ほしいを、つくる - 2017秋冬 -
商品番号 | tk029703 |
商品名 | 3min. |
価格 | 生地 |
限定数 | SOLD OUT |
サイズ | ■生地の幅 |
素材 | neon、壁:綿100% |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | 型紙のみの注文:¥164(DM便の場合) |
納期 | 1週間程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | チバ |
ナイトクルージングの風景
早くも3シーズン目を迎えた、ソーイングブランド「3min.(スリーミニッツ)」
今回はこれまでになく、ダークなトーンが印象的なテキスタイルが勢ぞろい。
まるでリキュールの効いた焼き菓子みたいに、ほのかに漂う夜の香りがアクセント。味わいにグッと奥行きが生まれているようです。
テーマは「ナイトクルージング」
ファッションブランドspoken words projectらしい、魅力溢れるテキスタイルの数々。それが夜の雰囲気をまとって、着るシーン、使うシーンを、より深く、鮮やかにイメージさせます。
そしてもうひとつの商品、型紙。
誰もが気軽に服作りを楽しめるようにと考え抜いた、シンプルで作りやすい形。そんな方向性を、今回はさらに突き詰めたといいます。
生地と型紙を組み合わせれば、spoken words projectの世界を自分の手で作ることができるのはもちろん。生地だけ、型紙だけでも楽しめる、というのもこれまで通り。
前回までの型紙や生地と組み合わせてみるも、お薦めです。
これまでの生地と型紙はこちらから。
> ほしいを、つくる -2016秋冬-
> ほしいを、つくる -2017春夏-
テーマはあの曲
「ナイトクルージング」というテーマを聞いて、おっと思う人は音楽好きな人かもしれません。
実は前にアトリエを訪ねた時、ちょうどフィッシュマンズのあの曲がかかっていて、なぜかそれが妙に記憶に残っていました。そこでデザイナーの飛田正浩さんに聞いてみると、やはり。
とはいえ、曲からのインスピレーションを形にしたのではないそうで。夕方から夜にかけての風景をテーマに、今回のテキスタイルを作っていく中で、何かピッタリな言葉がないかと思っていた時、このタイトルが頭をよぎったのだといいます。
でも曲を思い浮かべながら、改めてテキスタイルを見てみると、夜の街を漂うように浮遊する感覚や、どこかニュートラルな視点から風景を眺めているような気分が、面白いぐらい合っていることに気づきます。
例えば「neon」は、高いところから街の明かりを眺めているような、奥行きと時間の流れを感じるテキスタイル。
家々にともる明かりをモチーフにしたという「window light」も、家の形ではありながら、図柄としてはミニマルで、どこを見るともなく、ぼんやりと家の連なりを眺めているような雰囲気です。
「night view」は、夕方から深夜にかけて、光と闇が折り重なりながらゆっくりと風景が変わっていくような、時間の流れを感じるテキスタイル。シンプルなストライプの構成ですが、見る場所、切り取る箇所によって、様々な表情を見せてくれます。
「ナイトクルージング」というテーマで、夕方から夜にかけての風景を描いたテキスタイル。5タイプ17色。これまでになく、ダークなトーンが印象的なテキスタイルが勢ぞろい。上から、neon、night view、window light、壁、dark woods(画像クリックで拡大)
night view
夕方から深夜にかけて、光と闇が折り重なりながらゆっくりと風景が変わっていくような、時間の流れを感じるテキスタイル。シンプルなストライプの構成ですが、見る場所、切り取る箇所によって、様々な表情を見せてくれます。薄手で麻の入った柔らかい生地は、服だけでなくバッグなどにも(画像クリックで拡大)
まずは手元に
夕方から深夜にかけて、移りゆく街の風景を描いた今シーズンのテキスタイル。
光の織りなす風景が、ゆっくり流れる時間とともに表情を変え、昼とは違った顔を見せるように、そして時に前景と背景が反転するように。
今回のテキスタイルも、色の濃淡によって、図と地が反転したり、あるいは切り取る部分によって全く違う柄に見えたり。そんな変化が楽しめます。
生地の質感も、さらりと薄手な「neon」や「night view」から、秋冬らしい「window light」や「壁」、そしてしっかりと厚みや凹凸感のある「dark woods」というように、まるで風景が手触りになって表れたような仕上がり。
と同時に、秋冬なのに薄手の生地も入れているのは、初めての人でも縫いやすいように、というデザイナー飛田さんからの心づかいでもあります。
使う上でも、薄くて柄の細かいneonは服から小物まで。厚手のdark woodsなら服はもちろんバッグやインテリアにも。どこにどんな生地を使うかを考えるのも、楽しみのひとつです。
どれもspoken words projectらしさが溢れる、魅力的なテキスタイル。まずは手元に置いてみて、使い方を考えるのはそれから、というのもありだと思います。
window light
家々にともる明かりをモチーフにしたというテキスタイル。家の形ではありながら、図柄としてはミニマルで、どこを見るともなく、ぼんやりと家の連なりを眺めているような雰囲気です。今回の中では中ぐらいの厚みがある生地。麻の入ったキャンバスで、ワンピース、スカート、バッグまで幅広く使えそうです(画像クリックで拡大)
型紙の求道者
そして型紙です。
前回、前々回と見た方は、お気づきかもしれません。
普段は縫い物をしない人でも、気軽に作れるように、シンプルさと作りやすさを追求している、3min.の型紙。
と同時に、ブランドspoken words projectが手がける服として、デザインへのこだわりも犠牲にしないというのが大事なポイント。
それでも1シーズン目に比べて、2シーズン目の前回は、素人から見てもさらに削ぎ落した印象を受けました。
そして迎えた3シーズン目も、その流れは継続。というか、まるで“その道”を極めようとするかのように、削げるものは削ぎ、使う生地の減量も考え抜いたというデザイン。
年齢を問わず着て楽しめる、ということまで考えながら、spoken words projectらしさも失わないように……、という極限の方程式に挑んでいます。
そんな流れから、今回の型紙にはバッグを加え、服よりも気軽に始められるように、という配慮も。
以前から配布してきた、無料でダウンロードできるバッグの型紙もあるので、まずはそれでウォーミングアップをするのもお薦めです。
> 巾着バッグ(フリーダウンロード/PDF)
※必要な生地のサイズ:大 104~110cm幅×70cm、小 104~110cm幅×50cm
クッションカバーなどを作って、部屋を彩ってみるのも楽しいですが、せっかく作るのなら、やっぱり街に連れ出す喜びも。
生地だけでも、型紙だけでも、もちろん両方組み合わせても。さらに前回までの生地や型紙も組み合わせて、自分だけの楽しみ方を見つけてもらえたらうれしいです。
ナイトクルージングのためのワンピース
普段は縫い物をしない人でも、気軽に作れるように、シンプルさと作りやすさを追求。シーズンを重ねるごとにそれを極めていってます。なんとこのサンプルと下のサンプルはすべて手縫いで作っているそう。生地はwindow lightのC(画像クリックで拡大)
ナイトクルージングのためのトップス
そしてシンプルさを極めるだけでなく、年齢を問わず着て楽しめる、ということまで考えているというから脱帽。裾周りのサイズはギャザーの寄せ方で調整できます。生地はneonのB(画像クリックで拡大)
こちらは、巾着バッグ
作り方は下のリンクで無料公開されているので、生地だけ買えば作れます。練習用にお薦めです。
> 巾着バッグの作り方(PDF)
※必要な生地のサイズ:大 104~110cm幅×70cm、小 104~110cm幅×50cm