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やわらかな金属

商品番号tk022800
商品名

すずがみ (かざはな/さみだれ/あられ)
ころ

価格

すずがみ
110mm角 : ¥2,160(税込)
130mm角 : ¥2,700(税込)
180mm角 : ¥5,400(税込)
240mm角 : ¥9,504(税込)
ころ
180mm : ¥1,080(税込)
280mm : ¥1,458(税込)

限定数

サイズ

すずがみ : 110/130/180/240mm角
ころ : 180/280mm

素材

すずがみ : 錫(圧延)
ころ : 天然木(ラミン)

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

82円(メール便でポストへお届けの場合)
宅急便の場合はこちら >

納期

1ヶ月程度

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。
写真は全て「すずがみ130mm角」と「ころ180mm」を使用しています。

バイヤーヤナギサワ

初めての感触

ほんとうに、びっくりしました。

そこそこ厚みのある板状の金属が
角っこをつまんで水平に持っているだけで
自重でうっすら曲がってしまうなんて!

今度は意図的に力を加えてみます。
思いのままぐにゃり、コシのあるしなやかさとでも言うのか
初めて体験する不思議な感触でした。

にわかには信じがたい目の前の現象!

実はこのやわらかさ、マジックでも何でもなく
純度100%のスズの特性なんだそうです。

考えてみれば、スズってあまり身近な素材ではないし
一般的には他の金属と混ぜて硬さを出すことが多いので
100%で使われること自体が少ないらしく。

だから、この感触を初体験する人は
わたし以外にもきっと多いんじゃなかろうかと。

ということで、こちらスズの紙、その名も「すずがみ」。
用途が規定されていないシンプルな金属板は
自分で自由に形づくって、思うままに使ってもらえます。

たとえば、写真のように食器で使うとしたら
載せるものやシチュエーションに合わせて
形や光を変えられる器って、すごく魅力的じゃないですか!

ひとつひとつ、器のかたちを変えて

アクセサリートレイに

角っこを折り曲げれば、箸置きも兼ねられる

くるりと丸めてこんな使い方も!

つまんだところが自重で曲がるほどのやわらかさ


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金槌で叩くブランド

唐突ですが、りんってなんのことだか分かりますか。
木の棒でちーんと打ち鳴らすお椀のような仏具
小さな座布団に載せられた、あれのことです。

すずがみは、寺院用のりんを専門に製造している
富山県高岡市のシマタニ昇龍工房で生まれました。
左が、りん製作真っ最中のシマタニさん。

なんと、あのお椀状のりんは
金槌で叩く作業によって、板から形を絞り上げ
丸みを整え、音の調律までしてしまうという
金槌の高度な技術がぎゅっと詰まった製品なんです。

そんなホンモノのりんをつくれるりん職人は
いまや全国でも10人に満たないそうですが
そのうち3人がいるという‥なんだかすごい工房で。

一口に叩くといっても、叩く相手のサイズや作業の目的は様々。
だから、作業場の壁を陣取る道具棚には
ご覧の通り、こんなに必要かってくらいの金槌が並んでいて
わたしたちが思い浮かべる形とはかけ離れた
不思議な形をした金槌のほうが多いくらい。

すずがみからスタートを切った新ブランド「syouryu」は
「金槌で叩く」がコンセプトというから、なんとも新鮮!
金槌で叩く技術から生まれる新しいアイテムを
今後もつくり続けていくというので、目が離せません。 

> syouryu


りんを制作するシマタニさん

ずらりと並ぶたくさんの金槌

すずがみを叩き始めます

鎚目がびっしり!


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本当のマジック

選ばれし3種の金槌から、叩きの跡が模様となって
細かな光と影が目にも楽しいすずがみの装飾。

日本の美しい気象現象に見立てられた3つの模様は
こんなふうに説明されています(写真上から順に)。

「かざはな」
雲の少ない晴れた日に舞う雪
その雪が積もった様な鎚目

「さみだれ」
陰暦五月に降る長雨
その雨跡が残った様な鎚目

「あられ」
音をたてて降る氷の粒
その粒を打ち付けた様な鎚目

しんと心を静まり返らせたら
気象の音や映像、職人さんの叩きに向き合った時間が
どこからともなくよみがえってきそうな表情です。


そうして、思いがけず得た情報は
金槌で叩くことに秘められた本当のマジック!

純度100%のスズがやわらかいとはいえ
曲げ延ばしを何度も重ねていると、金属疲労は避けられず
疲労のたまった箇所はやがてピキピキと断裂するはめに。

ところが、すずがみのすごいところは
曲げ延ばしによる劣化が軽減されていること。

通常のスズの板と違って、5ミリ程の厚さから圧延を繰り返し
職人の技術で、リズミカルに金槌で叩くことによって
なんと、スズの結晶構造にまで変化が起きているようなんです!

あくまでも勝手な想像ですが
分子が押し潰されて、ご近所さんと交わり手を繋ぎ重なり合って
全体として結束が強くなっちゃった?みたいなことが
スズの板の中で起きているんじゃないでしょうか。

叩き跡のひとつひとつが、装飾以上の意味をもって
結果、長くやわらかく、変化する形を楽しませてくれるとは
叩きの持つ力って、想像以上に偉大なんですね。


模様によって金槌の種類や大きさが違います

かざはな  雲の少ない晴れた日に舞う雪

さみだれ  陰暦五月に降る長雨

あられ  音をたてて降る氷の粒


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自分でつくる形

思い通り、自由に形づくれる心地よさは
スプーン曲げができたらきっとこんな感じと
想像していたものに近い、やみつきの感触です。

曲げては延ばし、形を変えてはまた延ばし。
すずがみの劣化をできるだけ遠ざけ長持ちさせるには
柔らかなカーブを描いて曲げるのがポイント。

折り紙のようにパタンと折ると金属疲労が加速してしまい
曲げるときにミシミシ言い始めたら、悲鳴を上げている証拠です。

曲げた後は、平らなテーブルの上に載せて
滑らかな棒状のものでころころと押し転がせば、元通りの形に。
そこで、専用につくられた棒「ころ」の登場です。

「すずがみ」を鉛筆とすれば、「ころ」は消しゴムのような存在。
鉛筆でいろいろ書いて、直したいときは消しゴムを使うように
ころを縦・横・裏・表と転がせば、すずがみが平らに戻ります。
もちろん、ラップの硬い芯なんかでも代用できちゃいます。

曲げて延ばしての自由度は、スタッキングにも大活躍。
何枚持っていようとも、平らにすればかさばらず保管でき
出番がきたら、いかようにも立体的にアレンジ可能です。

CDケースくらいの手のひらサイズなので
パーティーやケータリングの銘々皿にもちょうどいい感じ!
それぞれに思い思いの形を創作しておけば
どれが自分のお皿かって、目印にもなっちゃいます。

特性を活かした新しい使い方と、まだ見ぬ形を
たくさん発見できそうな奥の深い道具です。


<メンテナンス>

・使用後は柔らかい布かスポンジを使い、台所用洗剤(中性)で洗ってください
・表面を元の光沢ある表情に戻したい場合は、市販の金属磨きや歯磨き粉、重曹等で磨いてください


<使用上の注意>

・火にかけないでください
・電子レンジでは使用できません
・冷凍庫に入れないでください


思いのまま、簡単に曲がります

ころを押し転がして平らに戻します

平らにすればかさばらず、出番のときは折り曲げて

パッケージはシンプルに