたいです。

まずは、色々浮かべて、試して、楽しんでもらえれば。
広めの器を持っている人なら、いくつか浮かべるもの絵になります。

そして、oodesignのサイトでは、他のプロダクトやプロトタイプも紹介されているので、こちらも是非。

> oodesign オーデザイン


猫じゃらし、案外いい感じ。
ぺんぺん草とかの、リアル雑草でも良さそうです。

これも近所に生えてた多肉っぽいやつ。
やっぱり茎と葉は重要みたい。スッと浮いてた方が絵になります。

いくつか使ってこんな風景を作るのも素敵ですね。

本体はこんな形。すぼんだ部分に茎を通します。