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伝説になるかどうかはあなた次第

商品番号tk010902
商品名

肉タオル

価格

¥1,944(税込)

限定数

-

サイズ

W900mm×H330mm

素材

綿

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

レターパックで発送
全国一律510円
複数枚ご注文の際はお問い合わせください。

納期

2週間程度

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーmikayama

動機

ある日。
密買東京にこんなメールが送られてきました。
「弊社はデザインやグッズ製作を行っておりますが、この度新製品として『肉タオル』を製作いたしました。もし興味を持っていただけた際には御社でのお取り扱いをご検討いただければ幸いです。それではよろしくお願いします。」
(ほぼ原文そのまま)

謎です。
だからか分かりませんが、添付されていたPDFを開いてしまったんです。それは左記のロゴから始まる資料でした。肉タオルについての説明です。
でも。それを読んでも変な話、何がなんだか分かりませんでした。
肉が好きなデザイナーさんがいて「首に肉をかけている人がいたら面白いんじゃないか」という思いつきでこのタオルが制作された。そう書かれているんです。いや、確かにそのタオルがそこに存在することは分かる。だけど、この動機は何なんだ?と。

ただね。なんか匂いがしたんです。
この文面の向こう側に面白い人がいそうな香しい匂いが。

そこで会いに行ってみたんです。

肉?

霜降りです。

昔の肉屋さんパッケージ

こんなロゴから始まる資料でした


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不思議なバランス感

ある平日の朝に伺いました。まだ残暑が残っていて朝なのに暑い、そんな日です。
案内されたのは古い一軒家でした。「ばあちゃんハウス」と呼ばれている、ボロボロなんだけど、すっごいゆるくてなんかいい雰囲気が漂う、そこが事務所でした。

冷たい麦茶を頂き、それからこの商品の担当の蒔田さん(このタオルの作者。肉好き!)が説明をしてくれました。変な話、すごく普通な女性です。服装が変わっているとか、しゃべり方が変わっているとか、そんなことは一切ない。普通なんです。

ただ、肉の話になると、なぜか目の色が変わるんです。
(食べることはそうでもないのだけど)肉そのものが本当に好きだと。

でもね。ここでデザイナーゆえのバランス感が。
例えば、このタオル。今治の工場でタオルソムリエの蒔田さんの友人に協力してもらって作られているんですが。(なので、品質はすごくいいです。)
その工場の特殊な工法として、写真データを送るとそのまま織り込んで色を表現してタオルを制作してくれるらしいんです。プリントではなく織り込んで。

で、肉の写真を元に実物に忠実なタオルからデフォルメされているものまで4パターン作ってもらったらしいのですが。肉好きの蒔田さんの目的は、肉を肩から下げているように見えるタオルを制作するということなので、一番写真に忠実なものを選ぶのかと思いきや・・・。
「一番忠実なのは、ちょっと気持ち悪かったので却下しました。」と。
他にもいろいろ理由はあったのですが、結果的に一番肉に忠実なものではなく、だけどリアルさも追求した上で、上記の4パターンの中から3番目。微妙に忠実なタオルを選んだんです。

だからかどうか分かりませんが、このタオル。見てすぐに肉!と分かるわけではありません。近くではなく、遠くから見たときに「これ肉!?」と分かるぐらいの仕上がりになっています。

ここに、ちょっとかわいい肉屋っぽい包装を行って完成!というわけです。


「ばあちゃんハウス」

ちなみにこちらは在庫の山


dot_line.gif

伝説の予感

僕がこのタオルについて理解しているのは、おかしな景色を想像してしまった人がいて、その人が熱い想いと、デザイナーゆえのバランス感を持って、実は生活の中で使っていくにあたり違和感がなくて、品質が良く、パッケージもかわいくて笑えるから贈り物としても活躍しそうなタオルを作った、それだけです。
ここまでツラツラと書いてしまったことからも分かるとおり、今でもなんかこのタオルが得体の知れない部分があったりして不思議だったりもするんです。

ただね。
このプロダクトについて、僕はあるアートプロジェクトのようにとらえると合点がいったりもして。
要は、意外に使える肉っぽいタオルを作ることで、これを使ってくれる人が増える。そうすると海とかフェスとか人が集まる場所で肉タオルをかけている人に出会う。「あ。肉好きなんですか?」こんな会話を発端としたコミュニケーションが生まれる。ハッピー!!

純粋な想いから生まれたプロダクトが、一つのコミュニティー作るきっかけになったら結構ステキだと思うんです。あんまり事例が無いと思うし。で、僕は意外に可能性がある気がしてるんです。普通に肉好きな人多いから。もちろん食べるって意味でね。

それで実現するのは「肉を肩からかけている人が世の中を闊歩する世界」!

伝説になりそうな匂いしましたか?
あとは、これを読んでいただいたあなた次第です。不思議なタオル蔓延したらいいですね。笑


この商品を企画した株式会社NNについて詳しくはこちらをご覧ください。
>株式会社NN

株式会社NNが企画した「立体手袋」もご覧ください
> 「富士山、あらわる」


猪木じゃありません

色は編みこんで表現しています

だからタオルの裏側も不規則な感じ