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うねるカバン

商品番号tk013900
商品名

SKIN ショルダー(黒/白)
SKIN ショルダーふた付(黒/白)

価格

SKINショルダー(黒/白) :
 ¥47,300(税込)
SKINショルダーふた付(黒/白) :
 ¥36,300(税込)

限定数

サイズ

SKINショルダー(黒/白)
W480mm×H350mm×D150mm handle 60-100mm
SKINショルダーふた付(黒/白)
W360mm×H290mm×D90mm handle 60-100mm
※上記は加工前のサイズです、シワ加工後は1点ずつサイズが異なります

素材

黒:馬革タンニンなめし
白:牛革クロームなめし

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

無料

納期

約2ヶ月

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。
シワ加工後は1点ずつサイズが異なります。

バイヤーヤナギサワ

なるか?超定番

密買東京ではすでにおなじみ
カバン作家カガリユウスケ氏。
カガリさんのカバンは、以前にも紹介していましたが
一部の型は残念ながら販売終了になってしまいました。

> このバック繊細かつ獰猛につき

カガリさんのよいところは
一箇所に留まらず、常に循環していくところ。
となれば、取り扱うカバンのかたちだって
日々更新されていくのが常なるもの。

理由は、たゆまぬ実験の成果、お客さんの反応
あとは改善、刷新、なるほどの思いつき
そのときどき気分の問題も少々?

つまり、ビビッときたときにハイッて挙手できるかどうか
こちら側にも瞬時の決断力が試されるってこと。

経験からくる裏づけと同時に
ノリってやつもこよなく愛する人なので
便乗や盛り上がりはわかりやすく表明していかないと
いつまた出会えるカバンかわかりません。

さて、販売終了したショルダーバッグの代わりをいつか‥と
カガリさんには秘密で、虎視眈々と狙っていたところ
ある日ふと目にしたのが今回のカバンです。

形はシンプル、でもやっぱりどこか異様で変態!
100%褒め言葉のつもりですから、誤解なきよう。
前述の通り、全く保証はできないけれど
定番中の定番になってくれる予感がしています。

もはや、カバンですらない?

SKIN ショルダー(黒)

SKIN ショルダー(白)

SKIN ショルダーふた付(黒)

SKIN ショルダーふた付(白)


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狂気、その種類

カガリ作品には、2つのシリーズ「WALL」と「SKIN」があります。
どちらも、カバンという概念をぶち壊してくれる
ほかでは目にしたことがない興味深い仕上げで。

黒と白のモノトーンが、その表情をさらに際立たせるのか
静けさのなか狂気感じる世界観に
気分よく先制パンチを喰らった覚えがあります。

「WALL」は名前の通り、革が壁化しちゃうシリーズ!
はて、この子は何を言っちゃってるのかと。
その意味はこちらを見てもらえれば、おわかりいただけます。

> 外壁を携えて

そしてこのうねり、つまりシワ加工が施された革のシリーズは
「SKIN」と名付けられ、もとは黒い革だけで展開していました。
SKINの白革が登場したのには、密買がからむ誕生秘話があり
その詳細はこちらで確認していただくとして‥

> リペア魂 × Dr. カガリ

結果として、シワ加工された白革が
「ちょっとした気持ち悪さもありつつ、なんだかすごくかっこいい」
危うい3人の偏った判断基準により、意見一致した瞬間でした。

そもそも、SKINシリーズに使用されている白革と黒革は
色だけでなく、革自体もなめし方も違うものだから
厚さや硬さ感触、革表面の質感に至るまでまるで違う。
黒革と比較して、厚く、硬く、密な印象のある白革は
シワ加工を施すのに黒革以上の熱量が必要になりました。

革が違う、感触も違う、加工に必要な熱量も違う、とくれば
完成したカバンは、うねりのニュアンスも現実的な使用感も
それぞれ相反する魅力があって、好みが大きく分かれそう。

黒は、エレガントに携える狂気!といった印象。
いわゆる想定範囲内のカバンのかたさ、感触、しなやかさで
体にもすんなり馴染んでくれるうれしさがあります。
うねりにも、やわらかなニュアンスが感じ取られ
光を見方につけると、艶めきある陰影で一層大人びた雰囲気に。
加工や使用を通じて、変色の影響が少ないのも特徴です。

白は、言わば、剥き出しの狂気!
悔しいかな飼いならすことができない
やんちゃでかわいいペットみたいな存在。
切れ味鋭いうねり部分は特に、熱で圧縮され硬化しているので
頑なに身を縮めたまま、へこたれる気配すらありません。
そんなわけで体にフィットなんて、はなっから狙わず
お互いを尊重しながら付き合っていくのが、仲良くするコツ。

白は、シワ加工の際、グレーに変色する部分があったり
経年的に、色落ちや汚れやキズが味になりやすいので
ダイナミックに変化を楽しむには、もってこいです。


内側だって剥き出しの革のまま。どこまでもうねりと遊ぶ!

白と比べると、やわらさかさが特徴の黒い革。

グチャっと丸めた紙のよう。細かな模様も偶然のお楽しみ。

白はシルバーのバックル、黒にはマットな黒のバックル


dot_line.gif

心ごと預けて!

ただ、ただですよ
この写真すら手がかりにならないかも!ほんとうに!

新たに創造された生物みたいに、革を這ううねりは
熱を加えられた革がおこす変化によって確立されたもの。
どんな形に変化するかは、保証なんてひとつもなくて
その都度の偶然に頼るしかない。これがお楽しみ!

お願いするカバンの運命、心の預け先は
カガリさんのようでいて、カガリさんではないような。

とはいえ、そこは何度となくシワ実験を重ねてきたカガリさん。
シワきつめを希望!とか、はしっこにちょろっとでお願いとか
ダメモトも含めて、メッセージを添えてもらえれば
コントロールのできる範囲で期待に応えたい、と
新しいうねりの創作に余念がありません。

シワ以外のアレンジは、むしろコントロールが利くので
物理的に可能であれば、もちろん対応してくれます。
こちらもご要望があればお知らせください。

使う人と同じ気持ちで、制作を楽しんでくれそうな雰囲気は
サービス精神溢れる写真からも、うまく伝わるとうれしいです。


ここから先は注意事項&カガリさんからの質問。

・シワ加工は全て違うものになるので
おそらく、いや確実に、写真と同じカバンは届きません。
カガリさん自身も予期できない偶然の賜物なので
やはり、心ごと預ける気分でよろしくお願いします。

・マグネットの付け方など
一部の仕様はそのカバンに合わせて作っているので
写真のものとは違う場合があります。

・斜め掛けにしたときどちらの肩に掛けますか?
ハンドル(バックル)の仕様を変えておつくりします。
→右肩から左脇へ
→左肩から右脇へ


とびきり怪しい魅力を放ち出す
このうねりに心がうずうずしてきたら
決意表明はぜひいまのうちに!

 
密買東京で紹介しているその他のカガリユウスケの作品はこちら。
> 都市型迷彩2017
> 発光する壁
> 壁をまとう
> 導かれた立体
> まさかの巻きもの
> 視覚交換作戦
> 外壁を携えて - 100年の壁 -
> 長い旅 - 100年の壁 -


うねりながら

カガリ氏登場!

脳みそを思わせるシワマジック

1ヶ月ほど使用。経年変化でさらに怪しいテイストが出てきました。