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日陰をつくる

商品番号tk017000
商品名

かみの日傘

価格

無地 : ¥20,520(税込)
麻の葉の柄入り : ¥23,760(税込)

限定数

サイズ

閉じたとき : φ55mm×730mm
開いたとき : φ880mm×730mm

素材

紙布・ウォールナット(持ち手)

支払方法

銀行振込・クレジットカード決済(PayPal)

送料

無料

納期

約1週間

備考

この商品は返品不可とさせていただきます。
写真の色は実物と異なる場合があります。

バイヤーヤナギサワ

救世主、登場

★在庫限りの販売になります★

あれこれ気になる装飾は見当たりません

要素が少なくて、使われているパーツもいやらしさなし

質感はちゃんとあるのに、やぼったくなくて

かといって、おしゃれに走り過ぎてもいない

これこれ!とうとう見つけた、基本にしたい日傘!
わたしの最初の日陰は、これくらいがちょうどいい。

雨傘と違って、日傘は必然性に乏しいせいか
さす人のイメージってものが、偏っているせいなのか
さすのにも、ちょっとした勇気が必要でした。
柄にもない、なんて言われてしまいそうで。

実際、百貨店などで売られている日傘を見回すと
わたしにとっては、たしかに柄にもない‥感じ。

心くじけないためにも、まずはドシンプルに。
夏を楽しむ道具としても使ってみたかったので
長く大切に扱えそうな、質のよいものがベスト。

そろそろ、限界に近付いてきた日本の暑さに
今年あたり妥協も必要か?などと思い始めていたところ
ギリギリセーフの救世主の登場で
わたしの日陰は、どうにか確保されたようです。

しっくりと手になじむ持ち手は、ウォールナット。

金具やボタンの要素を省くため、ヒモ状になりました。

先端まですっきり。


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紙の可能性

出会いは、去年の夏の終わりごろ
「手仕事直売所」という催事でのこと。

たくさんのブース、たくさんの商品のなか
ちょこんと端に置かれたこの日傘を見かけました。

おっと思って触れてみて、開いたり閉じたり
手応えを感じながら、他のブースも回っているうちに
うっかりそのまま帰ってきてしまったのです。

偶然にも、あとになって知ったのは
密買でも紹介している「こわっか」のデザイナー
小野里奈さんが、この日傘に関わられていたこと。

誕生のきっかけは、「かみみの」というプロジェクト。
日本の紙の一大産地として知られる、岐阜県の美濃から
地元メーカーと、各社に対応したデザイナーが組んで
現代の暮らしに合った紙の道具を発信する試みです。

小野さんが組まれた林工芸は、照明などを主軸に
新しい商品への取り組みにも積極的なメーカー。
ならば、もともと番傘などの和傘を生産していたこの地から
和紙ではなく、紙布を使った新しい傘を提案しよう、と。

そうして完成したのが、この「かみの日傘」
驚いたことに、紙布でできています!

紙布って、初めて聞く言葉だったのですが
短冊状に切った紙をこより、細い糸状にしてから
布と同じように、縦横に織り上げられたものだそうです。

触れてみると、ツルツルではなくからっとした手触りで
間近で見ると、目の細かいガーゼのような質感です。

ちなみに、晴雨兼用とはいきませんが
撥水加工とUVカットは施されていれて
思いのほか軽く、丈夫なつくりになっています。

基本中の基本とも言える、生成りの「無地」のほかに
無地にシルク印刷を施した伝統的和柄「麻の葉」の2種類。
「麻の葉」は光を受けると、より鮮明に柄が浮き上がります。


「かみみの」の活動は、こちらから。
> かみみの

デザイナーの小野さんのホームページも。
> rinao design

小野さんがデザインされた「こわっか」もぜひ!
> つかまって!


まさか、紙布でつくられていたとは!

内側から見上げるとこんな感じ。

麻の葉という和柄。紙布は目の細かいガーゼのよう。


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全ての人に日陰を!

わたしが、最初の1本として理想にしていたもの。

それが一体なにを意味するのかは
あるときから、自分でもはっきりと気付いてました。

男の人が恥ずかしくなくさせる日傘!これだ!

実際、ここ最近の気候の変化
日傘文化にハードルを設けている場合ではないんです。
誰だって、夏の日陰が恋しくて仕方ないはずです。

だからといって、せっかくの粋な日傘
雨傘仕様の味気ないものではなくて
目に美しく、軽やかで本格的なものがいいなあ。

その第一歩を、踏み切れなかった人たちと
少しでも心を分かち合える基本の日傘に
出会えたような気がしています。

何より、パーカーやデニムのカジュアルなスタイルにも
上品な服装や、仕事着、着物や浴衣に至るまで
性別や年齢、ファッションを問わない合わせやすさが
すごくうれしいじゃないですか。

生成りの紙布は、夏の光や緑との相性もよくて
ギラギラの暑さに、涼しげな風景も添えてくれます。

デニムに、浴衣に、雪駄にとくれば
男性も一緒に、粋な日傘文化を発信してみませんか?


カジュアルな服装でも、違和感なし!

男性代表として、密買mikayama氏も挑戦。悪くないですよね?

畳んで置いておいても、軽やかで涼しげ。

やわらかく光を遮ってくれます。