等身大の雪駄
商品番号 | tk027202 |
商品名 | mip-11 |
価格 | mip-11:¥41,040(税込) |
限定数 | - |
サイズ | 1:23.0~23.5cm相当(女性用) |
素材 | mip-11:底:牛革、他:鹿革 |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード決済(PayPal) |
送料 | |
納期 | 2週間程度 |
備考 | この商品は返品不可とさせていただきます。 |
バイヤー | mikayama |
工業製品と手工業品
そんなときにエンダースキーマ展示会でなぜか雪駄見つけてしまって。しかもオマージュライン。いつもはスニーカーオマージュしている、あのお馴染みラインなのですが、なぜか雪駄。ランドセルもそうですけど、柏崎さんが外して作ってくるものに妙に共感を覚えることが多くて。今回もまんまとやられた雪駄とうちわの紹介です。
さて、そもそも論ですがオマージュラインって、スニーカーを革靴の製法で作るシリーズじゃないの?という話ですが、もちろんそれも引き続き続いています。前作は10作目記念でエアジョーダンだったし、次回作もいい感じの控えているし。(これはまだ言えない。)
ただ、柏崎さんに聞くとそもそもは工業製品を手工業品で作ってみようよ。がコンセプトで、その第一作としてスニーカーを取り扱ったら、それが有名になりすぎて。当然、期待にこたえる形で続けてきたんだけど、10作超えたしちょっと視点ずらしてみようよ。で、今作になっていたりします。
そしてもう一つの疑問。雪駄は手工業品じゃないの?
昔はずっと手工業だったのですが現在は多くの雪駄が違います。柏崎さんは雪駄風のサンダルと表現してましたが、底と足に当たる面を圧着してくっつけて、鼻緒をくっつけて、という手法で。価格も海外の製品だと1000円前後まで値段として下がってきていて、結果的に昔からの雪駄屋さんは仕事減ってきて、、というのが現在の大枠のストーリーです。
じゃあ、大量生産のの雪駄と昔ながらの雪駄は何が違うの?という話ですが、底を縫い合わせているので、取り外し可能で結果的に底を交換することができたり、鼻緒を変えたり、調整して履き心地よくできたり。カスタマイズしながら長く履くことが可能です。
軽やかな本物
こんな風に書くと、よくある古き良き技術を現代に残そうよ、モノを長く使おうよ、みたいな話になってしまうのですが、、あまりそういうこと書きたくなくて。。
柏崎さんも割とそういうキャラクターだと思っているのですが、もう少し等身大なんですよね。そんなに大きなものは背負っていない。せっかくエンダースキーマだし革で作るんだから長く使えた方がよくない?経年で変化して愛着でてくるし。でも飽きることもあるだろうから、カスタマイズできた方がよくない?みたいな。前も書きましたけどすごく軽やかに雪駄に関して取り組んでいたりします。
でも、当然技術は本物の浅草の江戸職人さんに今回も作ってもらっていて。(いつもは百貨店の着物売場とかで売るような雪駄を作っている職人さんです。)また最近の若い奴はこんなのが好きなのか?とかブーブー言われながら本作ができていたりします。
夏、楽しんでください
あ。そうだ。大事なこと。
今回のこの雪駄。秀逸なほどに履き心地いいです。底は牛革なのですが、それ以外の部分は鹿革で作られていて。鹿革がすごく柔らかいので、従来の雪駄なイメージより、ずっと履き心地いいです。鼻緒も含めて。何と比べてるんだ?という話ですが、ビーチサンダルとかと比べると雲泥の差。本当に柔らかい。多分、鼻緒のずれとかあっても、全然問題ないほど。
あと、汗染みとかすぐ付くんじゃないの?という話。これはある程度はつきます。一応鹿革部分は全て防水加工しているので、素上げの革のようにすぐにシミがというわけではないですが、ある程度はやっぱりつきます。でも、それと同時に日焼けもするし、足形に底部分が沈んできたり、馴染んでくるので、そこまで気にならないんじゃないかと思っています。
まあ、革なので。楽しく育てていってもらえればと思います。
あと、うちわ!こちらは思い出が残るうちわです。うちわも割と使い捨て文化のものなのですが、意外にそういうものこそ記憶が宿ったりするので、長年使えるうちわ作ってみました、とのこと。こちらはいつもの牛のヌメ革使っていて、日に焼けてすぐに濃い茶色に変化していったりすると思います。まあ、そんな感じを楽しんで使ってもらえれば。
いやあ、それにしても夏ですよ。今年はなんか暑くなりそうな予感。楽しんで過ごしてください。
密買東京では他にエンダースキーマの下記の商品を扱っています。
> 軽やかなバランス感
> 異常なランドセル
エンダースキーマについて詳しくは下記をご覧ください。
> HenderScheme